uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

大雪山お花畑めぐり&秘湯一泊 その1

要旨

こまぎれ夏休み第1弾として、土日にくっつけて1日休みをとった。天気がよさそうなので山に行こう。1泊2日で遠出する。

計画

当初はテント前泊で考えていたが、秘湯の会の宿に泊まってスタンプを収集するのもいいなと思いはじめた。前回ガスにやられたトムラウシをリベンジし、芽登温泉に後泊なんてどうか…と空室検索したのが3日前。うわお、あいてるよ。じゃあここだ。
しかし、予約した後に重大な勘違いに気がつく。芽登温泉から近いのはトムラウシじゃない、ニペソツだった。ニペソツ去年登ったじゃん…
こんどは登る山を考え直し。一時は石狩岳シュナイダーコースが候補に上ったが、いや、そのコースは相当きびしいぞ…しかも急勾配の尾根はあまり手入れされておらず、笹漕ぎになるって話じゃないですか。ムリムリ、単独行動向きの山じゃない。
いろいろ検討した結果、黒岳から大雪に登ってお鉢一周しようという案に落ち着いた。大雪には天気がよい日が多く紅葉もはじまる秋に登ることが多いが、いまなら花の季節のはず。大雪の花々を堪能しにいこう。

行程

0300 自宅発

0230発の予定だったがさすがにつらかったw 30分遅れて出発。
朝食はまたしてもマックをドライブスルー。工夫がない。

0611 層雲峡ロープウエイ


だんだんと夜が明けていく道を黙々と走り層雲峡に到着。出発が遅れたぶんきっちり到着も30分遅れだ。0600の始発ロープウエイで登るはずだったが、始発は混むのでまあいいや。
ごらんのとおり、低い雲がどんよりと頭上を覆っている。だがなんとなく、山の上は晴れているんじゃないかという確信があった。低すぎるんだよね、雲が。そして、そのわりに上空が明るい。薄い雲が下層にかぶさっているのではないかと予想。

0631 5号目はガスの中


ロープウエイ5合目駅からリフトに乗り換え。このあたりはすっかりガスの中だ。だが…

0643 晴れた!


リフトに乗ってしばらくすると…うはw やっぱりw 完全に雲の上に出た。
リフトに乗らず5合目で折り返す観光客の小グループがいたが、残念でございました。乗ってみればよかったのに。

0647 7合目展望台から見る雲海


展望台からはみごとな雲海が広がっているのが見える。さて、雲海が消えないうちにいちばん高い場所まで登ってしまいましょうか。

0652 登山口


リフトの脇にある7合目登山口。ふもとから登る登山道もあるが、わざわざ歩く好事家はあまりいないだろう。と思う。ロープウエイだろうがリフトだろうが、あるものは使ってとっとと高度を稼ぎ、大雪の高山台地を歩く方に時間を使いたい。

0704 10分ほどで雪渓があらわれる


早くも雪渓。7合目ですでに1500m超えてるから当然あるわな。しっかり締まって表面だけザクザクな雪で、夏靴で問題なし。
たまに運動靴で登ってくる観光客がいるけど、それはさすがに無理。ちゃんとした靴底じゃないと危険です。

0744 黒岳

0745 上川方面

0745 ガスに沈む層雲峡

0746 一面の雲海

0747 右手桂月岳、凌雲岳

0747 正面に北海岳

0748 石狩岳方面


50分。15分休憩。
下界は完全に雲海の下。下界の住民たちは今日は雲っていて天気が悪いと思っているに違いない。なんという優越感w
しかし、大雪に登るとだいたい天気に恵まれるのはなぜだろう。逆に十勝岳方面は決まってガスになる。今日トムラウシに行っていたら、はたしてどうだったろうな。

0803 イワブクロ

0803 メアカンキンバイ

0806 エゾイソツツジ

0808 イワウメ

0808 イワヒゲ

0808 イワヒゲ群落

0809 イワウメ群落

0810 エゾツガザクラ

0811 キバナシャクナゲ

0811 お花畑越しの黒岳石室

0812 エゾコザクラ

0813 一面のお花畑

0813 チングルマの大群落


黒岳石室に向かって歩き出す。と、すぐに色とりどりの花たちがあらわれる。高山植物は5合目からすでに咲いているが、広いスペースが一面お花畑になっている光景は壮観だ。
大雪といえば紅葉のイメージだが、花の季節もすばらしい。

0814 黒岳石室


北海道唯一の営業小屋。北鎮岳方面と北海岳方面の分岐点になっている。北鎮岳方面に進み、反時計回りのコースを選択。


つづく。