1242 温泉銭湯 大盛湯
腹が満ちたので登山の汗を流しに行く。函館といえば湯の川温泉だが、温泉ホテルは混んでいるに決まっているし、軒並み入浴料が高い。そこで、何件かある温泉銭湯に入ってみることにした。
ナトリウム−塩化物泉。源泉掛け流し。浴槽が3段に分かれていて、一番左に源泉が注がれている。段差によって右側に流れてくるうち、温度が低くなっていく仕組み。しかしだな、ここは熱湯風呂で名をはせる道南温泉の本拠地、湯の川温泉ですよ。最低温の浴槽ですらアホほど熱い。おいおい、おかしいだろこの熱さw おもしろいのは、各浴槽の仕切りに蛇口がついていること。中温浴槽と低温浴槽のあいだには冷水が出る蛇口があり、熱いときは右側に注いでください、とある。そして信じられないことに、高温浴槽と中温浴槽のあいだにも蛇口があり、ぬるいときは左側に注いでください、と書いてあるのだ。熱湯が出るんですってよ。クレイジーにもほどがあるw
谷地頭温泉のときは地元のじいさんが平気な顔で高温湯に漬かってたけど、今回はさすがに低温湯に入っている人しか見なかった。ここの高温湯に入れる人はさすがにいないだろな…いや、地元のじいさんならありえるかも…あれはおそらく高齢で熱さを感じる機能が衰えてるだけですから。ぜったいに健康に悪い。
1329 コーヒールームきくち ミックスソフト
脂汗を流しながら汗を流すというシュールな体験をしたあと、おやつタイム。すぐ近くにソフトクリームで有名な店があるのだ。一部の人はご存知でしょう。対決列島でヤスケンがソフトクリームを落とした店です。
明日しこたまソフトを食う予定なのに、わざわざ食う必要ない気がしないでもないが、まあ風呂上りだし。近かったし。それに、ここのモカソフトはマジでうまい。数々の道の駅ソフトクリームを制覇してきた自分が言うんだから間違いない。今日食べたのはモカじゃなくてミックスだが。
函館市内のようす
雨は上がったし時間をもてあましているので、自転車を下ろして市内を回ってみることにした。特に目的はない。五稜郭を1週し、つぼみの下でバーベキューまたはジンギスカンに興じるグループを10組ほど確認。満開になると見事な桜のトンネルができる桜が丘通りを通ってみるが、当然まだ咲いていない。そこから漁火通りに出て海岸線を走り、再度ベイエリアに出る。
1508 末広町電停
港の柵に自転車をアースロックし、徒歩で末広町電停へ。最後に残った未踏破路線、函館市電の末広町〜函館どっく前の乗りつぶしを決行だ。自転車に乗っているうちに思いついた。
函館市電は十字街で谷地頭方面と函館どっく方面に分かれるため、1時間に5本しか走っていない。タイミングが悪く、10分ほど待ってから乗車。
1521 函館どっく前電停
ものの数分で到着。これで北海道内に現存するレールの上を走る公共交通機関はすべて乗ったことになる。特に感慨はないが。次は札幌市電ループ化時の4丁目〜すすきの間か。それとも北海道新幹線開業の方が早いんだっけ。
1547 海上自衛隊掃海艇 ながしま
1548 海上保安庁巡視船 おくしり
そのまま港の中を歩いていくと、海保と海自の船舶が並んでいるのを発見。
掃海艇は機雷除去に特化した特殊船舶だ。巡視船はもちろん領海警備をする海の警察船。ちょっと調べたら、おくしりは建造したてみたい。現時点でレア画像かも。
1554 函館少年刑務所職業訓練船 少年北海丸
これは本当にレアだろう。少年刑務所の職業訓練船。航海士としての訓練を行う船。全国にここしかない。函館にある少年刑務所らしい更正プログラムだ。
ちなみに函館少年刑務所は函館競輪場のすぐ近くにある。いいのかそれ。まあ塀の外だし関係ないけど。
函館どっくあたりから雨が降りだし、ときおり本降りに近い強さになる。自転車デポ地点にもどったころは、すでにレインウェアを着込んでいた。このレインウェア、山で使ったことはない。主に原チャに乗るときの防寒用アウターになっている。ゴアテックスが泣いてるぜ。それにしても山用品の二輪親和性は異常。
尻がすれるからやりたくはないのだが、そのまま自転車に乗って車まで直行。自転車を積みなおすと、いい時間になっていたので夕食に向かう。
つづく。