uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

カムイヌプリ(摩周岳)・西別岳登山 その3

0938 カムイヌプリ(摩周岳)山頂

0939 西別岳@山頂

0939 雌阿寒、雄阿寒@山頂

0939 アトサヌプリ(硫黄山)、奥にうっすら屈斜路湖@山頂

0939 北からせまる雨雲@山頂


休憩込み1時間50分、休憩なし1時間45分。25分休憩。
カムイヌプリは陥没カルデラである摩周湖の脇にできた、巨大な火口の外縁。火口内側の崖はほぼ90度の角度でストンと切れ落ちている。頂上までは外縁をたどって登るわけではなく、背後から回り込んで最高点まで這い上がる。背後からといっても相当な斜度があり、最後の最後に急登が待ち構えている。
この一帯は全体に標高は低いが、火山だらけ。森林限界は低く、1000メートルに満たない標高ながら、景観はすばらしい。眼下に望む摩周湖、今なお激しく火山活動を続けている雌阿寒・硫黄山などが一望だ。雨雲が近づいてきていて天気がいまいちなのが残念だ。あと足元がものすごい崖で、腰のあたりがぞわぞわする。
山頂直下ですれ違った単独登山者がたぶん一番乗り。この日2番めに登頂。無人の山頂でゆったりしていると、大学生パーティや途中で抜いたカップルなどが続々と登ってきた。狭い山頂なので、適当なタイミングで下山を開始する。

1050 西別岳@712ピーク


2007年版の夏山ガイドでは、カムイヌプリから西別岳への縦走路は草刈がされず今後どうするか協議中、とあった。プチ縦走するかどうかは現地の状況を見て考えることにしていた。実際に来てみると、つい最近にも草刈されたようで、道はしっかり見えている。進んでも問題ないと思われたので、西別岳分岐から西別岳へ向かう。
歩いてみると、広い道が西別岳まではっきりと続いており、むしろ摩周第1展望台からカムイヌプリまでより歩きやすい。だが利用者は少なく、往復で2人とすれ違ったのみだった。これはもったいない。

1102 又牛別岳(760メートル付近)


西別岳手前のピーク。又牛別岳という標識があったが、正確な標高は不明。等高線を見る限り76?メートルと思われる。
ここで雨雲が上空までかかってきて、わりとしっかりした雨が降り出す。レインウェアを着込むため5分休憩。だが雨具を着ると雨はやむの法則どおり、すぐに雨は小降りになった。

1108 西別岳山頂

1108 雌阿寒、雄阿寒@山頂

1109 釧路湿原方面@山頂

1109 リスケ山、北西別岳@山頂

1110 カムイヌプリ(摩周岳)@山頂

1121 広大な釧路平野


休憩込み3時間20分、休憩なし2時間55分。20分休憩。
山頂に登りきった瞬間、うわーなんだこりゃ、と思わず歓声を上げた。釧路平野根釧台地の広大な風景が眼下に広がっている。雄大だ。すばらしく雄大な景色だ。
西別岳へは標茶から登るルートもあり、リスケ山、北西別岳の稜線上を登山道が続いている。ここを登頂する人は標茶から登る人が多いらしい。西別岳までは標高差も少なく初心者向けコースだが、カムイヌプリまで往復するとけっこうな距離と累積標高になるはず。景観は最高だろうし、そちら側から登ってみてもよかった。


つづく。