uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

表大雪縦走4色制覇 その3

1257 赤岳山頂

1257 黒岳方面@赤岳山頂

1257 旭岳方面@赤岳山頂


休憩無し4時間40分、休憩込み6時間20分。
黒岳方面、左手前烏帽子岳、その右が黒岳、正面奥がニセイカウシュッペ。旭岳方面、右奥が旭岳、左に白雲岳。
ラスト。ここまでくると赤岳ピストンのファミリーや銀泉台出発組が集合するので人口密度が上がってくる。ただしツアー客がいないぶん静かだ。そういえば全行程で、どこの山にもいるジジババの団体を見なかった。紅葉前だからかな。ヘイトをネットで発表するのはよろしくないけれども、何か食べながら休憩ポイントを長時間広く占領し、静かな山中にゲハゲハ笑いを響かせているジジババ軍団は、特に山頂で出くわすと心底うんざりする。
しかし年寄りグループって、いつも必ず何か食べてるのはなぜだろう。冬場は鉄になる自分だが、列車でも年寄りのグループが乗ってくると、やっぱり何か食べはじめる。自分が食いたいというより、同行者に何か食わせたいんだろうな。

1414 下山


休憩無し6時間、休憩込み7時間40分。
銀泉台へ下山。赤岳登山口、かつ紅葉の名所。かつてここに営業小屋が存在したが、老朽化により閉鎖、今は跡形もない。
景勝地とされているが、紅葉時期以外は登山者にしか用はない場所だ。展望台とかレストハウスみたいな施設を期待したのか、ときどき一般観光客の車が迷い込んできては「え?何もないじゃん」みたいな風情でUターンしていく。アクセスは大雪ダムから林道に入り、急カーブの部分だけ舗装されているくねくね道のダートを車で30分かかるのだが、あんな道を走ってきて御苦労様としか言いようがない。

1524 大雪山赤岳登山バス


道北バスが朝と夕に運行している登山バスで層雲峡まで戻る。歩いて帰れる距離ではないので、バスに乗り遅れるとタクシーを呼ぶ以外に方法がなくなる。発車時刻の1時間前下山を目標にペースを計っていたが、実際に下山してみるとさすがに早すぎた。暇を持て余し、バス停のベンチでごろ寝していた。
乗車したのは自分を含め3組のみ。来たバスに乗って帰っていったじいさん(敬老パスで毎日通っているのだろう)によると、いつもはバス亭に10人くらい並んでいるとのこと。そうだよな、自分同様に層雲峡から日帰り縦走して銀泉台に下りたら、必ずこれに乗るはずだもの。この日は全体に人出が少なかったようだ。
そういえば、新千歳への航空便や札幌市内のホテルがこの日だけ満席・満室状態だと国内旅行板で話題になっていたような…自分の知らない別の場所に人が集中していのだろうか…

1613 層雲峡へ帰着


乗車約40分で層雲峡ターミナルへ到着。そこからロープウェイまで徒歩5分。これにて縦走完了。ザックを下ろし、車をロープウェイ駐車場にとめたまま、汗を流しに行く。靴を履き替えるのを忘れた。

1623 黒岳の湯


層雲峡唯一の日帰り専門施設。ホテルでも日帰りをやっているが、泊まったことがある宿もいくつかあるので、こちらへ。
泉質は単純泉。大浴場が2階、露天とサウナ・水風呂が3階にある。マッパで階段を上がっていくというめずらしい構造。源泉高温のため加水。掛け流しを謳っているが、循環じゃないかなあ。循環なら当然塩素も使っているはず。
3階露天は柵が立っているものの、層雲峡の景色が見えてよろしい。湯口近くはそれなりの温度だが、離れるとぬる湯になるので、ゆっくり入れる。ただし人が多い。登山客観光客が入り乱れて、かなりの混みよう。けして広くはないので、へたをすると芋洗いだ。下山ピーク時間帯は要注意。

1719 大雪山食堂


夕食は旭川でと考えていたが、時間帯的に混みそうなので旭川市街をバイパスし一直線で帰りたい気分に。なら最近ラーメンの町としてプッシュしている上川でラーメンか、層雲峡で食べていくかだ。どうしようかな、と考えつつぶらぶらしていると、この食堂が目に入った。たまには観光地食堂で食ってみるのも悪くはなかろう。
メニューはラーメンが主。ほかに御当地ブランド肉の渓谷味豚を使った丼がお勧めとなっている。観光客っぽいものを食べてみようということで、御当地メニューとしてプッシュされている渓谷味豚丼を注文。

ジンギスカンのタレで炒めた豚肉ともやしが丼飯の上に乗ったもの。あー、たまにやるな、これ。北海道では、どこのご家庭にも必ずジンギスカンのタレが常備されている(本当です)。7割が「ベルのジンタレ」、3割が「ソラチのジンタレ」だ(これは無根拠です)。豚肉や牛肉で焼肉をしようとしてタレをきらしたとき、かわりにジンタレを使う場合が、ままある(本当です)。
というわけで、いたって想定どおり。豚肉をジンタレで炒めた味だ。道民には馴染みがありすぎて、900円の値段は高く感じるだろう。逆に道外観光客には受けるかもしれない。
渓谷味豚の肉は、やわらくてよかったように思う。

2130 自宅着

旭紋道を愛別で下りて39号から12号バイパスに入ろうとしたら永山で道間違えちゃった。というか旭川をバイパスするなら比布で下りて40号のほうが早かった。
多少もたつきつつも、出発から19時間半で帰宅。

じっ…
え…なんですかその何もない空間を見つめる視線は。むむむ虫ですよね。はははh

まとめ


移動距離 430.0km




平面距離 20.056km
沿面距離 20.460km
累積標高 1491m
所要時間 07:42:15
行動時間 05:54:00


交通費 1000+400+800 +ガソリン代(推定25リッター)
入浴費 600
食費 375+900
飲料等 100*4+125+180

合計費用 \4,780- +ガソリン代(推定3,500)

反省点

・ソフト消化できなかった!
・層雲峡1泊してもよかったなあ。

感想等

・さすがにかなり疲労。翌日はいつもの時間、7時前に目が覚めたが、9時すぎに睡魔に襲われ昼寝。目が覚めたら14時だった。