uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

北見満喫飲んだくれの旅 その1

要旨

18きっぷシーズン到来!(はっちゃけた男のイラスト略)
鉄道の旅と言えば飲める旅。そこを一歩進め、むしろ飲みに行ってみるのはどうか。

計画

北見へオホーツクビールを飲みに行く。北見といえば「焼肉の街」なので、ついでに焼肉も食いたい。
卒業シーズン後はどこへ行こうがナチュラルに混んでいるので休日移動を避け、貯まりきっている代休を消化して平日の旅。

行程

0500 自宅発

久々の始発乗車だ。地下鉄がまだ動いていないので、積雪期はタクシーで行くか歩いていくしかない。JRの始発に合わせて地下鉄動かせって話ですよ。例年ならあと半月ほどで自転車が使えるようになるが、今年は現時点の積雪深が平年の2倍なので、もう少し遅くなるかもしれぬ。あー春はまだか。どこ行った、早く帰ってこい。

0556 苗穂駅


5km弱歩いて苗穂駅に到着。あとは寝ていれば着く寸法だが、眠気はあるものの爆睡とはいかない。爆睡して頭がすっきりしたら本を読んだり文章を書いたりできるのだが、車窓を見ながら終始うとうとしての移動。
旭川までは平日だけあって普通に混雑していた。といっても立ち客はいない程度。都市間の駅でぼちぼちと乗車してきた乗客が、都市駅でごそっと入れ替わる、正しい通勤・通学の様子。9時を過ぎた旭川からは車内ガラ空き。

1024 上川駅


3854M 札幌発旭川行 普通 0603苗穂→旭川0855
4523D 旭川発上川行 普通 0917旭川→上川1024
旭川から乗った列車の終点、上川で下車。石北本線はここから先、上川遠軽間をどう移動するかが悩み深い。乗り継ぎの悪さ、本数の少なさといったらないのだ。現実的なソリューションとしては特快きたみに乗るよりない。いっそ白滝シリーズ(上白滝、白滝、旧白滝、下白滝)の各駅停車がなくなれば特例区間で上川丸瀬布間の特急乗車が可能になるのではないか…と、無責任な旅行者としては思ってしまうわけだが、まだ1日数人の乗降客がいるらしいので地元民の足を否定するわけにはいかない。
今回は夕方までに北見に着きたいのでバスワープする。ただしタイミングがかなり厳しい。上川駅着が1024、約1.5km離れた上川ポンモシリバス停に高速バスが停車するのが1045。雪道1.5kmを、降車時間含んで20分で移動しなければならない。

1038 ポンモシリバス停


早足で歩いて14分で到着。GPS位置情報を残すためにバス停を撮影しておく。
JRに到着遅れがなく、かつ道路状態がよければ余裕かな。まあ遅れても次の特急でワープできるので、手詰まりになるわけではないけど。夏場は高速バスが夏ダイヤになるので、いまのところ、このワープ技は冬にしか使えない。

1048 高速バス北大雪号車内

1207 遠軽バスターミナル


道北バス 旭川遠軽行 特急北大雪号 1045上川ポンモシリ→遠軽バスターミナル1211
遠軽行の高速バスはハイデッカータイプの立派なバス。予約なしでフリー乗降できるので、事前チケット購入せずに乗ったのだが、整理券等はなく、自己申告でいいらしい。本来なら上川の道北バス営業所でチケットを買うべきと思われる。
車内に両替機の設置もないので、下車時に「おつり必要なんだけどどうすんの?」と聞いたら、運転手さんでっかいガマグチを引っ張り出して、自分で両替しだした。うわーなつかしい方式だな。今ないよ、これ。なんなら飲んじゃってもわからんからな。
乗客は自分を含んでたった3人。白滝で1人下車、かわりに1人乗車。どう見ても赤字運行。車内にテレビが設置されているが、上川丸瀬布間は地デジ難視聴地域なので映らない。
旭紋道が通行止めということで上川層雲峡ICをスルーして下道を走る。通年走行可能な道路としては日勝峠・石北峠と並ぶ難所、北見峠越えになったらどうしようかとハラハラしたが、浮島ICから旭紋道に入り事なきを得た。しかし吹雪でもないのに日中に通行止めとはどうしてだろうか。北海道開発局の道路情報では「工事」となっている。現在北海道では、透水性の高機能舗装が寒冷地に適合しないことが「やってみたらダメだった」方式で明らかになり、数年前に施工した道路があちこちで穴だらけになって問題になっているのだが、それと同じ話だろうか。

1207 どらまき


通常ならここで昼食を取るタイミング。しかし今日は相当腹をすかせておかないと、予定をこなすことができない。ビールというむやみに腹がふくれる炭酸飲料をたらふく飲んだあと焼肉も食おうなんていう、飲むとメシを食えなくなる体質で、普段酒のつまみ以外に晩飯を食わない自分には無謀もいいところの計画なのだ。遠軽には名物立ち食いそば屋など魅力的な店もあるのだが、泣く泣くスルー。
とはいえ腹はへっている。あと3時間空腹を感じなければよいので、甘いものを摂取して血糖値を上げておくことにする。遠軽にはうってつけの名物B級(いや、C級かな?)和スイーツどらまきがあるのだ。

見たとおり、どら焼きの皮であんをくるっと丸めたもの。1個100円と高めだし、大してうまいわけでもないが、こういうベタな食い物が遠軽という街に息づいていることがうれしい。貴重な存在だ。

1234 木楽館


あと1時間ほどつぶすため、徒歩20分くらい丸瀬布側に戻り、木楽館へ行ってみる。遠軽周辺は木工芸が盛ん。それをテーマとしたミニ博物館だ。しかし着いてみると、冬期は月曜休館日とな…往復40分歩く労力を損した。


つづく。