uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

札幌Bグル散歩 2013年6月

6月2日 麺や亀陣 鶏そば・しお


どうも体調が思わしくない。食欲がない。だがこの不調はおそらく疲労からくるものなので、無理にでもメシは食っておかなければならない。こういうときは蕎麦に流れがちだが、もう少しカロリーをとっておきたい。そこで、超あっさり系ラーメンのこの店を思い出した。
写真を撮らなかったので公開していないが、自宅から近いので何度か行ったことがある。かなりの人気店で、いずれも中途半端な時間帯だったが客入りはとだえなかった。高評価の店なので検索したり雑誌で見て来る人が多いらしい。カウンター8席と、奥にテーブルもあるのかな?せまい店内。この日も14時くらいだったが、ほぼ満席状態。少しだけ店内待ちする人も出ていた。
メニューは清湯スープの鶏そばと、白湯スープの鶏白湯に大きくわかれる。味のバリエーションは、しおとしょうゆのみで、みそはない。札幌は3味そろえるのがデフォルトなので、みそがないのはめずらしい。過去いずれも鶏白湯を食っているので、今回は鶏そばを注文してみた。
澄み切ったスープは無化調とのこと。だが味が薄いような感覚はない。塩分もちょうどよく、しみじみとした味わいがある。うまい。非常にうまい。鶏ガラ+和出汁ということだが、和出汁の要素は不明。昆布かなあ…貧乏舌だからわからん。うまい、普通、イマイチという3段階しか判定できません。
麺は自家製麺で、加水率低めのちぢれ中細。歯ごたえよく、スープに合っているように思う。具材はメンマ、白髪ねぎ、小ネギ、岩のり、チャーシューと、鶏肉の…なんだろ?鶏チャーシュー?鶏はむ?
あっさりとした中にも滋味深い味で、こういう体調のときにはぴったりだ。鶏そばの印象は函館ラーメンに近いかもしれない。あれを上品に完成させたような感じ。反面、空腹でガツンといきたいときは、ものたりないとも言える。いつもの体調であればシメの茶漬けセット込みで清湯と白湯の両方食える。
無化調自家製麺こだわりの味を楽しむ店なので、ガッツリ食いたいときに選ぶ店ではないですけどねw

6月8日、6月9日 半田屋2題



これは記録するほどでもないのだが、いちおうメモ。
腹具合や時間帯が中途半端なとき、ノープランなときはどうしたって半田屋だ。回し者と思っていただいてかまわない。
市内3店舗めが北21東2に最近できたので訪問してみたのと、岩見沢へ昼飯を食いにいく前、軽い朝食をとったときのもの。前者がメシ小590円、後者がメシミニ450円だったか。最近メシの量が減ったような気がするのは、気のせいだろうか。

6月15日 ROTA カツスパ中盛り


盛りのよい喫茶店があるという。業態としては喫茶店だが、洋食メニューが安くてデフォルトでもけっこうな量。中盛り、大盛りと増量でき、大盛りはかなりのサイズになるらしい。「赤い館」や「亜珈里」、今はなき「トキワ」のようなイメージだろうか。
中島公園あたりの札幌では狭いと言ってよい街並みの中にあり、車では行きにくい。交通機関を使うなら市電になる。市電は遅いしメンドクサイ。情報を得てから数年あたためていた店だが、スパゲッティを食いたい、いや食わねばならぬ、という強い決意のもと、訪問してみることにした。
立地は市電の中島公園通駅すぐそば。交差点を西に入るとすぐみつかる。外観は確かに喫茶店の雰囲気。コーヒー&レストランとの表示がある。喫茶もありなのだろうけど、基本洋食屋ということでいいのだと思われ。客は100%食事を頼んでいるので、混んでいる店内でのんびりコーヒーを飲むのは時間帯を選ばなければならない。
外観のイメージとは違い、内部はわりと狭い。8人座れるカウンターと、テーブル席が2席。15時くらいなのに、ほぼ満席だった。雑然としたカウンターに座り、メニューを確認。注文する品は決まっているけど、いちおう確認。予定通りカツスパを中盛りでオーダー。ほどなくして配膳。うむ、いい盛りだ。
ちょっとしたマウンテン状態のスパゲッティは中細。ロメスパや喫茶店スパにありがちなやわやわ太麺ではなく、歯ごたえが残る。量的には通常の2倍くらいだろうか。しゃらくせぇ「パスタ」との比較なら3倍以上はある。熱々の鉄板の上でジュージューいいながら出てくるので、カリカリになった麺が終盤のアクセントになる。焦げた麺がいやな人は適宜混ぜた方がいい。
ミートソースはトマト感が残っており、ほどよい酸味があって好み。麺量とのバランスには注意が必要かもしれない。カツはこれ、焦げ目は何だろう?軽く揚げたあとにオーブンで焼く?それとも揚げない焼きカツ?詳細不明。焼きカツとの情報もあり。
味は普通にうまい。ただし人によってはソースが少ないと感じるかもしれない。量的には、一般的な男性なら中盛りはいける。大盛りはどのくらい増量するのか不明だが、たぶんいけたと思うな…大盛りにしておけばよかった。
あともう、何がすごいって価格ですよ。これで600円。550円+中盛り50円。もっとも安いナポリタン普通盛りなら350円ですからね。価格破壊。
安く腹いっぱい普通にうまいメシを食える、こんな幸せなことがあろうか(反語法)。ただひとつ惜しいのは、中島公園近辺に来ることなどほとんどないということだ。この店が近所にあったら通うのだが。

6月15日 おまけ


ROTAに向かう途中、中島公園がずいぶん混雑していたので様子を見に行ってみた。なにがあるというのだ。


縁日を発見。そうだ、そういえば今日は札幌祭りだった。北海道神宮の例祭だ。中島公園には毎年縁日ができる。


トラディショナルな由緒正しいお化け屋敷もある。こりゃなつかしいな…



しばらく人混みを泳いでいるとうんざりしてきたので裏に抜けた。出店が出ていない道はすいている。夏に中島公園へ来たのは久しぶりなので、しばし散策。初夏の気候、濃くなりはじめてきた緑が美しい。

6月24日 札幌第1合同庁舎食堂(祭) 祭どん


平日の休暇。土日に強行スケジュールでトレッキングにでかけたため、体力回復のためにとった休暇だ。特に予定はないし、遠くまで出歩く気もない。だがいつもどおりに腹は減るのである。
昼飯どうすんべえ。せっかくの平日だし、平日にしか行けない店へ食いに行きたい。でも遠い店には行きたくない。そんな状況で思いついたのがここ。北海道開発局などが入っている合同庁舎の食堂だ。
入口にはセキュリティがかかっているのでそのままでは入れない。受付で「食堂に行きたい」と告げ、氏名等を記入のうえ入館証をもらって中に入る。食堂は地下1階にあり、階段またはエレベーターで降りる。当然ながらほかの場所に行くと怒られる。
食事ができる場所は2箇所にわかれている。ごく一般的なカフェテリア方式の「道産子ダイニング」と、食券制ウエイトレス常駐の「祭」。業者は入札なので、そのうち変わるかもしれないが、現時点ではどちらも経営はレオック。給食サービスでよく見る会社。
メニューを見つつ何を食おうか考えていると、「祭」のメニューがうまそうなので、そちらに入ってみることにした。日替わり弁当と丼の2メニューで、厨房には昼時にそなえて準備されている日替わり弁当がうずたかく積まれている。今回頼んだのは丼のほう。
メインの丼はカルビ焼肉丼。ボリュームそこそこ。味もまあまあよかった。メシの分量に比べて肉が少なめかもしれないが、もやしナムルでカバーできる。
サブに冷やしぶっかけそば。そばと丼の組み合わせはテッパンですな。こちらはまあ可もなく不可もなし。
小鉢にサラダと、意表をついたあさりのボンゴレボンゴレが小鉢で出てきたのは初体験だw
この手の食堂としては味がよいと思う。ボリュームもそこそこあるし、この内容でワンコイン500円というのはかなり破格。周辺には北大とか代ゼミなど一般利用可の学生食堂が多いが、ひけをとらない安さ。平日にこのあたりで昼食をとるなら選択肢としてアリだと思われ。12時〜13時のあいだは庁舎の職員さんが大挙して混雑するので、注意が必要だが。
機会があれば、カフェテリアのほうもぜひ試してみたい。