uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

恵山登山&五稜郭桜見物 その1

要旨

道南ならもう雪ないじゃん?火山だと地熱があるからもっとないよね?

計画

目標は恵山。近くに条件のいいキャンプ場があり、前乗りテン泊デビュー。
せっかくこの時期に函館の近くまで行くので、ついでに五稜郭へ桜を見に行く。

行程

0700 自宅発

本当はGW後半戦に予定していた計画。天気が崩れるという予報だったので、前半戦に強行。なにしろ前夜23時に計画前倒しを思いついたのだからひどい。準備不足は否めない。計画目標地点とルート以外はノープラン。
渋滞対策だけはとってある。厳選したルートを選択し、さらに予想移動距離を40km/hで算出。通常であれば、北海道の都市間移動はだいたい60km/hのペースで計算できるが、今回は1.5倍を見込む。

0909 道の駅 いわない


市街中心部と渋滞の名所定山渓を通る230号を避け、5号線まわり。北後志東部広域農道通称フルーツ街道を抜けて余市市街をバイパス。途中で国道276号へ入り、岩内へ。
5号線はニセコ連峰を巻いているので、そのままニセコを経由するより岩内まわりの方が距離も時間も短い。ここまでは順調に流れているが、時間が早いからだろうか。

道の駅に立ち寄ってソフトクリームを消化。うぅむ、最近はこの手のもったりした種類のソフトがあるのだろうか。粘度の高いクリームだ。スプーンを刺すとそれなりに見えるが、昔ながらのふんわりとぐろを巻いたソフトを期待したい。

あと岩内といえば、ゆるキャラ「たら丸」である。会えるのを楽しみにしていたが、目立ったディスプレイがなく残念。押せ。もっと押せ。

0934 道の駅 シェルプラザ・港


蘭越の海岸線にある道の駅。何しに立ち寄ったんだっけ?電波状態がわるくてシリコンプレイヤに切り替えたんだっけか?
そうそうソフトクリームばかり食える甘党じゃない。1日2つ、多くても3つが限度。

1110 金太郎


八雲で金太郎の前を通りかかると、思いのほか空いていたので、ここで昼食とする。
八雲遊楽亭温泉のとなりにあり、駐車場も広いのでたいへん入りやすい店がまえ。大盛りで有名な大衆中華店で、知らずに入るとびっくりすることになる。トラッカーや、営業車で各地を飛びまわる職種のリーマン御用達。昼時にはかなりの混雑になるが、温泉の大広間のような小上がりと、テーブル席も多数あるので収容能力には問題ない。

店名を冠した金太郎ラーメンを注文。この大きさ、伝わらないだろうなあ。まず大きいサイズの擂り鉢を思い描いてください。それにラーメンが入っている図を想像してください。それが、これ。木ぶたでふたをされて配膳されるので、出てきた瞬間はびびると思う。ビジュアルはかなりのインパクト。実際には鉢が逆三角錐に近いのでそこまでの量ではないが、通常のラーメンの1.5倍〜2倍はあるかと。まあ成人男性なら問題ないですな。小学生以下の子供や女性には厳しい量かもしれない。
内容はホルモン入りの味噌ラーメン。メニューには「ピリ辛」と書かれているが、辛さはほとんど感じない。スープにこれといった特徴はないが、充分うまいと言える味。麺はのれんによると日の出製麺だったかな。函館の業者だ。こちらもごく一般的な中華麺。
何を注文しようが通常の1.5倍で出てくるし、セットメニューでも頼もうものなら満腹地獄を見ることになる。そのかわり、価格も通常の1.5倍あるのが惜しいところ。今回食べた金太郎ラーメンで950円。リーズナブルな店で2品食べた方が得、という考え方もあるだろう。そのあたりはお好みで。

1224 道の駅 つど〜る・プラザ・さわら


長万部で230号と合流したころから混みはじめた5号線を、森の手前でエスケープし、内浦湾沿いルートをとる。森ICが現時点の道央自動車道終点なので、森から先は大渋滞と予想。実際にどうだったかは知らないが。


森の柴田商店が開いていたのでいかめしを購入。さらに砂原の道の駅でソフトクリーム消化…のはずが、まさかの機器故障。泣く泣くあきらめ…なかったw 帰路、大沼から鹿部経由で再立ち寄り。ぶじにブルーベリーソフトをゲットだぜ。

1259 吉の湯


鹿部に入ると急に道幅がせまくなる。海べりに細長くはりつくように存在する漁村の、古い町並みを走る道路がそのまま国道になったもので、道路から50センチの距離に民家がある。というよりも、民家と民家のすきまが国道になっている。
渡島檜山の漁業集落にはこの手の道路が多い。もっと大規模な町でも、函館西部地区や江差松前あたりは江戸時代から続いているので、明治後入植された他都市と違って、内地のように一方通行や袋小路が多い入り組んだ都市構造になっている。鎌倉あたりのせまっくるしい道路を想像してもらいたい。「ここ車通るの?しかも対面通行で?」みたいな。あそこまでひどくはないけど、場所によっては近いものがある。
あと鹿部といえば、横浜ベイスターズ黄金時代のセットアッパー盛田幸妃の出身地である。いつだったかラジオの野球中継が早く終わったときの雑談で、解説者の盛田が鹿部について「浜田省吾ならこの町のメインストリートわずか数百メートルですけど、鹿部なんか数十メートルですよ」と発言していて、かなり笑った。鹿部町の名誉のため補足すると、さすがに100メートルはある。
前置きが長くなったが、風呂である。今回は宿ではないので、どこかで風呂に入っておく必要がある。鹿部の間欠泉公園駐車場に車を入れ、徒歩でちょっと戻り、温泉宿で日帰り入浴。気を引かれる公衆温泉浴場とどっちにしようか最後まで迷ったが。

ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。内湯のみ。おそらく掛け流し。ちょろちょろと源泉が浴槽にそそがれている。すでに道南であるせいか湯温は高め。長湯には不向きだ。水道水の蛇口もあるので自分で加水も可能だが、ちょっと気が引ける。

さっと汗を流して駐車場に戻ると、ちょうど間欠泉からお湯が噴きだしたようで、もうもうと湯気が上がっていた。見物に300円かかるので、有料施設には入らない自分ルールでスルー対象。


つづく。