uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

ニセコ沼めぐり&三座制覇 その2

1128 シャクナゲ岳分岐


いったんシャクナゲ岳分岐まで戻る。ザックをデポしたまま、こんどはシャクナゲ岳に登る。

1138 シャクナゲ岳山頂

1138 昆布岳方面@シャクナゲ岳山頂

1138 羊蹄山方面@シャクナゲ岳山頂

1139 黒松内方面@シャクナゲ岳山頂

1139 目国内岳方面@シャクナゲ岳山頂

1139 岩内方面@@シャクナゲ岳山頂


休憩込み3時間55分、休憩なし3時間25分。10分休憩。
いやあ、思いのほかきつかった。斜度もあるけど、全部岩場。両手両足を使って登り下りしなければならない。ザックをデポしておいてよかった…
最高点の岩場を少し奥に行った場所に広場があり、そこに山頂標識が立っている。快晴だけど全体にもやっていて、景色はもうひとつか。それでも眺めは格別によい。昆布岳の特徴的な姿、チセヌプリ・アンヌプリと続くニセコ連峰の姿、その後ろにそびえる羊蹄山、岩内方面に見える日本海など、印象的な景色だ。

1214 チセヌプリ分岐


チセヌプリ分岐まで戻り、次はチセヌプリ方面に進む。

1220 湯本温泉分岐


ここからニセコ湯本温泉に下りるのが沼めぐりコースの代表的なエスケープルートと思うが、あと2山越えて五色温泉まで戻る予定だ。いやーなめてた。
遠目で見るとチセヌプリの山容はなだらかに見えるのだが、実際には急斜面をほぼ直登に近い角度で登っていくことになる。地図を切り出したときに等高線の詰まり具合を見て「うわーこれきついぞ…」と思ったが、想像以上だった。さらに、ここに来て原因不明の疲労感が全身を包みはじめた。シャリバテに近い感覚。ちょこちょこ行動食を口にしているのに。要するに絶対的体力の枯渇じゃないのか、これ。
おまけに手持ちの水が底をつきはじめた。思いのほか汗をかいちゃって、のどがかわくったらない。アメをなめて急場をしのぎ、ゆっくり休みながら1歩ずつ登っていく。

1300 チセヌプリ山頂

1301 岩内方面@チセヌプリ山頂

1301 シャクナゲ岳方面@チセヌプリ山頂

1302 昆布岳方面@チセヌプリ山頂

1302 羊蹄山方面@チセヌプリ山頂


休憩込み5時間18分、休憩なし4時間38分。17分休憩。
ひいひい言いながらやっと山頂到着。目に見えてペースが落ちた。あと1山越えないと帰れないのだが、だいじょうぶだろうか…
景色はだいたいシャクナゲ岳からと同じだ。行動食をとり、ちびちびと水を消費。水はケチればなんとかなりそう。問題は体力がもつかどうか。

1356 いったん車道へ


9分休憩。
チセヌプリへの登り途中からごろごろした岩場になり、下りはほぼ全行程岩場。しかもぬかるみを歩いて靴底が詰まり、岩が湿っているのですべるったらない。全身を使って登り下りするので、余計に体力を使う。
ただまあ、あと1山なのでたどり着けそうではある。足を休めてからニトヌプリへの登り返しにかかる。

1450 ニトヌプリ山頂

1450 イワオヌプリ、アンヌプリ@ニトヌプリ山頂

1450 昆布岳@ニトヌプリ山頂

1450 黒松内方面@ニトヌプリ山頂


休憩込み7時間7分、休憩なし6時間1分。15分休憩。
着いた!あとは下るのみ!1kmちょっとの登りに50分近くかかってるよ…本格的に体力使い切ったな。
おかしいなあ、イワオヌプリまで入れて計測した距離20kmと累積標高1500m、普通に歩けると思っていたのだが…なぜこんなに疲れているのだろう。後半に登りが連続したからだろうか。逆まわりで行くべきだったのか。

1605 入山ポストへ帰還

1611 下山


イワオ分岐で10分休憩し下山。休憩中にちょうど水を飲みきった。ギリだった。水がなくなるほどこわいことはない。
全工程で休憩込み8時間27分、休憩なし6時間56分。終盤かなりのペースダウン。本来はイワオヌプリも含んで8時間切るつもりだった。甘すぎた。

1626 ニセコ山の家


さて、登山後といえば温泉であるが。五色温泉といえば当然ながら五色温泉旅館が有名。だが五色温泉旅館は去年行ったばかり。そこで、道路をはさんで向かいにあるニセコ山の家に行ってみることにした。
酸性・含硫黄-マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。自家源泉のようだ。高温のため地下水を少量の加水、掛け流し。白濁した湯で、硫黄の香りが強い。いかにも温泉らしい温泉で、ありがたみがある。
内湯・露天ともに広く、ゆったりと漬かれるが、露天からの景色はいまひとつかな。方角的に山が見えない。視界内に電柱が立ってたりするのも興ざめだ。
もっともよい点は、それほど混まないということじゃないだろうか。向かいにある五色温泉旅館は「秘湯として有名」という矛盾した表現がしっくりくる施設。観光客、登山客、温泉好きな人がつめかけて、常時混んでいる。それに対してこちらは、五色温泉旅館に比べてという話だが、あまり混むことはない。
混雑を避けてゆっくり温泉を楽しみたいときは、こちらを選択してみるのがいいのじゃないかと思う。湯の質はひけをとらない。

1950 自宅着

温泉にゆっくり漬かっていたら、また体力を搾り取られた。あがった後は動けなくて、脱衣所でしばらく座っていたくらいだ。着替えてロビーに出ると、ちょうどT-岡田が逆転スリーラン打ってやがって、さらにテンションだだ下がり。
5号を経由して小樽で夕食のつもりだったが、余市まわりで帰るのがおっくうになって、毛無越えをピストンで帰宅することにする。食欲もないし。疲労回復のためにメシ食っとくべきなんだろうけど。
さすがにあれだけ運動して夕食抜きはまずいだろうと思い、自宅近くの「みよしの」で餃子カレーを食って帰宅。辛いものならなんとか食えそうだったので。

「貧弱にゃ」
いやあ、死ぬかと思いました。トレーニングあるのみです。明日はきれいに見えていた昆布岳に行ってきますよ。
「ししゃも狩ってくるにゃ」
下僕も食いたいのはやまやまです。ちょうど平日ですいてるだろうし、帰りに鵡川まで足を伸ばすかもしれません。

まとめ


221.8km



沿面距離 18.314km
所要時間 08:27:04
行動時間 06:56:28
累積標高 1427m


交通費 ガソリン代(推定13リッター)
入浴費 500
飲物等 120+140+130

合計費用 \890 +ガソリン代(推定2,000)

反省点

・異様な疲労感はなんだったのだろうか。
・ごく単純に体力不足か。
・後半に登りはきついんだな。下りは平気だったもの。
・下りより登りがきついと思ったのははじめての経験だ。

感想等

・紅葉いまいち。ちょっと早かったか。
・色づく前にだいぶ葉が落ちていた印象。大雨の影響だろうなあ。
・今年は10年に1度の紅葉とかいう話だけど、ほんまかいな。