uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

【混浴事件】糠平温泉一泊旅行【発生】 その1

要旨

晩秋から続いた多忙も、ひと段落。明けない夜はないじゃない。止まない雨はないじゃない。さあ温泉に行くぞ。

計画

見通しが立ったのが12月22日。それでなくとも限られるのに、年末年始の予約を取るのはなかなか難しい。結局、糠平温泉に一泊することにした。立地的には秘湯の部類の温泉郷だが、宿は定番宿。お安くなっております。
もうひとつの問題はアクセス方式。列車はこの時期混むに決まっているのだが、車で往復するのはちょっと厳しい。熟慮の結果グリーン車を使うことに決定。グリーン往復割引きっぷを利用する。

行程

0940 札幌市内のようす


最寄地下鉄駅付近。通算で7〜8年ほど、札幌市内でも雪の多い地域に住んでいるが、12月にこの雪山は見たことがない。1月下旬から2月上旬の様相だ。12月降雪量の記録を11年ぶりに更新だそうで。今年は残暑がはげしく初雪が遅かったが、降ったと思ったら一気に根雪になり、あれよという間にものすごい積雪量になってしまった。豪雪都市札幌に住む雪に慣れた市民ですら、生活に支障をきたすレベル。

1018 スーパーとかち


まあそういうわけで車移動を避けたわけですよ。結果的には両日とも晴れたけど、そんなギャンブルはしたくない。歳末なので各所で渋滞してたしね。
18きっぷ2回ぶんをバラで安く入手できれば各駅で行ったと思うけど、オクではまだ高額取引されている。特急を利用する一手だが、特に29日は混雑するだろう。そこで一人掛け席のあるグリーン車を利用し、ゆったり移動ですよ。気動特急で2時間半、本を読んだり景色をながめながら、ただ乗っていれば着くんだから楽でしかたがない。しかも飲めるという。

1210 いろどり弁当


トマムで家族連れスキー客が数組降りて車内がさらにゆったりした。ちょうど昼時でなので、ここで駅弁タイム。帯広で飯を食う手もあったけど、遅い時間に昼食をとると宿飯が入らなくなってしまうので、予定どおりの行動。一人掛け席の利点はここにもある。隣に他人が座ってると駅弁食いにくいしw
札幌駅で弁当を見てたら「これ今日から発売ですよ」と言われたので、「じゃあそれ」と購入したもの。いかめし、かにめし、いくらめし3種の競演。いくらが寄り弁になってしまったのはご愛嬌だ。

1305 こんにちは帯広駅

1400 糠平行バス


けっきょく今冬も、やってきました帯広駅。北海道で乗り鉄をやると高確率で降りる駅のひとつ。ここから糠平源泉郷へのバスに乗り込む。この時期の帯広・釧路は積雪ゼロでもおかしくないのだが、けっこう積もっている。

1541 宿


約1時間40分で源泉郷に到着。こ、これは…さすがに寒い…皮膚感覚では氷点下10度以下だろうか。宿泊先は以前日帰り利用した宿。たしか然別湖から糠平に抜けてきた記憶が。東雲湖からくちびる山に登ったときだっけ。

宿泊部屋はこんな感じ。4人部屋ですな。広い。スキー合宿が行われているらしく高校生の団体がいたが、特に騒ぐこともなく、おとなしいものだった。食事会場も別だったし。さすがに風呂は混んでいたが、夕食時間帯になると一斉にいなくなったので逆にゆっくりできた。

風呂はいったん屋外に出て急階段を下っていった先にある混浴露天「仙郷の湯」と、日替わりで入れ替わる大浴場(こちらも露天つき)がある。ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉。糠平源泉郷では「源泉掛け流し宣言」というのを行っている。基本源泉掛け流しだが、源泉高温のため大浴場は加水あり。混浴露天も夏期のみ加水。


これが本日の男湯。レンズがかなり曇ったw 余談だがこの日、温泉専用眼鏡を忘れてきており、普段使用眼鏡を着用している。こうして徐々にレンズのコーティングがはがれていき、そのうち温泉専用に降格されることになる。

1900 夕食




焼酎ボトルで頼もうと思ったらグラスで持ってこられたので、適当に飲み食いして終わりにすることにした。一人で4合のボトル頼むとは想像しなかったのだろうw 遅めの時間に食事を設定したので飲む時間が圧迫されており、ちょうどよかったかもしれない。値段的にはボトルを頼んでも変わらなかったけど。持ち帰れるぶんボトルの方が安くついたけど。
内容は左手前から八幡巻と…これなんだっけ?ど忘れした。それと山菜のピリ辛煮、お新香、お造り5点盛り。右奥側なすの煮浸し、白玉ぜんざい。後出しでカラアゲと茶碗蒸し。カラアゲは3個入っていたが、うっかり1個食べてしまった。左の固形燃料ものは寄せ鍋とホタテの陶板焼き。寄せ鍋も撮影する前にうっかり食べてしまったw
山奥の宿なのにメインが魚介だというのが、いかにも古き良き温泉宿ですなw てんぷらじゃなくカラアゲというところも意表をつかれた。総合的には値段なりか、それ以下かと。

2038 対面の宿の明かりと星空


部屋に戻ってテレビを視聴しつつ、持参した焼酎で飲み直し。ふと明かりを消して窓の外の景色をみてみると、夜空に星が輝いているのが見えたので撮影。機材的に、この写りで精一杯。満月に近い月も上空に出ていたが、角度的に入らなかった。
冬の道東方面は晴れることが多く、星空がよく見える。比喩でも何でもなく「毎日のように雪が降る」日本海側の豪雪地帯に住んでいると、冬の星空はなかなか見られないので、うれしいところだ。
このあといつ寝たのか記憶にない。テレビを消した記憶さえない。


つづく。