uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

帯広食い倒れの旅 その1

要旨

春の18きっぷシーズン。冬場だけ鉄になる自分にとって締めの40日。
今回も日帰り×1、1泊×2で考えていたが、煮詰めていくうち、泊まりその2の片道をバスで行くことになった。
あまった1日、日帰り×2にするか1泊×3にするか、はたまた金券屋に売るか。
検討の結果、日帰り予定を泊まりに変更し、1泊×3にした。

計画

帯広で食い倒れる。

行程

1230 自宅発

日帰り予定を泊まりにしたものだから、余裕の工程。土曜日は午前中に用事が入っていたので、済ませてから出発する。
帰りも午後から移動。普通に旅行じゃん。まあいつもの修行モードの方がどうかしてるわな。

1555 新夕張


3926M 小樽発新千歳空港快速エアポート134号 1340札幌→千歳1409
2639D 千歳発夕張行 普通 1427千歳→新夕張1544
札駅で泊まりその2あらため泊まりその3バス旅行のネタを仕込んでから出発。
新夕張で1時間待ち。毎度のことながら、紅葉山での接続待ちは本当にやることがない。見事なほどに何もないからなあ。ゆうばりメロードでまったりできればまだ話は違うのだが、道の駅とは名ばかりのスーパーだし。


結局、ほかに選択肢はないのでゆうばりメロードへ行き、地元銘菓「たんどら」を購入。食用竹炭が練りこまれた黒い生地に、ゆうばりメロンクリームがはさまれている。うっ、甘ったるい…でも和スイーツとしては控えめな方かな…この手の甘さ、大の苦手なんスよ。自分で選んで買っておいて文句言うなって話だが。

1757 新得駅


4009D 札幌発釧路行 特急スーパーおおぞら9号 1648新夕張新得1741
新得駅には久しぶりに降りた。1年ぶりじゃなかろうか。特に変化はない。この手の地方の町は変わりようがない。
ちょうどいい時間のためか乗降客がけっこういた。サホロリゾートあたりの客だろう。

1941 帯広駅


2557D 新得発池田行 普通 1825新得→帯広1941
帯広着。こちらも駅の外に出たのは久しぶり。雌阿寒岳登山で前泊して以来かな。
宿は駅前すぐだが、まずは夕食を摂取。

1947 聚楽


帯広で大盛りというと名前があがる店。夜のみ営業で深夜まで。夜19時以降に腹をすかせた状態で帯広にいる必要があるので、訪店ハードルの高い店だが、再訪。夜もふけると飲みのシメで来店した酔客でにぎわうらしい。19時〜20時くらいの時間帯はすいている。
看板押しメニューは豚丼風の肉が入ったラーメン「ぶためん」。でっかい餃子や、デフォで大盛りのチャーハンも名物メニュー。ぶためんは既食なので、肉チャーハンを注文してみた。

まず、でかい。見た目でもこんもり盛られているが、皿に深さがあって、それ以上に量がある。ご飯量は1合超えだろう。1合半くらいか。ほんのりカレー粉で風味付けしてある米は、ややパサつき気味。具はたまねぎみじんぎりと卵くらいしか確認できなかった。それとメニュー名の「肉」を担当している、ごろっとした豚肉たち。ヒレ…かなあ?やわらかい赤身肉で、ももではないと思う。この肉はかなりうまい。
つけ合わせに中華スープとザーサイ。ザーサイは塩気が強く、舌に刺激となって味飽き対策にベスト。スープは逆に、やや薄味だった。
普段夜はほとんど食べないので夜の大盛りはもて余しがちなのだが、カレー風味が食欲を刺激しザーサイでリフレッシュしつつ、余裕を残して完食。
老夫婦が二人で切り盛りしているレトロな店である。興味のある向きは、早めに訪問してみた方がいいと思う。

2015 宿


満杯になった胃を抱えながら駅前にもどり、宿へ。駅前にある温泉ホテル。
帯広駅前には温泉をうたうホテルが多いが、多くは運び湯。だがここは、自前の源泉をもっていてザブザブと掛け流している。しかもビジホクラスのリーズナブルな値段で宿泊できるとあって、温泉ファンのあいだで評価が高い。

部屋はこんな感じで、完全にビジホ仕様だ。特筆するような特徴はなく、逆に欠点もなく、ごくごく一般的なビジネスホテル。ここの価値はやはり温泉大浴場だろう。

泉質はアルカリ性単純泉だが、腐食質を多く含む、いわゆるモール泉。無加水無加温の源泉が、大量・贅沢に掛け流されている。湯温は若干高め。
ぬるっと感があり乾燥肌によく効きそうな、いい湯だ。床のタイルが異様に滑るので注意が必要ではある。
余談だが、モール泉といえば十勝川温泉が有名。今回、初期計画ではホテル大平原日帰り入浴の旅のはずだった。もちろんネタとして。とかちが〜わお〜んせ〜んだいへ〜〜げん♪も〜るのい〜でゆでのんび〜りりん♪ほてるてるてるだいへ〜〜げん♪…失礼とり乱しました。なお左記のフレーズ、生粋の道民なら100%歌えます。
風呂から上がった後はテレビ視聴&飲み。カイジのニセモノ映画をみる。囚人のジレンマを扱った心理ドラマで、若干無理のある展開、予定調和なオチ、狙ってあざとくした演技とくどい映像効果がうざかったが、最後までみてしまった。

その後いつものごとく夜景を撮るなどして遊び、就寝。

0656 朝食・和定食


6時半から朝食。和定食、洋定食、コンチネンタルブレックファスト、御粥膳が直前に指定できる。和定食を注文。この他に突き出しで梅干と焼きニンニクが出てきた。朝から焼きニンニクってw
洋ならシリアル、和なら納豆卵海苔の3点セットがセルフで取り放題。ご飯と味噌汁はおかわり自由なので、実質食べ放題である。味も悪くはない。うん、なるほどこの宿はかなりいいな。評判のよさに納得。
前日夜に大飯を食らっているため体が拒否しているのと、11時台に昼食をとる予定なので、おかわりは遠慮。


つづく。