uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

愛とロマンの8時間コース その4

0430 鉄府漁港を通り抜ける


鉄府を過ぎて西上泊につながる道を登った地点。夜明け前は雲の切れ間も見えていたが、西から低い雲が広がってきている。この雲がずっと居座り1日中どんより曇っていたが、雨が降らなかったのと、全体に標高が低いのでほとんどガスに入らなかったのは救い。

0441 西上泊4時間コースゴール地


2時間15分。15分休憩。
4時間コースはここが終点。正式にはまだ浜中のバス停まで歩くのだが、トレッキングツアーだとここに大型バスが待っているわけだ。
正面奥に漁師小屋が建っているが、その先が澄海岬に続いている。地元漁師が作業中で、入ってはいけないのかと思いスルーするところだった。実はこのあと、道をまちがえて1kmほど浜中方面に進んでしまったのだが、地図を確認して引き返す途中で、道が澄海岬まで伸びていることに気がついた。本来の道を進んでいるときに気がついたら、引き返す気にはならなかったろう。怪我の功名。

0516 澄海岬

0516 岩礁

0517 召国方面


絶景でございます。これ見逃すわけにいかなかったなあ。道をまちがえてよかった。
というかこの島、どこへ行こうが絶景しかないですよ。長辺30kmくらいの小さい島なのに、この雄大な美しさはなにごとだ。ちょっと日本ぽくない。北欧的な美しさがある。北欧行ったことないけど。

0535 林道分岐


休憩込み3時間10分。休憩なし2時間55分。
浜中に続く舗装路から召国分岐まで伸びている林道に合流。ここから先、宇遠内分岐までエスケープルートがなくなるが、まあ登山だと思えばなんてことはない。13kmと書いてあるから逆に「なんだ余裕じゃん」と思ってしまった。が、後半はなかなか歯ごたえのあるルートだった。

0549 絶景ポイント


林道をすこし入った丘の上にある撮影スポット。よくパンフレットに使われている写真が撮影されているらしい。ここで今日はじめて人と遭遇。挨拶しても返してこなかったので、トレッカーではなくカメラマンだろう。

0557 召国分岐


休憩込み3時間35分。休憩なし3時間20分。
召国は漁師小屋がいくつか建っているだけで特に見どころがないらしい。道も荒れているようなので、そのままスルーする。


この先少し笹原を歩くと、森があらわれる。またしても単調な、ひたすら森歩き。ふたたび花たちでお楽しみください。



0649 難所へ


森を抜けると、道が途端に険しくなってくる。写真にするとそう見えないが、実際に歩いていると、右側はすっぱり切れ落ちた崖だ。植物があるので滑落しても止まるとは思うが、けっこうこわい。この先にはさらに、風雪に晒されてザレたもろい崖や、波が高いときは通行できない岩場の浜などが連続して出現する。ここまではアップダウンはあるものの危険な箇所はなかったのだが、急に本気度を増してきた。こりゃ確かに、普段トレッキングし慣れない人だと厳しいだろうな。装備を整えろだの単独行動は避けろなどの警告を随所で見たが、納得だ。


つづく。