uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

洞爺湖1周ポタリング その3

1152 洞爺湖展望台から見る昭和新山

1152 洞爺湖


約6分で山頂駅へ着。山頂とは言っても、最高点は立ち入り禁止区域の中にある。つい十数年前にも噴火して多大な被害をもたらした活火山なので、当然だ。
駅を出ると展望台に直結しており、昭和新山と、洞爺湖が半分だけ見える。下界にいるとそれなりに起伏のある土地なのだが、俯瞰で見ると、本当に畑の真ん中に昭和新山だけが飛び出しているように見える。

1201 有珠山火口原展望台から見る火口原

1201 荒々しい大有珠の山肌


5分ほど歩くと有珠山火口原展望台につく。ここまでは道が舗装されていて、運動に適さない靴でも気軽に来ることができる。ただし思いのほか斜度があり、段数の多い階段が続いているので、ふだん運動しない人だときついらしい。ひーひー言ってる人多数。登りかたのコツを知らないとすぐ息が切れるってのはある。
火口原は1面の砂地で変化が少なく、地味な感じだ。深い穴状になっている部分が銀沼大火口。

1216 火口原展望台

1216 左から小有珠、有珠新山、オガリ

1216 背後には噴火湾


火口原展望台から先は、外輪山を歩く登山コース。「ここから先は自己責任です」みたいな注意書きが出ている。今日は靴がスニーカーなのだが、片道2kmということなので突撃してみた。
まず急な階段を下る。ぐんぐん下る。約250メートル下る。距離は短いのでなんてことはないのだが、トレッキングし慣れてないと、登り返しはかなりきついと思う。
下りきると外輪山のほぼ平坦な道になるが、意外に草木が茂っている。火山性の荒涼とした道を想像していたのだが、これはちょっとクマが怖い。クマ鈴は持ってきていないのだ。このあたりにクマが出たという話は聞いたことがないが、森林と地続きならいつ出たっておかしくない。ときおり大きなかけ声を発しながら進む。
約1.5km先の火口原展望台には、有珠山火口原展望台から15分で到着。帰りが20分ほど。ロープウェイ駅には、駅から片道1時間という表示があったが、そこまではかからない。一般的な体力の人だと往復で1時間半くらいだと思う。
あと500m先の展望台まで行くかどうか迷ったが、結局引き返すことにした。景色は特にかわりばえせず地味だし、クマが怖いので。

1301 有珠山を後に


帰りのロープウェイに乗ってふもとへ戻る。行きに続いて帰りも、高所恐怖症のくせに眺めのいい場所に座ってしまった。悪い癖だ。しかし、登りはかなり怖いのに、下りはそれほどでもないのはなぜだろう。登山しているときもそうだ。登っているときは足がすくみそうな高度感のある場所でも、下りだと平気だったりする。不思議なものだ。
もう13時を回っている。遊覧船を下りたあとに強い空腹を感じ、セイコマのホットシェフのカラアゲを食っただけなので、軽食でもつまんでいくかとみやげ物屋をひやかしてみるが、ピンとくるものがない。例によってバカみたいな量のメシを食うつもりなので、シャリバテしない範囲で腹はすかせておきたい。あと20km走れば1周完了なので、なんとかもつだろう。多少空腹感がないでもないが、そのまま観光地エリアを後にする。9%勾配の下り速すぎワロタ。60km/h出た。転倒したら死ねる。

1414 1周完了


壮瞥側の湖岸は山道が延々つづいているだけで、特に見どころはない。ガンガン走って1周完了。
外周だけなら40kmかな。登ってるのか下ってるのかわからないような、微妙なアップダウンが多かった。速度が落ちたら登ってる、加速してきたら下ってるみたいな。集落のある部分と、道道2号との複合区間をのぞいて、ほぼ単線。ブラインドコーナーも多いので、車には注意が必要。

1444 突然のゲリラ豪雨


休憩後、自転車を積んで車内でこのあとの作戦を立てていると、突然ものすごい豪雨がふりだした。バケツをひっくり返したとはこのことだ。これが噂のゲリラ豪雨っすか…雷鳴はとどろいているし、ついさっきまでほぼ無風だったのに強風が吹き荒れ、滝のように降ってくる雨で視界はほぼない。車で動くのさえ危険なので、しばらく車内待機。
10分ほどで嘘のようにピタリとやんだので、出発する。しかしナイスタイミングだ。ちょっとでも遅れていたら雨でずぶ濡れになっていたし、逆に早かったら視界不良で立ち往生してしまうところだった。朝もポツポツ程度の雨に短時間当たっただけだったし、奇跡のように雨を避けている。こんなところで運を使いすぎ。

1517 洞爺観光ホテル


運動後のお楽しみ、食事と風呂である。R&B風に言うと、メシアンドフロである。自転車で走った道をもういちど進み、温泉街まで戻る。遅い昼食を予定していた店は、中休みに入ってしまったらしく開いていなかった。腹はへっているけど、それほどせっぱ詰まった状況ではない。メシは室蘭で取ることにして、先にフロに入っていこう。
洞爺湖温泉にも日帰りをやっている宿は多いが、特に理由もなくここを選んだ。小さな宿はなんとなく気分じゃなく、1000円台が多いホテルの日帰りにしては700円と割安だったので。これが大正解。泉質はナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉。内湯の大浴槽は半量循環、露天が掛け流しらしい。露天は湖側にあり、人が通る道路がすぐそばにあるのだが、木々で覆われて目隠ししている格好。向こうからはよほど注意しないとわからないだろうが、風呂からは木の間にうっすら湖が見える。そして木の茂り方が絶妙。木漏れ日が差し、すずめが枝の間を飛び回って遊んでいる。なごむ。落ち着く空間だ。また時間帯もいい。まだチェックインしていない客も多いだろうし、チェックインした人はちょうど部屋で一息いれているころだ。ほとんど人がいない。4人も入ればいっぱいの小さい露天だが、ひとりじめ状態だ。
しょせん大箱ホテルだと思ってなめてたが、うっかり1時間すごしてしまった。さっと入ってメシを食いに行く予定だったのに。

1636 道の駅そうべつ情報館i



道の駅近くにあるセルフスタンドで給油をかねてミックスソフトを消化。この場所は洞爺湖畔からそれほど離れていないので自転車で来る手もあったが、湖畔からかなりの下りなので避けた。下ったら登らなきゃならん。激坂はもう昭和新山でおなかいっぱい。

1748 小梅


今日はどうもふられっぱなしだ。まず洞爺湖のほとりにある、チャーハンがすごい量のラーメン屋は中休み。室蘭方面で食うことに修正して、鷲別の某カツファイティングライスの店に向かうも早じまい。困ったなあ…いや、困らない。鷲別まで来たということは室蘭工大がすぐ近く。大学があるところ、安くて量が多い店にはことかかない。脳内検索しただけでも、あと2件はひっかかった。
その中から選んだのはこの店。外観居酒屋風だが、ほぼ完全に、大学生向けの定食屋だ。店に向かって左側に駐車場が2台ぶんあるが、わかりにくく、とめにくいので注意。有料駐車場があるわけでもないし、はじめ路駐しようとしたら住人が様子を見にきたので、このあたりはうるさいのかもしれない。通報されかねない。
店内はカウンターと小上がりのみ。こじんまりとした店だ。先客は小上がりに大学生風2人組。適当にカウンターに座り、キャラクターも雰囲気も綾戸智恵似のおばちゃんにオーダーを告げる。初見なので無難なしょうが焼き定食を選択。大盛り可で、一部ジャンボメニューもあるようだが、デフォルトで盛りがいいらしいので普通盛りに自重しておく。
それほど待つでもなく、まずは小鉢の群れが出てくる。これはすべてのメニューについてくるらしい。続いてしょうが焼き定食が登場。なるほど、いい盛りだ。


ご飯の量で1合くらいだろう。メインのしょうが焼きは常識的な量だが、つけあわせのキャベツがてんこ盛りだ。これは間違いなくサービス精神の発露。こういう、サイドが大量の店にはずれはない。さらに印象に残るのは、やはり小鉢群。焼きなす、ブロッコリ、きゅうり漬け、ささげ煮物、スパサラ。家庭的っすなあ。学生相手に、安くバランスよく腹いっぱいになってほしいという愛情を感じる。野菜の多さは特にそう。自分で料理やる人ならわかると思うけど、野菜って高いからね。肉より高い。
これで700円ってだけでも満足なのに、さらに缶コーヒーがサービスで出てきたのは思わず笑ったw 食後に120円で缶コーヒーを買ったと思えば、580円相当だ。とんでもなくうまいってわけでもないし、そんなにすごい量だというわけでもないけど、このサービス精神には脱帽だ。
ほんと、学生街にはこんな店が当たり前のように存在しているからあなどれない。

2100 自宅着

36号を走って帰札。20時ごろになるので混まないはず…と思っていたら、札幌ドームでイベントがあったらしく大渋滞が発生していた。20台後半から30台前半くらいまでと思われる、どちらかというと年齢層が高めな客層。男女比はほぼ半々。何のイベントなのかさっぱりわからない。変な場所でタクシーを止めたり迎えの車が平気で路駐していたりなど、比較的マナーは悪い。
帰宅してから調べた結果、B'zのコンサートだということが判明。やれやれ…


「ブロックにゃ」
こたつトップモニターの前を占拠しないでください。写真の整理ができないじゃないですか。
「薄型モニターの弊害なのにゃ」
上には乗れないですからねえ。

まとめ


307.1km



走行距離 42.66km
走行時間 01:56:11
累積標高 486m


反省点

・それほどの運動量でもないのにハデな筋肉痛が。
・雨に降られて引きこもっているあいだにかなりなまってる。
・ひざも治ったので走り込みしないと。

感想等

・ミンミンゼミ大杉。さすが道南。