uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

2013年に2013メートルのニペソツ山に登る その4

1420 幌加温泉 鹿の谷


秘湯・幌加温泉の訪問である。現在営業しているのは、いちばん奥にあるこの「鹿の谷」だけ。素泊まりのみ可。あるじのばあちゃんは耳が遠いため、運営は長期滞在の常連客がやっているらしいw 玄関を入って声をかけるとおばちゃんが出てきて日帰りの受付をしてくれたが、たぶん常連客で、宿の人間ではない。
そんな宿なので、ロッカーなどあるはずもない。必要最低限以外のものは車内に置いておき、車のキーを預けておいたほうが無難。でもまあ、こんな鄙びた場所で置き引きするやつもそうはいないだろうけど。
内湯は広めの浴槽3つに別れており、それぞれ別の源泉が注がれている。ナトリウム泉、鉄泉、カルシウム泉。すべて源泉掛け流しだ。これはすばらしい。ボランティア的に長期滞在している人たちがいる理由がわかる。湯質は最高である。
洗い場には椅子というものがなく、スノコのみが敷かれている。頭や体を洗うときは工夫が必要。もちろんシャンプーなどという文明の産物は存在しない。自前で用意しておく必要あり。
露天はこれも源泉がちがう。硫黄泉で、熱いという話を聞いたことがあるが、この日はわりとぬるめだった。大自然が広がる中にある露天は開放感があふれ、ずっと入っていたかったが、いかんせん大自然すぎるw いままで見たことのない平べったい生物がお湯の中に浮いてもがいているのはまあいいとして、アブが飛び回っているのは閉口した。虫が少ない季節の方が、絶対的にいいだろう。
そしてもうひとつ、特筆すべきことがある。はじめ、浴室に入ると何か異様な雰囲気がしたんだよな…入浴している人たちが、なぜか妙な感じでこちらを見ている。一瞬、ここはハッテンバなのかと思ったくらいだw んで、どうもみんな奥に陣取って入口側をちらちら伺うので、自分も奥に背を向けて体を洗い出したが、そのときはっと気がついた。ああ、なるほど。こいつらワニだ。
この温泉、完全混浴なんですよ。脱衣所は一応男女に分かれているが、ドアを開けると同じ浴室につながっている。仕切りなども一切なし。浴室から見ると、男の脱衣所と女の脱衣所のドアが並んで存在している。はじめてみるシュールな光景。こいつら、もしかしてだけど、もしかしてだけど、女が入ってくるんじゃないの〜♪と、ちらちらドアの方を伺ってたんですな。うわあ、気持ち悪い。
実際、湯から上がって着替えをしていると、知らなかったらしい女性客が「え?中いっしょ?」とか言っているのが聞こえてきた。いやー、まさにこれだ。これを狙ってるわけだ。バカじゃねえの(苦笑
しかし、おばちゃんも女性客が来たら教えてやればいいのにな。妙なところで気がきかない。まあ宿の人なわけじゃないし、いいかw

1620 道の駅 うりまく



糠平温泉から然別温泉に抜ける狭い道道を走り、鹿追方面に出る。なにかイベントが行われていたのか、糠平温泉から十勝清水までの間、ロードバイクを多数見かけた。然別温泉〜糠平温泉はかなり厳しい距離と標高差だぞ…支笏湖なんて目じゃないほどきついはず。
274号に合流する手前で瓜幕の道の駅に立ち寄り。もちろんソフト消化が目的。シンプルかつスタンダードな一品で、かなりうまかった。単に疲れていて甘いものがうまく感じただけかもしれないが。

1710 カントリーライフ


肉である。とにかく肉が食いたいのである。運動後はそりゃなんといっても肉だ。たんぱく質を補給して筋力を増強し、筋肉痛をすこしでもやわらげるのだ。
そんなわけで十勝清水のステーキハウスまでやってきた。それなりにボリュームのある清水産牛が食えるということで、存在は認識していたが、中休みがあるため変な時間にメシを食う癖がある自分にはタイミングが合わない。この日も微妙に営業開始時間前に到着してしまったが、なにせ肉が食いたいのである。少し待ってでも食っていくことにした。
駐車場で野球を聞きながら待機。いつもどおりの負け試合。試合が終わると、いつのまにか「準備中」の札が「営業中」に変わっていたので入店。店の外観はログハウス風、内装も同様。見渡せる範囲ではテーブル席が5〜6席、小上がり2卓だったかな?うろ覚え。
メニューを見ると、カレーやスパゲッティなどの洋食メニュー、カツやフライなどの定食ものが700〜1000円くらいでひととおり揃っている。だがやはり、イチオシは肉。ステーキ、ハンバーグ、サイコロステーキなどがおすすめらしい。もちろん今日食うのは肉だ。肉、肉、肉、肉、ああお肉。
がっつり食うべく、最も重量のありそうなメニューを選択する。最大で250グラムか…1ポンドまでなら食えるのだが、まあしかたあるまい。清水産牛のヒレステーキ240gを、ライス大盛りで注文。ステーキはセット価格で、スープor味噌汁、サラダ、ライスがついてくる。ライス大盛りは100円増し。汁物はスープを選択。

しばらくすると鉄板に乗ったステーキが出てきた。なるほど、120gが2枚の構成だ。ライス大盛りの量は、1合ないくらいかな。
おもむろに肉にナイフを入れる。そういえば焼き方を聞かれなかったが、中心に赤みが残るくらい。けっこうやわらかく、それなりに抵抗なく切れる。口に入れて噛み締めると、じゅっと肉汁が飛び出してくる。うまし。
最初に肉の味を確かめ、ついてきた和風ソースをかけてもう一口食べてみる。おお、このソースによって肉がおかずに変わったぞw 個人的にステーキって、おかずとしてあまり立ち上がってこない食い物だと認識しており、バランス的にライスの量が多すぎたかと思ったが、ソースのおかげでわしわしメシが食える。よかったw
スープは一般的なコーンスープだが、よくファミレスなどにあるうっすーいスープではなく、どろっと粘度があった。サラダは地味な構成で可もなし不可もなし。
肉はやわらかく、味もよかった。問題はコストパフォーマンス。いい肉を使えば当然うまい、けど高い。安い肉ならそれなりの味。ここのバランス。でもまあ、そこは自分よくわからんのよね、普段高い肉なんて食わないからw あくまで自分レベルの感想として言うと、2200+100円でこの肉とこのボリュームなら、十分満足だった。
ただひとつ致命的だったのは、自分の選択ミスだな。脂身のないヒレ肉じゃ、あんまり肉食った気にならんじゃないか!リブロースにしておけばよかった…

2010 自宅着

十勝清水ICから道東道に乗る。いいペースで走っている車がいたので千歳恵庭JCTまで追走。捕まるのは先頭だけですから。夕張ICで下りるか千歳経由で乗りとおすか、いつも悩むところだが、今回は前の車にそのままついていった。札樽道の定額区間を自宅至近ICで下り、思いのほか早い帰宅。予想では22時を過ぎると思っていた。

「寝心地いいにゃ」
そうでしょう、そうでしょう。帰宅したあと、わざわざまた外出してイオンで買ってきた激安PBふとんカバーですからね。ところで前のふとんカバー、キャットフード臭とすっぱい臭いが混じりあった半液体上の物質が大量にぶちまけられていたような気がするんですが、あれはどういった現象でしょうか…
「しらないにゃ」
「きっと天罰にゃ」
遅い時間だとイオンしか選択肢ないんですからカンベンしてください…

まとめ


589.7km



沿面距離 15.745km
累積標高 1679m
所要時間 07:38:30
行動時間 06:25:22


食費 800+(100+98+500+100+150)+2300
交通費 4050 +ガソリン代(推定36リッター)
宿泊費 350
飲物等 128*2+78*2
入浴費 500+500
ソフト 250+250

合計費用 \10,360- +ガソリン代(推定5400)

反省点

・ひざはそれほど悪化しなかった。ただ、かばうため筋肉に負荷がかかったか、筋肉痛がひどかった。
・体重はひざではなく筋肉で支えるべきなので、本来かかるべき負荷がかかっただけではあるが。
・途中で左ひざも痛みだしたので、こっちもやっちまったか?と思ったら、ただの打撲だったw 岩場あたりでぶつけたかなあ?

感想等

・ひざが慢性化しつつあるのでサポータータイツを購入。どうせならいいものを買わないと意味がないのでワコールのCW-Xスタビライクス。
・海外モデルの輸入品で1万円切るお値段。国内モデルよりぜんぜん安い。
・この手の商品の内外価格差はどうにかならんものか。