uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

豊平峡ツーリング

要旨

まただ。また土日雨だ。誰だ雨男は。俺だ。正直すまんかった。
というわけで先週は何もできなかった。今週はちょいロングで行きたいところだが、出張があったりして疲れている。軽めに流す。

計画

紅葉は終わりっぽいが、豊平峡の様子を見に行く。
豊平峡温泉がすいていたら帰りにカレーを食う。

行程

11:30 自宅発

今シーズンはこの週を入れてあと6回。本当に毎週末雨が降るので、どこまで行けるかわからないが、最低限山1回チャリ2回は消化したい。12月2週からは、ボクは鉄になります。

11:54 どうもこんにちは。水穂大橋定点カメラマンです。


毎度おなじみ豊平川CRを走り、南区へむかう。
南区に入ると雪虫が大量発生中。うっかり成虫になっちゃったアブラムシだ。複雑なサイクルで世代交代しつつ、何世代めかに成虫となって飛び回る。毎年のように大発生する困り者だ。ぐぐると「雪の妖精」なんて紹介しているサイトもあるが、冗談じゃねえ。100%害虫。大発生時の密集度たるや、蚊柱が何キロ単位で立ってると思いねえ。
途中スーパーに寄ってトイレに入り鏡を見たら、汗をかいた額に何十匹もの雪虫がはりついて、恐ろしいことになっていた。ぎゃあああああああ。き、気持ち悪い…

14:36 豊平峡 入口


定山渓を過ぎたあたりで札幌岳登山口方面へ入り、かなりの勾配の道を登って、突き当たりが豊平峡の入口。ここからは関係車両以外通行が禁止されている。環境保全のためらしいが、いちばん環境を破壊してるのはダムじゃねえの、という笑えない笑い話。
自転車もダメで、徒歩で30分弱歩くか、電気バスを利用するしかない。バスは往復600円かかる上に、途中の滝も窓越しにしか見えないので、考えるまでもなく徒歩移動。

14:52 九段の滝@冷水トンネル出口


全長1021メートルの冷水トンネルをてくてく歩くと、豊平川源流に合流する沢を渡る、短い橋に出る。橋上から九段の滝が見える。雨が降ってたわりには水量が少ない。以前来たときはもう少し見ごたえがあったような気がする。
ちなみに冷水トンネルは心霊の名所らしいが、心霊的なものにはびた一文興味ない。

14:58 放水中@豊平峡ダム

14:59 千丈岩@豊平峡ダム


さらに381メートルの豊平峡トンネルを抜け、豊平峡ダムに到着。いやあ、すっかり紅葉終わってる。そりゃ人も少ないわな。豊平峡は、紅葉シーズンにはものすごい人でごったがえす名所なのだ。駐車場や電気バスの行列を尻目に、自転車と徒歩でスイスイ移動するのが、ここの醍醐味なのである。2週は遅かった。まあそれでも絶景には変わりない。
高度感はかなりのもので、ダム堤から下を覗き込むと腰が引ける。月に1度は高い場所に登ってるはずなのに、俺の高所恐怖症っぷりも一切変わりがない。ゆるぎないものがある。

15:13 定山湖@見晴らし展望台

15:16 定山湖@渓谷展望台


レストハウス「だむみえーる」(脱力ネーミング)の脇から展望台へ続く山道があるので行ってみる。高度差せいぜい100メートル程度、距離も数百メートルだが、自転車による疲労がハイクに影響する度合いは以前の小天狗岳で懲りているので、ゆっくり登る。
一定の見通しはあるが、樹林に囲まれて景色はいまひとつ。盛夏のころだと葉が繁ってさらに視界が狭いだろう。ま、運動量に見合った景観かな。

16:00 豊平峡温泉


豊平峡を後にして遅い昼食をとる。
土日はものすごく混雑する源泉掛け流しの日帰り施設。最高のお湯、最高の露天、ただし芋洗い。惜しい。特に紅葉の時期は、これでもかと人があふれ、とてもじゃないが入っていられない。
時期をはずしているので割合すいていたが、雪虫大発生中につき、温泉に入ってもすぐに雪虫まみれになることが予想され、温泉はパス。食事のみの利用。
併設の食堂の名物は、十割蕎麦と本格インドカレー。なぜ?温泉でインドカレー?なぜかはわからないが、インド人シェフが作る本物のカレーを提供している。

キーマカレーをオーダー。フロントで注文すると番号が書かれた紙を渡され、呼ばれたら交換する方式。水や食器返却はセルフサービス。フードコート方式ですな。
とにかくナンがでかい。そしてうまい。このナン、絶品です。タンドール釜で短時間に焼きあげ、焼きたてで暖かく柔らかくて。ナンってこんなにうまかったんだ…
カレーは辛さをチョイスできる。中辛を選んだが、あまり辛くなかった。気持ち辛めで選択したほうがいいと思う。こちらの味はそんなに印象に残っていないが、普通にうまかった。

あとこの食堂は、窓から見える庭園の眺めが最高である。あいていれば窓際の席に陣取ったほうがいい。小川のような流れは温泉で、ほんのり湯気がたっている。先に見える柵は露天の仕切り。柵の向こうには、日によって男女入れ替え制の大露天がある。
窓の景色を眺めながら、ゆったりと食す本格インドカレー。うーむミスマッチ。だがそこがいい。週末の異様な混雑もうなずける。もう少しすいていたら言うことはないのだが、致し方ないか。
おいしゅうございました。

18:30 自宅着

日没を迎えるころ、やっと雪虫の姿がなくなる。やれやれ、ひどいめにあった。往路をそのまま戻り、すっかり暗くなってから帰宅。

「読むにゃ」
あっ、御主人、わたくしその本を読まねばなりません…
「帰ってきたらすぐ読書かにゃ」
図書館で予約してたら一気に上下巻来てしまったのです。しかもかなり手ごわい本なのです。2週間で読んで返さなければなりません。
「いいからパタパタ持ってこいにゃ」
うっ…

まとめ


走行距離 77.37km
走行時間 04:06:25
累積標高 1376m


食費 900
飲物等 87+120


合計費用 \1,107-

反省点

・夜道、路側帯が狭く街路灯のないカーブの箇所で歩道に乗ったら、視認性の悪いライトをつけた対向自転車と衝突しそうになった。車道が危険な場合は歩道走行可とはいえ、この場合車道の方が安全だった。

感想等

雪虫ヒドス。
・定山渓方面はこれで終わり。