uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

長沼でデカ盛り牛丼を喰らう

要旨

2日前の富士登山で軽く右ひざを故障した。曲げ伸ばしすると痛みが走る。疲れも残っているし、完全休養すべき。しかし…道内晴天続きなわけですよ。すげえいい天気。軽く流したくてしかたない。

計画

踏み込むとひざが痛むので平地移動できる範囲で考える。長沼の焼肉屋で巨大な牛丼が食えるらしいので、それをやっつけに行こう。

行程

0900 自宅発

ひざの状態を鑑み、今回はゆっくりペースで行く。どうせ足に疲労が残っているのでゆっくりとしか進めない。平地だけだし、負荷をかけなきゃ大丈夫じゃないかな…と思っていたが、やっぱり無謀だったw 翌日からひざが腫れてけっこうな痛みに襲われることになった。

0927 豊平川雁来大橋


豊平川の結界を越えて未開の地へ。魔獣どもが跳梁し、文明のくびきを逃れた黒魔導士たちが支配する暗黒の国だ。なんて書くとまた札幌民は傲慢だのなんだの言われる。生粋の札幌民ではないが。

1044 休憩@南幌中央公園


南幌の公園で休憩。延々と地平線まで田畑がつづくだだっぴろい平野の中に、これまただだっぴろい公園がある。都会の人は公園で自然を感じるのだろうが、田舎の人間にとって公園とは、大自然のなかにある人工物である。自分的にはやはり、都会よりこちらの方が落ち着く。根が田舎者なので。

1127 長沼市街


田園地帯を走り抜け、目的地である長沼に到着。休憩しながらゆっくり来たが、まだ時間がある。チャリを市役所にとめて市街を散策し時間をつぶす。街並みを観察しながらうろうろするのは嫌いではない。いくらでも時間がつぶせる。

1200 味川


長沼という町は地味ながら名のあるBグル店が点在している。筆頭はいわきの赤字丼、かねひろジンギスカンあたり。そして長沼に限らず、この周辺に多いのがジンギスカン、焼肉、バーベキューの店。なぜか知らんが、長沼近辺といえば「肉」のイメージだ。
そんな町で、異彩を放つ焼肉店があるらしい。1日3食限定の牛丼が、いわゆる「デカ盛り」であるとのこと。行ってみたいとは思いつつ、自分のキャパシティではコンディションを整えないと完食できない量だと推測されたため、なかなかタイミングがなかった。出された食い物を残すというのは、自分的にはギルティである。そんな奴は腹を切るべき。
だがこの日、満を持して条件が整った。数日前の大きなカロリー消費により体が訴える「飯を食え」要求。チャリ40kmをゆっくり走って長沼までたどり着く、ほどよく腹を減らす運動量。ここだ…このタイミングしかあるまい。胃のウォーミングアップのために朝食を軽く、だがしっかりと取り、長沼までペダルをこぐ。
12時の開店に合わせて入店すると、首尾よくファースト客。3食限定なのでタイミングはかなり見計らった。だが1人客なのに奥のいい席に案内されたところをみると、休日昼はそれほど客入りはないのかもしれない。実際退店するまで、常連っぽい人が1人入ってきただけだった。
テーブルにはトラディショナルなガスの焼き台。これは自分で脇によせる。しばらく待っていると店員さんがあらわれたので牛丼をオーダー。水、お茶はセルフサービスで、自分で汲みにいくスタイル。提供はさらにしばらく待たねばならぬが、時が止まっているような田舎町で待つ時間はそれほど気にならない。ほどなくしてブツが登場。うおう、ほぼ予想通りw

ボウルのような大きさの丼に、びっしり詰まった米。これ確実に2合以上あるだろ…その上を具が覆い尽くしている。脇にキムチがほんの少し。このキムチは味変に有効活用しなければなるまい。サイドにはわかめスープ。
軽く深呼吸して実食開始。味はかなり甘め。汁が多く、つゆだく状態になっている。モチベーションを切らさないため地層食いを心がけ、約6割を食ったところで満腹感が襲ってくる。ここから先は胃に詰め込む作業だ。俺何をやってるんだろう…?という疑問が沸いてくる瞬間。でもその声に負けてはいけない。それは悪魔のささやきだ。
8割を越えたところでペースが落ちる。このあたりでキムチを投入。思ったより味飽きがないのは、地の味がよいからだろうか。見た目の量が増えるため禁断の「ほぐし」を入れ、最後は一気に腹におさめる。うわー食ったー。どんなもんじゃい。
確実に吉野家の大盛り3杯ぶんはあるだろう。並なら4人前はあると思われる。これだけ食って630円はすごい。このほかにも、焼肉3人前のセットで735円(ライス別)など、お得なメニューがあった。基本的にすべてのメニューが安い。そしてわりと、北海道弁でいうところの「あずましい」。人が少ないし、窓やドアすべて全開で涼をとるスタイルは田舎の親戚の家のような雰囲気がある。牛丼とバトルするのもいいが、休日の昼下がりに焼肉でビールなんてのもアリじゃないかと思った。

1321 あいすの家 モカマーブルソフト


それでもこのくらいは別腹です。あまりにも暑いので、前回このあたりを通ったときはスルーした、あいすの家でソフトクリームを摂取。甘くなくてうまかったのだが、脂肪分と糖分のおかげでのどがかわくという罠。のちのちこれが響いてくる。

1444 豊平川豊水大橋


かなりの暑さの中を走っているので適宜水分補給しなければならないのだが、水を飲むと腹が膨れて胃が苦しいことに気がついた。しまった、こんなところに落とし穴がw 口を湿らす程度補給しながら走っていると、そのうち軽い脱水症状が出はじめた。
やたらにのどがかわくので水をガブ飲みしたい。だけど水を飲むと腹が苦しい。これのせめぎあい。こういうとき本当はスポーツドリンクの方がいいんだけど、もう糖分はとりたくない。どうすりゃいいのという状態。水を飲まないのがもっともよくないのは自明なので、最低限必要な量だけ補給し、苦しい腹をかかえながら走らざるを得なくなった。
こんな日は平気で2リッターや3リッターは水を消費するもんなあ。あんまりでかいメシ食うと、文字通り命取りだな。早食いで死んだやつはいるが大食いでは死なないと思っていたが、こんな危険があったのかw

1510 自宅着


「解せぬ…」
ど、どうされましたか。またしてもやる気のない体勢。
「やっぱり暑いのにゃ」
すごくいい天気の日が続いてるので毛皮着てるとつらそうですね。サマーカットでもしてみますか?
だが断るにゃ」

まとめ


走行距離 75.10km
累積標高 235m
所要時間 06:07:30
走行時間 03:38:40


食費 630
アイス 250
飲物等 98*2+110

合計費用 \1,186-

反省点

・その後3日ほどひざの痛みに悩まされた。
・本当は休養しておくべきなんだけどな。ヘタして慢性化すると非常によくない。

感想等

・最近牛丼ばっかり食ってる。