uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

秋田青森・麺食らう旅 その3

1921 青森駅


弘南鉄道弘南線 1720黒石→弘前1749
675M 秋田発青森行 普通 1817弘前→青森1912
外が暗くなったので読書しながら宿泊地である青森へ移動する。到着前の30分ほどは、また睡眠。よく寝る1日だ。

1930 味の札幌大西


投宿前に本日最後の第四麺。
隠れた青森名物に「味噌カレー牛乳ラーメン」というものがある。もう名前からしてキワモノ。どんなものか食っておこう、というわけだ。提供している店は数件あるが、その中からここを選択。駅から近かったという理由。名前のとおり、基本的に札幌ラーメンの店。札幌から青森まで来て札幌ラーメンの店で味噌カレー牛乳ラーメンを食す。わけがわからないよ。
カウンター、大テーブル、小上がりの構成。先客3組。大テーブルにすわって注文するとすぐに味噌カレー牛乳ラーメン登場。

おそるおそるスープを飲んでみる。牛乳と味噌が合うというのは、たぶんよく知られている事実だと思う。ラーメンスープと合わせた場合も、悪くはないようだ。よりマイルドになり、牛乳のもつコクがプラスされている。ただ…ここにカレーはどうだろう?わりとこう、生のスパイス感があるカレーパウダーが入ってるっぽいぞ。味のバランスの中で、唐突にカレーが主張してきた印象を受ける。
特徴的なのはスープのみで、他は一般的な札幌ラーメンだ。高加水のぷりぷり麺、具に火当て野菜。
バターが乗るのは「観光客のイメージする札幌ラーメン」で、バター入りラーメンというのはほとんど食べたことがないが、このメニューに限っていえばありじゃないかな。カレーの自己主張が多少緩和されるので。
正直、自分にはちょっと合わないかな、と思った1杯。まあ話のタネにはなるので、損はしてない。

2007 宿泊先


本日の宿泊先。経営不振のホテルを傘下におさめる方式で勢力を伸ばしつつある激安ビジホチェーン。公式サイト予約すれば地域最安値保証とうたっている。今回は公式サイトで予約したわけではないが、1泊素泊まり3500円という安さだった。さらにいつもの割引を利用し、本日の宿代1900円となっております。ネカフェより安いw ネカフェに泊まったことないけど。
青森駅から20分ほどの距離だけど、ほぼアーケードの下を歩いてこれる。多い日も安心(雪が)。

2012 部屋のようす


値段が値段だけに、まぁこんなものでしょうか。かなり狭い。クローゼットなしで壁にかける方式。ベッドの寝心地は悪くなかった。

目を引く設備はこれ。うわー懐かしいなあ。いまどこも1000円カード方式だからね。カードなんて買ったことないけど、この方式だと100円くらいなら入れてみたくなっちゃうw いや結果的には見なかったですがw

落ち着くなり晩酌タイム。今日は黒石でビール1本飲んだだけ。明日は9時半にチェックアウトすればいいし、テレビを見ながらゆっくり飲むことにする。

つまみには、コンビニでつい衝動買いしてしまった南部せんべいチョコ。どんな味かというと、まあチョコの味だ。セサミチョコ。南部せんべいの食感と塩分がプラスされて、悪くない組み合わせ。うまいと言っていい。
220mlのカップ焼酎を、はまなすで飲み残したほぼ1本と、コンビニ調達した2本。合計3合強。シメにホテル自販機の500mlビールを飲んで就寝。日付が変わったころだったと思う。

0918 外は大雪


0800目覚ましにて起床。薄暗い。カーテンをあけてみると…うわー大雪だ。でも、もさもさと降り積もってはいるけど、風はそれほど強くない模様。うむ大丈夫だ。これなら列車動いてる。出発前は北日本大荒れという情報で、予定をこなせるか、無事に帰ってこれるか不安だったのだが、事なきを得たようだ。

0923 チェックアウト


まったりし、シャワーを浴び、渇を見たあとチェックアウト。朝食を食いに行く。もちろん麺。

0945 くどうラーメン


第五麺は津軽ラーメン。煮干で出汁をとるのが特徴だ。そしてありがたいことに、青森駅周辺には朝ラーができる店がいくつかある。市場があるので朝食営業している店が多いのだ。今日の朝食として選択したのはここ、くどうラーメン。朝8時から営業している。
内部はU字型カウンター2面と、窓際のカウンター。要するにカウンターのみ。入口を入ってすぐ横に券売機あり。ラーメンは大、中、小、特大とあり、大で普通サイズ、中で少なめだとか。特大は麺2玉になるらしい。まあ朝食だしね。中にしておきましょうか。

カウンター奥に座っているとしばらくしてラーメン中が到着。うわーシンプル。ザ・中華そばだ。
スープは確かに煮干しがいるけど、えぐみまったくなし。超あっさりでやさしい味わい。麺は中細の縮れ。量は普通に1玉じゃないかと思うけど、あっさりで油分が少ないから全体のボリュームとして少なめになるんだろう。チャーシューは固めで好みのタイプ。
いやあ、なんかしみじみうまいラーメンでした。朝ラーにはぴったりだ。

1003 朝の青森駅


ちょっと早めに青森駅に到着。みやげを買ったり、ドトールでコーヒーを飲むなどして過ごす。
帰りは海峡線をスーパー白鳥函館本線スーパー北斗。乗り継ぎ時間7分。企画きっぷが下車前途無効で函館で降りられないので、こういう乗り継ぎになった。よっぽどのことがないかぎり接続取るし。

1249 山海いろごはん



函館で乗り換え後。いかん、腹減ってきた。くどうラーメンで特大にしとくんだった…
ま、ある程度想定してたけど。麺しばりにこだわるか、せっかく昼ごろ特急に乗るんだから駅弁を食うかの選択に悩み、成り行きまかせにしておいたのだ。腹減ったからにはしかたない。しかもいいタイミングで車内販売が来たし。駅弁食って行きましょう。
つまみを除けば、この旅で食った唯一の麺じゃない食い物。函館みかどの弁当で、炊き込みご飯の上に海の幸と山の幸が載ったもの。うまかった。みかどの弁当はだいたいうまい。中でも鰊みがき弁当は地味ながら絶品なのだが、残念ながら車販はしていなかった。

1401 合田もりそば



さらに第二駅弁。そして、これが最後の第六麺。長万部合田のもりそば。
長万部名物のかにめし弁当は、スーパー北斗車内で注文すると長万部で積み込んで席まで運んでくれるのだが、それと同じシステム。弁当を買うときについでに注文しておいたもの。かにめしを注文する人はけっこういるが、こっちはあまり見たことがない。麺食らう旅、大トリに変化球を持ってきてみました。
中身はこれ以上なくシンプルだ。もりそば。それだけ。うずらの卵と、なぜか缶詰みかんがついている。まずはみかんを脇にどけておき、カップにつゆを入れ、うずらを割り入れる。どうしても麺が固まっているため、つゆの一部を麺全体にかけ、ほぐしやすくする。あとはぞぞぞと手繰りこむだけ。途中からうずらの黄身を割ってつゆに溶くと、まろやかな味に変わる。
長万部駅前の合田そば店に行けば、ゆでたてのそばをいくらでも食えるわけだが、駅弁として車内で食うと、また違った風情が生まれる。旅のシメとして、悪くなかったかもしれない。

1645 自宅着

4001M 新青森発函館行 スーパー白鳥1号 1030青森→函館1222
5007D 函館発札幌行 スーパー北斗7号 1229函館→札幌1559
結局、発車時刻が遅れることは何度かあったが、ほぼ定刻どおりの運行。予定も100%こなして、すべて計画どおりに進んだ。心配して損した。

「この球はなんにゃ?」
砲丸投げの球ではございません。対決列島でミスターが青森を落としたアレです。りんご丸ごと1個をバウム生地で包んだという、たいへん凶悪なシロモノ。重量を測ってみたら650グラムありました。通常の人間にはまず、これを全部食うなんて発想がでない。藤村は本当に恐ろしいです。
ちなみに『気になるリンゴ』とセットで買うのは断念しました。馬鹿野郎、2個も食えるか!
「食えるにゃ?」
ご主人には食べられません。下僕は…かなり持て余すと思いますw たぶん4〜5日は冷蔵庫に鎮座するかとw

まとめ


交通費 20060+11850/5+100*2+460*2
宿泊費 3500-1600
飲物等 150+100*2+270
おみや 1188
食費 460+880+700+830+500+880+650
酒代 426+600+618+380+270*3+260

合計費用 \35,252-

反省点

・冬の雪国観光はどうしても早足になる。とにかく寒い。
・防寒装備が弱かった面もある。寒波が来ているのを計算に入れてなかった。
北海道民は本州の底冷えする寒さを甘く見がち。

感想等

・来冬か来々春の本州旅は暖かいところにしよう。
・うどん県にうどん食いに行こうかな。
・行けば普通に寒いんだろうけど。
北海道民は本州の底冷えする寒さを甘く見がち。