uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

道東道開通記念乗り潰しのはずがどうしてこうなったの旅 その1

要旨

旧聞であるが、2011年10月道東道夕張〜占冠間が開通。峠を通ることなく帯広へ行けるようになった。乗ってみよう。
…という趣旨だった。どうしてこうなった。

計画

早朝出発して札幌南ICから道東道を走破。足寄で降り、思いつきで周辺をふらふら。まだ日の落ちない15時ごろ、秘湯・セトセ温泉にチェックイン。翌日旭川経由で帰宅。
…という計画だった。どうしてこうなった。

行程

07:45 自宅発

ここで寝坊したのが最も大きな要因。もう2時間早く出る予定だった。宿は決まっているので、道東道経由だと移動だけで終わってしまう。急遽、とりあえず往路は道央道旭川経由で行くことにした。

08:04 野幌PA 下り線


野幌PAで休憩。ここ数日、岩見沢周辺は局地的大雪で壊滅的な様相を呈しているという。この日も、岩見沢に入ると視界50メートル以下の猛吹雪の中に突入。パウダースノーの中を車が走ると後ろに雪煙ができるため、先行車に近づくと10メートル先が見えないような状況になる。もっともひどい地帯ではついに先行車がストップしたため、ハザードをつけて停車。後続車に追突されないかドキドキしたが、事なきを得た。
しかし岩見沢を抜けるとこの猛吹雪がピタリとやんだのはどういうことか。市民のみなさんには悪いが、思わず笑ってしまった。ヤバス。岩見沢ヤバス。埋まっちゃう。

10:00 比布大雪PA


旭紋道手前のPAでトイレ休憩。旭紋道利用時はここで休憩するのがいつものパターン。

10:44 道の駅 しらたき


道の駅に立ち寄り。白滝PAがそのまま道の駅になっていて、高速から自由に出入りできる。一般道にもつながっていて、構造的にはスマートICに似ている。無料高規格道なのでICはないですが。

わざわざ立ち寄ったのはソフトクリーム消化のため。12月もすでに中旬、しかも軽く吹雪いてるためか、注文を二度聞きされたw この季節回転が悪いだろうし鮮度が心配だが、まあ冷凍ものなので問題ないでしょう。

11:18 道の駅 まるせっぷ


現時点の旭紋道終点、丸瀬布で降りる。賑わう道の駅だが、遠軽開通までだろう。
宿はほんの少し進んだ場所だが、近場をぐるっと回っていきます。そのために道東道をあきらめて道央道経由で来た。

12:00 遠軽駅


鉄的にはスイッチバックでわりと有名な駅。旭川方面と北見方面の進行方向が変わるので、遠軽に停車したら座席を一回転させなければならない。
次週、実際に回転させる予定でございます。

12:07 瞰望岩


遠軽の数少ない観光スポット、太陽の丘えんがる公園にある瞰望岩。登ってみようかと思ったが、トレースがついていなかったので断念。トレッキングシューズとスパッツ、グローブ、軽アイゼンを車載しているので登ろうと思えば登れるが、ジーンズをはいてきたので動きにくいし、なにより寒くて心が折れた。ヒートテックを着用していたら行ったかもしれない。

12:35 道の駅 かみゆうべつ温泉チューリップの湯


遠軽の山をはさんで裏手を抜け、サロマ湖方面へ。湧別の道の駅で休憩。平成大合併で湧別町上湧別町が合併し、新生の湧別町が生まれたが、このあたりは上湧別地区になる。湧網線と名寄本線が接続する中湧別駅の跡地で、鉄道施設がディスプレイされている。上だか下だか中だか、よくわからない場所だ。

メイン施設の温泉でチョコバナナソフトを消化。これはちょっと…選択を誤ったかもしれぬ。この季節にキワモノメニューは鬼門だったか。ねっとりとした食感でまったくソフトっぽくない。しっぱい。

13:16 サロマ湖 湖口北西岸


サロマ湖の汽水口、北西岸に行ってみる。でっぱった土地があれば先っちょまで行ってみたくなるのが人情。しかし大概、先っちょには何もない場合が多い。うむ、何もなかった。本当に先っちょの部分は冬季進入禁止だったし。
わりと先の方まで集落が続いており、北海道の辺境では栄えているほうだろう。漁業が盛んなようだ。先端にはキャンプ場があり、バンガローなども建っている。夏期にキャンプするには絶好のポイントかもしれない。

13:41 道の駅 愛ランド湧別


そろそろタイムアップ。今回は宿でゆっくりする予定なのである。指定のチェックイン時刻は15時。飯を食って宿へ向かおう。
オホーツク方面はBグル的には今ひとつ盛り上がらない土地である。北見や紋別ではブームに乗って御当地Bグルにも力を入れているようだが、気乗りしない。今回はノープランなので、事前知識皆無で適当に入ってみた。普段はよほどの名物でもないかぎり道の駅のレストランなど利用しないのだが、たまにはいいだろう。
広々とした店内で、テーブル席多数。空間を広く使っている。シーズンオフで13時過ぎという時間でもあり、客は他に1組のみ。湧別ではブランド牛として湧別牛をプッシュしている模様であり、このレストランでもおすすめメニュー的な掲示がされている。せっかくなので湧別牛丼を注文。

かなり甘めの味付け。ひと口めはうへぇ、甘い…と思ったが、食べ進めていくうちに気にならなくなった。たぶん牛肉は上質の脂が含まれているバラ肉の端切れだろう。くどさはまったく感じないが、脂分はけっこう多めじゃないかと思われる。脂のうまみを感じて甘さが隠れたのではないかと。赤身部分は多少固さもあったが、基本ホロホロに煮込まれているので問題ない。まじめに普通に作ればこうなる。大手牛丼屋みたいな食感になるほうがおかしい。
小鉢にはふきの煮物。これは北海道のデカいふき。なつかしい味だ。たまに食べると妙にうまい。ほかにお新香、みそ汁がつく。
肉はおそらくいいものを使ってるのではないかな。800円での提供はお値打ちだろう。味は家庭的で安心感がある。びっくりするほどのうまさではないが、十分満足した。


つづく。