uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

秋田青森・麺食らう旅 その2

1433 100円循環バス


1655M 秋田発弘前行 普通 1141秋田→弘前1421
弘前に戻る。また爆睡。寝てたら目的地に着いているシステムになっております。

1450 弘前城


弘南バス 土手町循環100円バス 弘前バスターミナル→市役所前
弘前城は駅から少し離れた場所にある。100円の循環バスが10分間隔で走っているので乗っていき、15分ほどで到着。歩くと30分以上かかるはず。
弘前藩津軽氏の居城。もともと青森全域と岩手県北部は南部氏が支配していたが、関が原を契機に家臣の津軽氏が独立し、いまの青森県西部を掠め取った。そのときから津軽氏と南部氏は犬猿の仲。現在でも青森県の東部と西部は仲が悪いという噂がある。方言も津軽弁と南部弁で微妙に違うはず。

1451 追手門

1456 杉の大橋

1457 南内門


吹雪いてまいりました!どちらかというと地吹雪。
青森は降雪量も積雪量も札幌より多いからな、今日の予報ならある程度吹雪くとは思ってた。

1459 未申櫓

1500 二の丸しだれ桜

1501 辰巳櫓

1503 下垂橋

1505 天守


天守付近にはチャイニーズの集団。観光客を見たのはこの1組だけ。まあこの天気だしね…あと、どうみても同業者が何人かいた。

1508 鷹丘橋


雪に埋もれる鷹丘橋。これはいい景色。

1509 武徳殿休憩所

1511 子の櫓跡

1518 北門

1521 丑寅

1524 東内門

1527 東門


ぐるりと回って東門からエスケープ。出て100メートルほど先に100円バスの停留所がある。
コンディションは最悪だったけど、見ごたえがあった。桜の名所だけあって多くの桜が植わっている。満開の時期にゆるゆると散策したら最高だろうなあ。

1552 弘南鉄道


弘南バス 土手町循環100円バス 文化センター前→弘前バスターミナル
弘前ではもうワンミッション残っている。第三麺との遭遇、および「乗ってみる」という目的のため弘南鉄道に乗車するのだ。
弘前駅裏手の一角に、ひっそりと弘南鉄道弘前駅が存在する。日本最北の私鉄電鉄。車両は東急のおさがりらしい。終点黒石まで片道460円。

1631 黒石駅


弘南鉄道弘南線 1600弘前→黒石1629
さすがに寝すぎたのか眠くはならず、車窓をながめての移動。ほぼ全線、だだっぴろい平野が広がっていた。たぶん一面の田んぼ。夏は緑のじゅうたんだと思うけど、冬なのでただ白いだけだ。この広い空間で強風が吹いたら相当な地吹雪になるだろうな…

1651 すごう食堂


黒石まで来て食べる麺といったら、そりゃあもう、つゆ焼きそばしかないでしょ。
本当はここが元祖という「妙高食堂」に行くつもりだったんだけど、黒石駅を出てから完全に方向違いの道を進んでしまい、駅まで戻ってきたらめんどくさくなっちゃった。ある程度吹雪いてるし、くそ寒いし…
で、ですよ。駅の目の前にあるこの店に、なんの情報もなしに飛び込みで入ってみたわけ。すごく味のある外観で、明らかに傾いでる古臭い建物。「つゆ焼きそば」と大きく出ている看板の横に「100年食堂」の文字。駅を出たとたんこれが目に入ってきて、ものすごく気になっていたのだ。
引き戸をガラガラと開けて店内に入ると、テーブル席のみ4つくらいだったかな?厨房は無人。で、もとは小上がりだったであろう奥の座敷に網戸が張られていて、おそらく母娘であろうばあちゃんとおばちゃんが、こたつに当たってテレビを見ながらガハガハ笑っている。うおうw こりゃ手ごわい店だぞw
絶対に気づいてると思うんだけど、こちらを一顧もせずにテレビに見入っているので、網戸越しに「やってますか?」と声をかける。何度目かで反応があったのでつゆ焼きそばとビールを注文。ストーブにいちばん近いテーブルに陣取ってしばらく待つ。

ほう、これがつゆ焼きそばか…見た目はラーメンだが…まずスープを飲んでみると、しっかりした酸味を感じる。なるほど、ソースの酸味だ。ソース焼きそばを作ってからスープに投入するというのは知っていたが、どういう味になるのかは想像できないでいた。実際に飲んでみた感想は「酸味の強いラーメンスープ」。違和感はない。
麺はストレートの平たい麺。麺自体にもうっすら味がしみていて、スープとマッチするなあ。いや、うまいぞこれ。食べ慣れるとクセになる味かも。
エビが入って赤っぽい天カスと、ねぎが上に乗っている。さらに焼きそばの具らしいキャベツ、たまねぎ、豚肉がスープの中に沈んでいる。見た目より食べ応えあり。
いやあ、おもしろいものをおもしろい店で食った。得がたい体験だった。満足。


つづく。