uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

夕張ツーリング

要旨

「ちょっとチャリで昼飯食いに行ってくる」
「どこへ?」
「夕張」
そんな頭の悪い会話が可能となった昨今。先週は台風接近による悪天のため何もできなかったので、満を持して決行する。

計画

最短距離をピストンする。南幌・栗山経由道道3号。

行程

07:00 自宅発

峠越えなのである。正確に言えば片峠登りだ。序盤はペースを落としてゆっくり走る。
まだ秋の匂いはしていないが、空気がひんやりして走りやすく、トンボがスイスイ飛んでいる。雲がどんよりしているのは気になったが、雨に降られることはなかった。

08:10 野幌PA


道央道下り線野幌PAで休憩。歩行者は脇にある狭い道路からPAに入れる。セイコマで水を補給し、トイレに行っておく。
だらだら過ごしていたら30分近く経ってしまった。

09:42 栗山公園前


栗山公園前セブンイレブンで軽く補給。
最近栗山をよく通る。位置的にどうしても経由する土地ってあるからなあ。道道3号を使うなら通らざるをえない。
前回通ったときに登った夕張岳だが、台風の影響で登山口に続く林道が一部崩壊。さらに登山口は土石流でめちゃめちゃな状況になったそうだ。おそらく、少なくとも今年はもう無理だと思われる。その前に登っておいたのは運がよかった。
登山道の荒廃が心配だ。あと人が入らないとクマがテリトリー広げそう。

10:01 ゆる看板


栗山農協のゆる看板を発見。
イwケwメwンw

11:00 夕張峠頂上付近


道道3号に合流したあたりから気づかない程度の勾配で登りが始まっているが、道道終点の手前6〜7キロから傾斜がきつくなり始める。以前はもっとひどい峠道だったのだが、数度にわたる線形改良工事でかなりゆるやかで走りやすい道になった。とはいえ獲得標高は同じなわけで、厳しい坂であることに変わりはない。きつい区間は平均5%が2.5キロ弱。最大勾配で8%ほど。つ…つらい…w なにがつらいって、あとどれだけ登れば終わるのかわからないのがつらいw 永遠とも思える延々とした登り。ギア比を落として時速10キロ前後でゆるゆる進むが、いくら登っても先が見えない。カーブを数回曲がったところで一息つくことにした。
ところが10分ほど休憩して再出発したら、びっくりしたね。休憩地点のカーブを曲がるとすぐに平坦になりやがんの。あと100メートルくらいだったんじゃん…思わず笑ってしまった。これは登りきった、と言ってしまってもあながち誇大表現ではあるまい。そういうことにしておこうw

11:30 のんきや



夕張で昼飯食って帰る、が今日のテーマである。夕張といえば真っ先に思いつくのは有名ラーメン店のんきや。中心部を抜けて岩見沢方面寄り、ホテルシューパロの裏手にある小さな店だ。この日は自転車で来たので、ホテルシューパロを過ぎて路地に入るとすぐに見つかった。車だとかなり狭い道をぐるぐる探し回ることになると思われ、土地勘のない人は適当なところに車を駐めて徒歩で探した方がいい。
こういう店はタイミングによって、特にメディアに紹介されたりすると馬鹿みたいに混雑することがあるのだが、すいていたのも幸運にめぐまれた。本当は開店前に到着しようと考えていて、30分ほど遅れたので多少焦っていたのだが、杞憂だった。
カウンター6席しかない店は、直で厨房。目の前でおばちゃんが調理してくれる。トップメニューのしおを注文。これが…かなりうまい。
スープはあっさりしていて、化調とのバランスがいい。シンプルだが滋味深い味だ。麺は西山の加水率高めもちもち系ちぢれ麺。スープによくからむ。具材がまた、シンプルながらツボを押さえたといいましょうか。麩、ほうれん草、なるとがいい味を出している。メンマは細切りのものがたっぷりと。チャーシューは固いももチャーシューで、3枚入り。
まさしく昔ながらのうまいラーメンですな。店構えや雰囲気などと合わせて、夕張の無形文化財として保護していただきたい。…ただ、建て替え前の店舗写真にはかなわんですがね。先代のラーメン食ってみたかった。
おいしゅうございました。

11:55 キネマ街道




さて、昼飯を食ったから帰ろうw
夕張市街を多少流しつつ帰途につく。夕張は映画祭を開催するなど、映画の街として売り出している。市街にはいたるところに名画の看板がかけられていて、いい雰囲気を醸成している。以前のようにいかにも採算性の悪いハコモノを作っては全道にCMを流す放漫経営ではなく、市全体で地道に盛り上げようという意気込みが感じられ、たいへんよろしい。

12:06 夕張駅


何度か目の前を通り過ぎてやっとこれが夕張駅だと気づいた。どうみても観光案内所だw マウントレースイの敷地内といってもいい立地。マウントレースイ施設の無駄な立派さは放漫経営時代の名残りを感じさせる。ばーりばり夕張。
ホント、これで市長選に羽柴秀吉なんか当選してたら道民みんな見放したぜ。

13:21 ゆる看板 裏側


逆から見たゆる看板。
カッコヨスww

15:11 なんぽろ温泉ハート&ハート


ここまで110kmを走破。さすがに疲れているのでちょっと休んで行く。
何度か来ている施設で、札幌至近にありお手軽である。江別から南幌・栗山へ抜ける最短ルートきらら街道の途上にあるのでよく前を通るし。
ナトリウム-塩化物強塩泉。コーヒー色。温泉表示によると源泉高温のため加水、適温に保つため加温、と矛盾することが書いてある。HPによると源泉掛け流しともある。わけわからん。表示がはっきりしない施設の言うことは頭から信用しないほうがいい。露天はいちおう掛け流し「風」ではあった。
内湯は本館大浴場と新館のサウナ・ラドン泉にわかれ、長大な回廊でつながっており、新館側に露天がある。大浴場を回廊に出てすぐある小さな檜風呂を露天だと思う人が多いらしく、本当の露天までたどりつくのはごく少数。かなりの時間、占有してのんびり漬かっていた。欠陥構造ですな。後から新館と露天を継ぎ足したようなので無理が出たのだろう。


入浴後、併設レストランで軽くメシ。今日は妙に腹が減る。何食めだっけ…コンビニで軽く補給食をとったのも計算に入れると4食めか。摂取カロリー分は確実に消費しているので、このくらい食っても問題ないはずではあるが。
ここのレストランはキャベツ天丼が名物。食いきれないほどではないが結構なボリュームで、しかも油が重たいので避けたい。というか、一度食ったことがあるが、はっきり言って俺の口には合わなかった。別のメニューを、ということで温泉価格に悩みながらも豚キムチ丼を選択。
豚キムチというよりも、中華とろみ野菜炒め丼のキムチトッピング。南幌キャベツをたっぷり使っていて、なかなかうまい。温泉施設の食事としては上々。一般価格より高め設定のメニューの中では常識的な値段だったし、量も問題ない。
おいしゅうございました。

休憩所でメシを食いながら、斎藤と田中の先発試合中継を見る。フジテレビっぽかったので全国中継らしい。まあ誰が見たって実力差ありすぎな二人。しかも公は現在チーム状態暗黒時代に突入中。初めから結果は見えている。しかしフジもなあ。普段なら見向きもしないパの試合、斎藤vs田中だから急遽中継ですか。馬鹿じゃねえの。解説エモやんって、その人選どこから出てきたのか。さらに9回2アウトでCM入れる始末ですよ。あきれてものが言えん。

18:45 自宅着

なんだかんだ言いつつすっかりくつろいで、2時間ほど長居してから出発。リフレッシュしたのでラスト22キロを適当に流し、買い物等したのちに帰宅。もう1食買ってきちゃった。こんなに食う日はめずらしい。
長距離と峠に注力したので立ち寄りは少なかったが、わりと充実した1日だった。
くつろぎながら、次週の連休のプランをなんとなくレベルで考え始める。あ、御主人様、下僕その本が入り用になったのですが…
「これは渡さぬ」

まとめ

走行ルート

走行距離 132.86km
走行時間 07:10:20
累積標高 1032m

入浴費 700
食費 600+730
飲物等 98+98+150+150+78+78+103

合計費用 \2,785-

反省点

・石炭の歴史村の裏山に滝を見に行く予定だったのだが、峠越えで力尽きてしまった。

感想等

・栗山を過ぎたあたりから大量のクスサンが道端にバタバタ落ちていた。今年も大量発生しているらしい。一回踏んじゃって「プチッ」って音が…うへえ…
・ハンドル位置を変えたので、尻にかかる体重が増えて今度は尻が痛い。どうしろと。
疲労のピークを越えるとふっと体が軽くなることあるけど、あれ何なんすかね。