uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

洞爺湖1周ポタリング その1

要旨

3週連続の週末悪天候。今週はずいぶん荒れるようで、雷や竜巻の警報まで出ている。
だが、金曜の夜に天気予報を見ていると、土曜の日中、道南方面だけに晴れマークが出ているじゃないか。遊びに出るならここしかない。

計画

急遽決めたので準備不足。自転車を積んで、洞爺湖を軽く1周してくるくらいが手ごろ。
1周だけならものの2〜3時間ですんじゃうので、ベッタベタの観光コースを回ってこよう。

行程

0600 自宅発

230号で洞爺湖までアクセス。まだ夏休み期間なので、この時間帯でも微妙に流れが遅い。わナンバーも多数見かけた。
ここ数週間ほど週末を中心に天候が大荒れになり、道南や道東では冠水するなどの被害があった。JRはトラブルの連続で運休があいついでいる。今年の盆休み以降に北海道へ来た旅行者はたいへんだったろう。

0746 水の駅をスタート

0747 洞爺湖のようす


豊浦までの近道である道道285号香川交差点の少し手前から脇道に入り、洞爺湖の北端部に出る。洞爺湖1周道路を西に500メートルほど進むと水の駅という施設。道の駅みたいなものだ。認定されていないだけだと思う。
ここに駐車して自転車を組み立て、1周スタート。ぶ厚い雲が空を覆っているが、そのすきまから、秋の高く青い空とまだ強い日差しがときおり顔を出す。

0812 浮見堂

0815 浮見堂近影


走り出してすぐ、浮見堂というスポット。洞爺湖八景!そういうのもあるのか!あとで調べたらすべて1周コースの中にあったので、コンプリート可能だった。この時点では情報不足のためスルー決定。
浮見堂には聖徳太子像が祀られている。つい数年前落雷で焼失し、2代めの復元だとか。まだ空気に朝の雰囲気が残っており、湖面の奥まで伸びる石伝いの散策路を歩いていくと、非常にすがすがしい。

0821 白鳥一家


周囲は公園になっている。洞爺湖岸にはいたるところに公園、キャンプ場、無料駐車場がある。ここまで整備されている地域は北海道ではめずらしい。
浮見堂から、白鳥の親子が泳いでいるのが見えたので、公園を突っ切って近づいてみる。つがいと幼鳥が2羽のんびりと泳いでおり、なごむ光景だ。

0848 温泉街が見えてくる


10kmほどで道道2号と合流。すぐ先に温泉街が見える公園があったので休憩。この直後、ポツポツと雨が降ってきたかと思うと、背後からものすごい雷鳴。振り返ると湖の北側にどす黒い雲が広がり、景色がぼんやりにごって見えた。あー、こりゃ豪雨になってるぞ。たぶんスタート地点も雨の範囲だ。もう少しスタートが遅かったらえらい目にあっていた。

0859 観光遊覧船


温泉街に到着。遊覧船の船名はエスポワール。まさかの希望の船w
ちょうど洞爺湖を境にして、北は雷鳴とどろく雨模様。こちらは雲ってはいるものの、南の空には晴れ間も見える。とはいえ、いつ雨雲がここまでかかってくるか、わかったもんじゃない。少しのあいだ雨宿りしやすい温泉街に滞在することにしよう。

0922 乗ってる


で、乗ってるわけです。たぶん2回めかなあ、記憶が確かなら。屈斜路湖の中島と混同している可能性もあるが。
雨が降ってたらそのまま戻ればいいし、晴れてたら中島に下りてみる。あやしい空模様をやりすごすにはうってつけ。

0932 下々を睥睨するウィンザーホテル


出航すると左手にウィンザーホテル。かつて洞爺湖サミットが開催された会場だ。言わずもがな、ハイクラスの宿である。最低でも1泊4万円超え。さすが、そこだけ日が当たって後光のようになっております。どこのセレブ(笑)が泊まるんだこんな宿、という感じだが、1室2名5万弱ならなくもないな。

0937 湖上でエスポワールとすれ違う


遊覧船は2艘の船が30分おきに入れ替わりで運行されている。帰港するエスポワールと湖上ですれ違った。そろそろ星の売買が始まったころだと思う。

0940 陽光に照らされる弁天島

0945 観音島と大島のあいだの海峡へ

0949 左に昭和新山、右に有珠山


洞爺湖の中島は4つの島で構成されている。最大の島は大島。大島の南西に弁天島と観音島が浮かび、2島は砂州でつながっている。南東にもっとも小さい饅頭島がぽつんと浮いている。船は弁天島の西から観音島を回りこみ、観音島と大島のあいだにある海峡を抜けて大島の桟橋につける。航行時間は行きが約25分、帰りが約20分。
乗っているあいだにだんだん晴れ間が広がりはじめた。南の湖岸には昭和新山有珠山が見える。


つづく。