uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

【大散財】被災地視察&遠野観光 その4

# 多忙のため放置ぎみだったが再開。

1032 早池峰バス

1045 足洗川停留所


早池峰バス附馬牛線 1028遠野駅前→足洗川1043
続けてバスで移動。郊外にある観光施設が目的地。田園地帯の真ん中で降りる。

1052 常堅寺


バス停から徒歩10分ほどで名勝カッパ淵の入口、常堅寺に到着。寺の裏側まで回りこむ。

1054 カッパ淵・1

1055 カッパ淵・2

1056 おっさん誰やねん


カッパ淵。水量豊かで見た目より深さがありそう。なるほどカッパの1匹や2匹は出そうな雰囲気だ。カッパ伝承に思いを馳せなければただの川だけどw
そしてかたわらの祠にあった写真のおっさん、おまえ誰だw

1102 伝承園へ


続けて伝承園を訪問。いろいろ見たが画像が多いのでざっくりと。

1107 伝承園 曲り家


曲り家。L字になっている家屋。短いほうは厩、長いほうが人が住むスペース。馬と共存してきた南部のひとびとの暮らしがうかがえる。

1112 伝承園 オシラ堂・1

1113 伝承園 オシラ堂・2

1115 伝承園 オシラ堂・3

1121 伝承園 オシラ堂外観


オシラ堂。オシラサマが祀られている。養蚕の神、馬の神。知らせるもの=預言する者。
2体1対の棒に顔を書いたり彫ったりしたものに衣をかぶせる。ここでは100円で衣に願いを書いてかぶせることができる。オシラ様が願い事をかなえるって話は聞いたことがないけど。

1121 伝承園 コンセイ様

1122 伝承園 男女神体


コンセイ様。モチーフは男根だ。ここのコンセイ様は女陰と男根が並んでいる。外側になにやら巻いてあり、知識がないとぱっと見わからないようになっているのはファミリーに対する配慮だろうかw

1136 伝承園 けいらん定食


伝承園のレストランで昼食にする。ここには伝承園内部と外部両方から入ることができ、入場料を払わなくてもレストランと売店は利用可能になっている。
名物は「ひっつみ」。すいとんのことだ。小麦粉を練ったものを「ひっつまんで」鍋に入れたもの。今回のオーダーは、ひっつみをメインに、なめこおろしそばと「けいらん」がセットになった定食。「けいらん」は、名前どおり鶏卵の形状をした団子。あんこを包んだ白玉団子が2個、湯に浮いている。
まずひっつみを1口食ってみるが、これ、うまい!すごくうまい。まず鶏ガラベースであろうスープがうまい。ひっつみはもちもち食感で、「ひっつまんだ」微妙な厚みの差や形状の凹凸にスープがよくからむ。具材は野菜がメインで鶏肉などが入る。素朴であっさりした味。
一緒についてくるご飯とおかずもいいですな。主役は野菜だ。ふき煮物、切干大根、なます、きのこ煮物、きゅうりぬか漬け。
なめこおろしそばもシンプル極まりない具材と味。
まさしく古き正しき日本人の食事だ。いやあ、遠野伝承園で曲り家やオシラ堂を見学したあとにこれを食すというのは、とても風情がある。お値段的には当然ながら観光地価格が反映されているのだが、それでもこれは当たりだったかも。うまかった。
なお、けいらんに関しては、あんこ入り白玉団子の味でしたw 甘いものにあまり興味がないのでそれ以上の感想はなかったw

1200 ふるさと村


伝承園を満喫したので、次はふるさと村に移動。バスの乗り継ぎがよくないためタクシー移動だ。伝承園から電話して呼び出す。迎車料金なし。
今回はよくタクシーに乗るな…

1221 ふるさと村 大野どん

1222 ふるさと村 馬屋

1222 ふるさと村 どさんことポニー


ここもかいつまんで。
「○○どん」はつまり、○○さん家ってこと。大野どんの厩には実際に馬がいた。

1228 ふるさと村 肝煎りの家

1228 ふるさと村 また馬

1229 ふるさと村 種類失念


肝煎りとは庄屋のこと。ここにも馬がいる。もさもさと飼葉を食っている隙にタッチ成功。

1233 ふるさと村 コンセイ様

1233 ふるさと村 御神体

1236 ふるさと村 わら人形


奥にひっそりとコンセイ様がある。村内の案内図には表示がない隠しスポットだ。予備知識のないファミリーが見たらドン引きだろうしなw
わら人形を撮影しようとしたら顔認識したので笑った。

1237 ふるさと村 こびるの家

1238 ふるさと村 村内の景色


この集落最古の直家(すぐや。四角形の家)、こびるの家。観光シーズンはここで食事ができるらしい。
ふりむくと早春の遠野、山里のなだらかな地形。よい景色だ。むかしの人々も同じ景色を見ていたのだろうか。

1240 ふるさと村 弥十郎どん

1242 ふるさと村 竈


曲り家には厩と人家のあいだ竈があり、萱葺き屋根をいぶしたり厩をあたためるために使っていたという。どこの家も実際に火が入っていた。

1243 ふるさと村 バッタリ

1244 ふるさと村 バッタリ内部


カラカサお化けのような構造物。突き出した杭の上に水が流れている。巨大鹿威しである。中を覗いてみたところ、製粉装置のようだ。

1259 ふるさと村 どぶろく


ひと周りして帰りのバスの時間を確認すると、20分ほどヒマがある。併設レストランでどぶろくを1杯。アルコール入りの甘酒みたいな味だが、意外にアルコール分がきつい。


つづく。