uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

絶景領域サードシーズン その3

0558 内湯



夕食後なにをしていたかよく覚えていないw 夕食から通算して300mlの冷酒を4本飲んだことは覚えている。7合近いじゃないか。そりゃ記憶もあいまいになるわw
2100ごろにアルコールを買い足しに行ったらすでに閉まってて、フロントに頼んで売ってもらったのは覚えているので、飲みきって歯磨きして寝たのはたぶん2200をだいぶ回っていた思うなあ。
起床は0530、腕時計のアラームで目が覚める。さすがに頭がぼんやりしているので、朝風呂でリフレッシュ。無人だったので大浴場を撮影。露天はなし。
沸かし湯と温泉浴槽にわかれていて、この浴槽のみ温泉。沸かし湯に入る人なんか一人もいないので、やめればいいのに。水と燃料がもったいない。浴場を大きく見せる効果があるのはわかるけど。
この宿はほかの3件と源泉が違うらしい。ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。加温のみ、源泉掛け流し。アブラ臭はほとんどなし。皮膚がツルツルする感じの湯で、泉質は他の宿にひけをとらないと思う。

0706 朝食バイキング


ぬるめの湯にゆっくり漬かって汗をかくと、だいぶ頭がはっきりしてきた。7時から開始の朝食ビュッフェへ。
パンもご飯もあるけど、どちらかというと和食寄りかな。フルーツ以外はひととおり取ってみた。ご飯は給仕方式で、普通に1杯もらう。大盛り店に行く予定(あくまで予定)だったので常識的な量に控えておいた。
あと豊富温泉に牛乳はかかせない。豊富牛乳うまし。

0850 ふれあいセンター


早めにチェックアウトし、ふれあいセンターへ移動。ここも萌えっこフリーきっぷ提示で割引になるのだが、あえての翌日朝訪問。豊富温泉といえば石油を含んだ湯が有名なわけだが、時間帯によってかなり含有量が変わるらしい。そして、ふれあいセンターの朝イチ湯治湯は、ものすごい石油量だとのこと。一度たしかめてみたいというわけ。
営業開始は0830から。昨日からの吹雪のなか到着してみると、やはり成分の濃い朝イチを狙ってくるようですな、湯治客がすでに何人か入浴中。さっそく湯治湯に入ってみると…うわあ、なんだこりゃw すげえw
ほんとうに石油風呂ですよ。水面に浮いているというよりは湯の中に溶け込んでいる感じ。腕や上半身を湯から出すと、油でべったりとコーティングされている。ドロドロの浴感。こ…これが豊富温泉の真の姿か… いままでうひょー油くせえーとかはしゃいでたのが馬鹿馬鹿しい。第三形態まであるのに第一形態で喜んでいたようなものだ。
湯治客のためか、湯温はかなりぬるめ。じっくり漬かっていると、だんだん油分が薄くなってきているのがわかる。湯はりしたときがMAXで、1〜2時間もすれば石油の量は一般湯とほとんど変わらなくなるようだ。本当の石油風呂を体験するなら、営業開始から1時間以内がおすすめ。ドロドロのテカテカになります。上がる前に念入りに体を洗っても、1日中なんとなく体が石油くさかった。

1000 猛吹雪の中6.6kmを歩み出す


ちょっとゆっくりしすぎた。豊富駅まで徒歩1時間15分と見ているが、悪天候のためもう少しかかるかもしれない。あわてて準備をし、ふれあいセンターを出る。外は猛吹雪。しかも真正面からの強風向かい風。風速20メートル以上ありそうだ。あいたたたたた。雪の粒が露出した顔に当たって痛いったらない。去年はポカポカ陽気で、暑くて半袖で歩いた道なんだがなあ。
降雪量はそれほどでもないのが幸いだ。もし雪の量が多かったら視界不良となり、さすがの自分も徒歩でいくのはあきらめたと思う。車道歩きなので道を見失うことはないが、車がこわい。自分も視界不良の道路を運転することがあるからよく知ってる。車は猛吹雪のこんな道に人が歩いている前提で走っていない。とつぜん人間が視界に入ってきたら何が起こるかわからない。

1116 生還


当初の見込み時間通りに、無事到着。雪は一時的にやんでいるが、強風のため地吹雪状態で、降っていようがやんでいようがコンディションに変わりはない。
こんなこともあろうかと、レインウェア、防水グローブ、オーバーグローブ等ひととおり用意しているのだ。温泉効果もあって、手足は最後まで暖かかった。4月に道北で猛吹雪にあうより、7月の富士山頂で雨に降られるほうがよっぽどつらい。
というか列車ちゃんと動いてるのか。それが一番心配だ。

1421 名寄駅


4330D 稚内発名寄行 普通 1136豊富→名寄1417
案の定ポイント故障で、15分遅れて豊富駅に列車が到着。だがもともと幌延で17分の急行すれ違い待ちがあるので、そこですべて吸収された。結果的には定刻どおり名寄へ着。
名寄にはすでに快速なよろが停車しており、これに乗っていけば30分ほどの待ち時間で旭川まで移動できる。だが、その1時間あとの普通列車もかなりの駅を飛ばし、快速とほとんど変わらない乗車時間で旭川に着くことができる。じゃあ名寄でメシ食ってく手だ。
ところが。駅徒歩15分ほどの距離にある、目的の店。さんざん迷ってたどり着いてみると、1400から1700まで臨時休業の張り紙。うそーん。寒いなか結構な距離を歩いてきたのに…まあしかたないか。次の機会にしよう。

1503 三星食堂


盛りがいいという噂の喫茶店に臨時中休みでふられたあと。じゃあどこでメシを食おうか。ごく単純にここにたどりついた。
名寄駅を降りてすぐ、バス乗り場などがある広いスペースの向こう側にどしんと構えている店。駅を降りるとすぐに目に入ってくる、まさに駅前食堂。ここが100年続く食堂だというのは前から知っていたが、駅前にあるためいつでも行けるという心理が働くのと、名寄駅は比較的乗り継ぎがよいので、今まで入ってみたことがなかった。目的の店にふられたあとなんてのは、いいタイミングなのかもしれない。
100年食堂とはいうが、店舗は建て替えてからそれほど経っていないのか、あたらしくて小ぎれいである。店前の行灯には「Since1914」の文字。うわあ、ちょうど100年めか。こりゃ結局のところ縁があったのかもしれん。
店内も清潔感があり、広々している。カウンター、テーブル席、小上がりがあり、小上がりでは常連ぽいおばちゃんたちがコーヒーを飲みながらダベっていた。
メニューはラーメン、そば類や定食、カレーなどの一般的食堂メニュー。今日はガッツリ食う予定だったので、ボリュームがありそうなトンカツ定食を注文してみた。中途半端な時間に他客がいない状態で揚物系を頼むと、揚げ油の温度が上がるまで待つから時間がかかるのを忘れてたよ。

15分ほど待ってからカツ定食が出てきた。おお、なかなかのボリュームだ。カツがけっこうな大きさで、ご飯の量もある。メニューにご飯大盛り+200円、肉大盛り+350円という強気な金額が書かれていたので気になってはいたが、もしやここも大盛りを頼むとでっかくなる系…? あとで調べてみたら、やはり盛りが良いことでも有名だったようだ。そして鶏の照り焼き定食とジンギスカン定食が名物とのこと。いやあ、情報不足だった。
カツはサクサクに揚がっていて、肉質も悪くない。ボリューム的にも十分満足できる量。いわゆる駅前食堂としてはレベルが高いほうだと思います。
もう少し情報を仕入れてから、また訪問してみたい。肉とライス両方大盛りでいけるかな?

2100 自宅着

326D 名寄発旭川行 普通 1549名寄→旭川1722
2254M 旭川岩見沢行 普通 1738旭川岩見沢1917
3264M 岩見沢発小樽行 区間快速いしかりライナー 1936岩見沢→札幌2017
腹もいっぱいなので、旭川までは爆睡モード。乗り継ぎがいいので、あとは一気に帰札。
長い冬の終わりとともに、鉄シーズンが終了。次週からインチキアウトドア生活が再開。まずは自転車だ。整備しなきゃ。

「甘いにおいがするのにゃ」
名寄名物なよろプリンと、それに対抗したサンピラープリンです。みやげもプリンが恒例化です。
1個ずつでよかったんですが、サンピラープリンが3個セット売りだったので、なよろプリンも多数あるバリエーションのうちプレーン、いちご、アスパラチーズの3種類を買ってきました。消費期限は明日までなのに、食べきるのにたぶん3〜4日かかります。「消費期限?そんなの関係ねえ。鼻と舌で判断」派ですので問題ございません。
「腹こわせばいいのにゃ」
両方とも甘みよりもどっしりとした濃厚さに重点をおいた本物のプリンでうまかったですが、なよろプリンの3種類のうちアスパラチーズが絶品でした。ほんのりアスパラのさわやかな香りとチーズの風味。苦味の強いカラメルも左党向けです。1個だけキワモノを混ぜてみたつもりだったのに。うれしいような悲しいような。

まとめ

交通費 240*2+5210+2300+(11500/5)
宿泊費 9870
入浴費 400+510
食費 520+660+900
酒代 500+440+1620+525+630
飲物等 160+120+110
その他 300+250+1000+870

合計費用 \29,675-

反省点

・飲みすぎ。

感想等

・どうしても通過点になってしまう苫前、初山別に重点を置いてみたのだが。
悪天候で外に出られないという罠。
・飲み食いしすぎると夕食が食えなくなるし。
・そこで自炊宿ですよ。
・途中下車道の駅での飲み食いにスポットを当てる旅。
・自炊宿に泊まって素泊まり早立ち。
・来年の企画が決まった。
・気が早すぎ。