uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

【三度目の】函館松前桜見物&函館山縦断往復【正直】 その3

0600 チェックアウト

もともと帰りがそれほど遅くなる予定ではないので、適当に出ようと思っていた。早ければ0500出発と考えていたが、この時間になった。
前日わりとしっかり食っているので、朝市で海鮮という気分でもない。朝食は軽く、コンビニパンでカロリー補給。本当はちゃんと食っておくべきだけど、ここ数日摂取カロリーが高いので、体内グリコゲンの蓄積によりガス欠にはならないだろう。

0623 称名寺


往路は観音コースから登り、地蔵山コースへ下る。この周辺に駐車場はないが、駐車禁止ではない広い道路があるので問題なし。周辺住民の迷惑にならない場所にとめる。
観音コース登山口はわかりにくいとの評判多数。称名寺(しょうみょうじ)から登る説と実行寺(じつぎょうじ)から登る説があったが、まず称名寺に入ってみた。墓場を突っ切って上へ上へと…けど途中で不安になって引き返したw なるほどわかりにくいかなあ。

0633 実行寺


あらためて実行寺から登ってみる。同じく墓場の中を、上へ上へ、とにかく上のほうへ。すると墓場のいちばん奥が、登山道らしき道にスッとつながっている。ビンゴ!
しかしこのコース、夜景登山で暗くなってから登るとしたらかなり怖いぞw

0638 称名寺からの登り口


登山道に入ってすぐ先、分岐らしき道が高龍寺の方向へ伸びている。もしかして?と辿ってみると、やはり称名寺の墓場らしき場所に行き当たった。ああ、なるほど。どちらでもいいんだ。
結論。観音コース登山口はけしてわかりにくくない。称名寺、実行寺どちらでもいいので、とにかく墓場を歩く。本能のままに高いほうへ高いほうへ進んでいくと、かならず登山道にたどりつく。不安になったら負け。ただ、どちらかというと実行寺の方が1本道で入りやすい。
なお、高龍寺からも登れるらしいが、これは未確認。高龍寺の墓場と称名寺の墓場がつながっているんじゃないかという気はする。

0702 8合目駐車場


旧登山道と同様、何度か車道を渡りながら高度をかせぐ。わりとゆるやか、かつ一定の斜度なのでペースを取りやすい道だ。このコースを使う人は少ないはずだが、道はしっかりついていて迷うこともない。
8合目駐車場で旧登山道と合流。ここからは、この駐車場利用者も使う階段を歩いて山頂まで一息。

0707 山頂

0710 函館市街@山頂

0710 函館港@山頂

0711 立待岬方面@山頂


実行寺に入った時間を開始時間とする。ここまで35分。10分休憩。
山頂施設は無人だ。さすがに朝7時じゃ誰もいない。景色ひとり占め。空気がもやってるのが残念だけど。春は見通し悪い日が多いね。

0746 千畳敷砲台跡(北側)

0749 海岸に降りる道は通行止め


山頂から8合目駐車場まで下りて千畳敷コースの林道へ入る。
月見台という分岐点から千畳敷展望台までは広い要塞跡になっている。まず月見台側の砲台跡を見学。
国土地理院の地図ではこのあたりから東海岸へ出る道が記載されているが、この道は通行止めだった。同じく下山するコースの記載もあるが、これに至っては踏み跡すら発見できず。

0758 千畳敷見晴台

0801 千畳敷砲台跡(南側)


アンテナが建っている位置から通り抜けできないと思っていたので、いったん林道に戻って千畳敷見晴台から再度要塞跡に入る。でも奥に進んでいったら、さっきうろうろしていた道に出ちゃった。なんだ通り抜けできるんじゃん。1往復ぶん損した。こんな狭い範囲で同じアンテナを違うものだと思い込んでいたわけだから間が抜けている。

0805 函館市街が一望


そしてこの位置はすごく展望がいい。函館市街が一望できる。隠れた夜景スポットではなかろうか。上磯海岸まで見渡せる御殿山山頂のほうが見ごたえあるとは思うけど。

0809 要塞内部


天井のある遺構は立ち入り禁止になっている場合が多いが、ここは禁止ではない模様。少しだけ入ってみた。ちょっと不気味な雰囲気がある。

0818 地蔵山展望台


立待岬がよく見える地蔵山展望台。ここからつづら折りの道を一気に下る。けっこうな急斜面で、函館山ではもっとも登山道らしい登山道。

0831 鞍掛山へは通行止め


立待岬の手前にもう一山あるのだが、そちらへ続く道は通行止めだった。ううむ、立待岬を眼下に、そして断崖絶壁を間近に見られるのではないかと期待したのだが。

0831 七曲り口いったん下山


ここまででいったん下山し、車道に合流。休憩込み2時間。休憩なし1時間50分。
まず縦断を完了。復路は車道沿いのコースをたどり函館山に登り返す。

0837 宮の森コースへ


車道をしばらく行くと宮の森コースに出る。ここからは整備されたハイキングコース。高低差のない、ほぼ車道と並行する森歩き。

0841 碧血碑

0841 碧血碑近影


箱館戦争旧幕府軍戦死者を祀った碧血碑。義に死んだものは血が碧くなるとかなんとか。真新しい花が供えられているが、これを置いていったのはどういった人たちだろう。

0847 ぜんまい生え放題


おお、道のすぐ横にぜんまいがワラワラ生えてるじゃないですか。こんなわかりやすい位置に山菜が生えてるのはじめてみたぞw 函館山では植物の採取が一切禁止されているが、それでも取っていく不心得ものの1人や2人くらいいそうなものだ。函館のトレッカーはマナーがよいのか?ドライバーのマナーは最低だけどw

0850 エゾダテ山分岐


宮の森コースからもう少しだけ先に出るコースの分岐点。エゾダテ山と名がついているが、山というレベルじゃなくコブ程度。

0856 もういちどいったん下山

0857 汐見山コース登山口


休憩込み2時間25分。休憩なし2時間15分。5分休憩。
またいったん車道に出ると、目と鼻の先に汐見山コースの登山口がある。ここから再度函館山まで登る。

0925 千畳敷コース分岐まで歩いて戻る


汐見山コースは5合目で旧登山道に合流する。千畳敷コースへ林道が続いているので分岐点まで歩いてみた。八幡山などに登る踏み跡がないか確認したかったからだ。何も見つからなかったけど。

0938 8合目駐車場ふたたび


旧登山道から8合目駐車場へ出る。旧登山道は斜度も少なくて楽な道。

0945 山頂ふたたび


休憩込み3時間10分。休憩なし2時間55分。25分休憩。
まだロープウエイ運行前。観光客はほとんどいない。車で山頂まで登ってきた人たちだけだ。1000開店の売店を冷やかすために大休止。でも1000前から開いてるみたい。
最近観光地にいくたびスーツケースに貼るステッカーを探しているのだが、北海道の観光地にはご当地ステッカーがない場合が多い。ステッカーという商品が売れないためか。イカールステッカーとかほしかった。上磯のズーシーホッキー商品化はまだか。

1039 山上大神宮へ下山

1039 山上大神宮の登り口


休憩込み4時間5分。休憩なし3時間25分。
GPSトラックには観音コース登山口付近でうろうろしている形跡があるが、これは他に登山口がないか探していたためだ。結果、みつけた。観音コースへは山上大神宮(やまのうえだいじんぐう)からも入山可能。正面右におみくじ売り場があり、その脇にはっきりとした道がある。この位置から入ったほうが、50メートルほど標高を節約できる。
入山位置まではすこし離れているが、ここを下山ポイントとする。

1040 幸坂


山上大神宮からは見通しのよい広い坂。八幡坂ほどではないが、いい景色だ。
ちなみにこの道も駐車禁止ではない。


つづく。