uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

二輪で登山・札幌岳

要旨・計画

急に忙しくなったでござる。納車されたとたんにこれとは…いったいどうなっているのか。天気もぐずつきぎみで鬱屈した日々。
わりあい天気のよい日曜日を休みにできたので、購入の主な動機だった「二輪で登山」にチャレンジしてみる。いや、もちろん二輪で登るわけではない。登山口まで二輪で行くわけだ。
正直寝不足で、休日寝ていたいというのもあるけど、体を動かしたほうが精神的疲労に効果があるだろう。

工程

0900 自宅発

とはいえ、お疲れ気味なのはジジツ。出発おせえよ。2時間は遅い。まあこの時期は日が長いからいいけど。

1046 登山口


定山渓から豊平峡に向かう道の途中に登山口。広い駐車場があるのだが、すでに満車だ。二輪をとめるスペースすらない。駐車場脇に邪魔にならないようとめる。
駐車場内で旋回して外に出たわけだが、まあ浮石や砂に足を取られること。こんなところでコケたらたまらん。両足べったりつくから何とか耐えたが、未舗装路はハードル高いわ。浮石…おそろしい子!

1100 サンリンソウ

1109 不明

1109 スミレの仲間


冷水(ひやみず)小屋までは冷水沢沿いを渡渉を繰り返しながら進んでいく。なだらかな登りの森歩きで、正直退屈。
登りでみかけた花たち。札幌近郊1293mの山で、植生はわりと変化にとぼしい。

1118 林道に合流


30分ほどで登山口までつながっている林道と合流する。MTBでここまで入りこむのも手か、と一瞬思ったが、登山道を足で登ってきたほうがぜったい早いわな。

1149 冷水小屋


ちょうど1時間。10分休憩。
北海学園大学管理の山小屋。格好の休憩ポイント。
ここからものすごい急登になり、稜線上を歩いてぐいぐい高度を上げていく。雪渓が現れはじめるため、道もぬかるんでくる。

1256 雪渓


山頂近くにある大雪渓。冷水小屋で作業していた若者が「足跡にまどわされずに右側に」と助言をくれたが、実際に登ってみて意味がわかった。雪渓を登りきったあたりから左側に足跡が続いているのだが、左に進むのは間違いで、そのまままっすぐ進むべきなのだ。話を聞いていたおかげでピンクテープを見落とさずにすんだ。サンキュー、若者。

1301 雪渓の上から


そして降りかえるとよい景色が広がっている。逆に言うと、ここまで登ってこないと展望はほばない。ひたすら森の中を歩くことになる。

1313 山頂

1313 札幌市街方面

1314 無意根山方面

1314 羊蹄山方面

1314 空沼岳方面

1315 恵庭方面


休憩なし2時間15分。休憩込み2時間25分。25分休憩。
札幌市街方面にいやな感じの雲がかかっているが、一過性のもの。下り始めるころにはわりあい展望があった。天気がよければ羊蹄山がくっきり見えるはずだが、雲の中に隠れている。
空沼岳はけっこう遠くに見える。去年あそこから縦走しようとしたのか…断念して正解だったw 登山口のところに「荒れてるから縦走路に入るな」という趣旨の看板があったし。
定山渓のコンビニで調達したおにぎりで昼食。まだ虫の少ない時期だしラーメンを作ってもよかったが、シーズンはじめだから荷物の軽量化のほうを優先した。

1432 冷水小屋正面


ここまで下り55分。10分休憩。
登りでもかなりの勾配にやられたが、下りは輪をかけてつらい!ひざ笑うわ−。足なまってるなあ。

1449 不明2種


下りで見かけた花たち。シラネアオイは目立つね。

1533 下山


下り休憩なし1時間50分。休憩込み2時間。全体で休憩なし4時間5分。休憩込み4時間50分。
満車だった車は、あと2台を残すだけになっていた。
この駐車場、車上荒らしが出没するらしく警告のちらしが車のワイパーにはさまれている。そういえば、10時半ごろ駐車場内で準備をしていたら車が1台入ってきて、入れ替わりで1台ぶん空きがあったのにすぐ出て行った。あれはパトロール、もしくは泥棒だったかもしれない。車上荒らし狙いならベストな時間だったもんな。まだ下りてくる人も少ないし、これから登る人も少ないし。
ごくわずか左上がりの場所に置き去りにしてきたバイクが心配だったが、ちゃんと立って待っていてくれたのでひと安心。

1600 豊平峽温泉


このまま帰っても17時を過ぎることが確実で、明日のことを考えると早く帰りたいのはやまやまだが、やっぱり風呂に入っていきたいので豊平峽温泉に立ち寄り。
もう何度も来ている日帰り専用施設で、札幌近郊にある温泉では屈指の泉質を誇る。ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉。湯はうっすら緑と茶色。無加水無加温源泉掛け流し。内湯の床には析出物がびっしり堆積していて、ちょっとした健康イボイボ床だ。痛い、痛い。
札幌に近く、かつ豊平峽は紅葉の名所ということで、紅葉シーズンにはまさしくイモ洗いになる温泉だが、この時期はさすがにそれほど混んでいない。広々とした露天が自分好みのぬる湯なので、じっくり入っていきたいが、時間がアレなのでさっとあがる。ここに来たらメシも食っていかないとならんしね。
食うのはもちろん豊平峽温泉名物のカレーである。手打ち蕎麦やジンギスカンなども評判がよいのだが、一番人気はやっぱり、インド人が作る本格インドカレー。今回はチキンカリーの辛口にしてみた。

辛さは甘口、中辛、辛口、激辛とあるのだが、辛口で一般的な中辛くらい。カレーにはナンが1枚つく。タンドール釜で焼いた本格的なもの。ときどき訪問して食べているのでいまさら驚きはないわけだが、あいかわらずうまいナンだなあ、と思った。

1830 自宅着


山田くん座布団ぜんぶ取りなさい!
「がーん…」


「アテレコするのやめるにゃ」

まとめ


78.1km



沿面距離 11.527km
所要時間 04:47:29
行動時間 04:02:32
累積標高 981m


交通費 ガソリン代(推定3リッター)
入浴費 1000
食費 226+800
飲物等 100

合計費用 \2,126- +ガソリン代(推定400)

反省点・感想等

・週に1日も乗れないこんな世の中じゃ。なかなか上達しませんよ。
・足場の悪いところは無理せずまたがったままヨチヨチ歩きが無難ですな。
・次の日からすげえ筋肉痛。体なまりすぎ。