uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

とことんついてない富士御来光登山 その3

0958 河口湖温泉寺


まずは温泉だ。冷え切った体を温めなければ。宿にもどればチェックアウト時間後でも風呂に入れるのだが、どうせなら河口湖温泉へ。ナビに頼ったらどうみても高級宿に連れて行かれたので、いったん駅に戻り観光案内所で時間的に営業している日帰り施設を紹介してもらう。露天風呂つき部屋が名物の中級グレードの宿で、日帰り入浴もお高めの設定。入館料1000円、貸しタオルセット550円、貴重品ロッカー100円無返却。しめて1650円。一般的な日帰り温泉に2回入れるなあ。


カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉。無色透明無味無臭。循環・加水・加温・塩素消毒の4冠王。泉質は最低だが設備は上々。内湯は清潔かつ広々とし、露天浴槽は3段にわかれている。湯温がぬるめでよい感じ。高い金を払ってるし、じっくり入っていたいが、メシを食っていくのでそれほど時間がない。そこそこいい宿らしく休憩所も落ち着いた雰囲気で長居したかったが、泣く泣く切り上げる。

1100 ほうとう不動


山梨といえば、ほうとう。訪問できるかどうかは微妙だったが、店は調べてあった。河口湖で有名なのはここらしい。駅前にも支店があったが、せっかくなので本店で。

当然ほうとうを注文。ごく単純に言えば野菜たっぷりの味噌煮込みうどんだ。かぼちゃが味噌出汁にとけこんで甘みを出しているのが特徴。たっぷり野菜でボリュームがあり、しみじみと美味。そのむかしアレのナニが山梨出身で、有名だという店でほうとうを食わされたことがあったが、当時は野菜ばっかじゃん、ええい肉はどこだ!肉は!と思った記憶がある。最近油ものにめっきり弱くなったし、嗜好は確実に変化している。老化現象だ。
注文が入ってから煮はじめるため、野菜が煮上がるまで20分ほどかかる。アツアツなので食べるスピードも遅くなり、店を出たのが1140ごろ。駐車場を借りてほぼ乾いた装備品をザックに詰めなおし、帰り仕度。温泉と昼食で河口湖大橋を何度も行き来したのに、河口湖自体を写真におさめるスポットが見つからなかったのが心残り。

1220 ふじやまビール


レンタカーを返却し、駅中カフェで地ビールを賞味しひとなごみ。寝酒でございます。完徹状態なので帰りの高速バスでは爆睡…のはずだった。
が、ここでアクシデント発生。眠りが浅くなったタイミングで朦朧としていると、あれ…バスが…止まったり進んだりを繰り返している…?やばい!渋滞だ!一気に目がさめきってしまった。金曜日の昼過ぎ、そこまで渋滞しないだろうと思っていたのになぜ?しばらく進んでいくと理由が判明。渋滞の名所、小仏トンネルの真ん中に故障車がいやがった。片側3車線から2車線に減少する区間でただでさえ渋滞するのに、トンネル内でさらに1車線減少ですよ。よりによってJALの貨物トラックじゃねえか。日航め。
遅れは40分程度だが、余裕のない行程をたてているのでかなり厳しい時間だ。高速バスを使うのに渋滞可能性を考慮しなかった自分が悪い。新宿駅に着いたのが1530過ぎ。1655の飛行機に乗るので、少なくとも30分前の1625にはチェックインしなければならない。ギリで20分前の1635。1640を過ぎるとかなり厳しい。電車だときわどいので、タクシーをつかまえて「1630までに羽田空港につけますか?」と聞いてみると、たぶん大丈夫、とのことで飛び乗る。便を振りかえようにも7月下旬金曜日の夕方から土曜日にかけての新千歳行なんて簡単にとれるわけがないので、金に糸目はつけない。
かなり飛ばしてもらい、1630に無事チェックイン。まあ長距離だから運転手さんも気合入るよね。高速代含む運賃は9950円。遅れた場合の手間と宿代を考えたら安いものだ。最初から渋滞を見込んだ予定にしていたら、かからなかった金額ですがね…
飛行機の出発が20分ほど遅れていたので、結果的にはどういう手段でも間に合っただろうけど、そんな可能性にギャンブルはできないのでしかたない。そのぶん時間が空いたのでクイッとビール2杯と軽食をいただく。河口湖でビールを飲んで以降、1枚も写真を撮っていないところに焦りと動揺がうかがえる。

2040 自宅着

きっちり20分遅れで新千歳着。羽田で軽食をとっているのでそのまま帰宅。

「暑いにゃ」
ご主人横浜生まれじゃないですか。三毛ご主人だって川崎生まれだし。首都圏はとんでもなく暑かったですよ。
「ほとんど北海道で育ったのにゃ」
「クーラーを要求するにゃ」
北海道民ならクーラーは使いません。夜は涼しいので昼間だけ辛抱ください。

まとめ



平面距離 917.572km
平均時速 618.6km/h
最高高度 10950m
最高時速 1008.2km/h


平面距離 106.152km
平均時速 63.2km/h


沿面距離 18.395km
累積標高 2004m (GPS高度測定誤差含む)
所要時間 10:14:15


交通費 29500+(1040+300)*2+590+3320+8190+2000+1204+9950
宿泊費 4000
入浴費 1000+550+100
食費 700+290+733+1050
酒代 500+500+350+350+500+710+580+480
その他 150+150+125+95+95+98+136+130

合計費用 \70,806-

反省点

・すっげえ散財。
・5万に収めようとしたところを1万足が出て、さらに予定外出費が1万。
・防塵防滴カメラ買うのあきらめた。もうしばらく今の安物で。

感想等

・山頂付近の渋滞状況を見て萎えたので行動時間は計測せず。
・累積標高はGPSの測定値に基づいているので測定誤差あり。
・北海道は全域カシミールに標高メッシュを取り込み済みだけど、今回は面倒だった。
・来年リベンジしようかなあ…「2度登る馬鹿」になってみるか。