uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

釧路連泊・寒すぎだろ常識的に考えて その1

要旨

1か月もじっとしていたらストレスが溜まってきた。旅に出よう。

計画

予定日の冬イベントを調べてみると、釧路で冬まつりが開催されるらしい。この時期はどうせ特急移動だし、最近マイブームになっている前乗り後泊で行ってみる。そうするとBグル三昧的にも都合がよいのだ。
さらに、冬まつりだけでは間が持たないと思われるので動物園も組み入れてみた。うむ、いい計画だ。財布には厳しいが…

行程

1358 札幌駅北口のようす


1330自宅発。つい数時間前まで澄み渡った青空だったのだが、突然ブリザード並みの猛吹雪に変わった。この画像は降りがおさまったタイミングで、実際には視界100メートル以下の悪天候
目的地が道北方向じゃなくてよかった…この調子じゃ岩見沢から滝川あたりで列車が止まるに違いない。道東方面なら、影響を受けるのは在来線や乗り継ぎがからむ南千歳までのはず。新得まで抜けてしまえば下りにはまったく影響は出ないだろう。

1419 グリーン車のようす


今回もグリーン車でございます。グリーン往復割引で、指定席往復割引より6000円お高い。でもまあ片道3000円で一人がけシートと電源が手に入るかと思えば、まんざら悪くもない。リクライニングするったらないシートの倒れっぷりとフットレストの存在はあなどれない。
電源を利用して、また映画を見ていく。悪の経典。三池崇史が映画化するために書かれたような小説が原作なわけだが、そのまんま、あの原作を三池崇史が映画化したような映画だった。ひたすらバイオレンスである。詰め込みすぎて枝葉が説明不足になり、殺戮シーンのみが残ったような仕上がり。なんとか48の誰だかが泣きながら「この映画嫌いです」と言ったんだっけ。そりゃそうだろう、この映画はバンバン人が殺されていくさまを楽しむ映画であり、そういうものが観たい人以外は観てはいけない。
伊藤英明は顔に力が入りすぎな気がしたので、もっと徹底して何の感情もこもらない、単純作業を黙々とこなす死んだ目をした労働者の顔で生徒を虐殺してほしかった所存。

1848 釧路駅


4007D 特急 スーパーおおぞら7号 1420札幌→釧路1842
1月下旬まで積雪ゼロだったという釧路も、ここ数日は雪がぱらついていたようで、多少積もっている。ただし数センチ程度。これが札幌あたりなら、雪かきが趣味としか思えない老人以外は除雪しないで放っておくレベル。でも釧路は雪は降らないけど気温はとんでもなく低いので、まったく解けずに道路がカチカチのアイスバーンになっている。
というかマジで寒いぞこれ。いま現在の気温は札幌とそれほど変わらないと思うんだけど、湿度の関係かなあ。次元が違うほど寒気が身に沁みる。札幌あたりの気候に慣れちゃった自分にはかなり厳しい寒さ。いや札幌だって十分寒いんだけどさ。

1936 定食の店ガッツ


釧路バス 65系統 美原線 1915釧路駅前→愛国小学校1928
釧路にはデフォルト大盛りな飲食店が多いのだが、その中でも訪問難易度トップクラスな店だ。釧路駅から4km離れた住宅街にあるのに駐車場はなし。コインパーキングがあるような立地ではなく、アクセス方法はバスだけになる。さらに夜だけ営業なのも痛い。地方都市は夜がふけるのが早く、20時すぎには終バスの時間となってしまう。タイミングがかなり限られるため、旅行者が利用するのは難しいだろう。
そんな厳しい条件の店ではあるが、じつは再訪なのである。釧路で大盛り系Bグルを攻めようと思ったら、ここと泉屋ははずせない。前回はデジカメを持っていなかったので、時間調整してでも再訪し、あのブツを撮影しておきたいという趣旨。釧路駅バスターミナルからバスに乗り、愛国小学校バス停で降りて、北へ100メートルほど歩くと店に着く。
この店の名物は、なんといってもチキンカツ。1枚から別途注文でき、○○にチキンカツ2枚つきなんていうセットメニューもある。前回も同じものを食べたのだが、ここはやはりチキンカツ定食で行っておく。ほとんど待つことなく、5分ほどで配膳。

待ち時間が短いのは、カツに理由がある。かなり薄切りにされており、5ミリくらいの厚さなのだ。薄いぶん揚がるのが早いので、時間が限られている今日のような状況にはぴったりのメニューだ。ただまあ、薄いといっても大人の手のひら以上の面積があり、それが5枚どかんと積み重なっている。全体としてはかなりのボリューム。
それと、一見して構えてしまうのは、5枚ということは衣も5倍だということ。通常なら油飽きに苦しむこと必至だ。ただしこの場合、それほど胃にもたれることはなかった。これは、素材が胸肉だということが大きいと思われる。ともすればパサパサになりがちな胸肉に油分がプラスされ、ちょうどいいバランスになっている。なるほど考えられてる。角度とか。
ご飯の量は、この写真の撮り方じゃわからんなあ。小どんぶりにすり切り1杯で、上から見ると大したことはなさそうだが、1合半ほどある。サイドには卵の袋煮が半個、スパゲティサラダ、白菜おひたし、味噌汁。それとカツの下にたっぷりキャベツが隠れている。
卓上のソースを1枚ずつかけて攻略開始。カツの色は薄めだが、サクサクした食感。なかなかうまい。サイドの白菜は舌の油を落とすのに役立つ。意外に難敵だったのはスパゲティサラダ。満腹感があらわれ始めた後のマヨネーズのこってり味はきついっすな。
5枚にわかれていることからモチベーションは維持しやすく、最後は腹のきつさを感じながらも20分で完食。終バスに間に合うためには20分以内に食い終わるのが必須だったが、計ったようにギリギリクリア。バスに乗り遅れたら駅までタクシーで帰らざるをえないところだった。
前回よりは楽に食えたので胃の容量は上がっているのだろうけど、それほどきつくないぶん後で水分を取りすぎ、腹が膨張してひどい目にあってしまった。2時間くらいは苦しかったな。
やっぱり夜のドカ食いは、ちょっと苦手。

2028 夜の宿泊先


釧路バス 65系統 美原線 2004愛国小学校→十字街7丁目2023
2000きっかりに会計し、バス停まで歩いて移動。2分前に到着。バスが少し遅れてきたので5分ほど待つことになったが、寒いのなんの…食後は体温が上がるので寒さを感じにくいはずなのだが…
最寄りバス停で降りて宿へ向かう。前回も泊まった釧路プリンスですよ。金曜の夜なためか何組かの会合が入っていて混雑している。釧路にこんなに人いるの?ってくらい。その中にはムネオの名前もw


宿泊部屋はこんな感じ。広いシングル、プリンス仕様。ここに連泊して5000円ちょいだから安いもんだ。正規の価格で泊まっても1泊素泊まり4000円ほど。シーズンオフの冬はビジホとタメを張るお値段になる。

0845 朝の釧路市


0100ごろ就寝、0800起床。
素泊まりプランなので朝食を食いに行く。釧路で朝食を外食といったらあそこだろう。
ただし和商市場ではない。勝手丼なんてあんな割高なものばかばかしくて食えるもんか。


つづく。