uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

木曽駒断念・カツの旅 その1

要旨

年に1度海の日にからめて富士山に登りに行くわけだが、今年はもう富士山卒業!ということで中央アルプス木曽駒ヶ岳に狙いを定めた。ロープウェイを使って千畳敷カールをながめ、木曽駒までの軽トレッキングだ。飛行機の旅割発売開始時点から入念な計画立案。だがしかし…超大型台風が中国四国縦断ですってよ。ダメだこりゃ。

計画

台風の動きを見つつ、前日に再立案。行きの飛行機が飛ばなかったらもうすべてキャンセルだが、たぶん飛びそうな雰囲気。とすると…やっぱりBグルしかないですなあ。立ち寄りポイントの駒ヶ根、松本、名古屋で食い倒れ。
ついでに松本城を見てこよう。

行程

1210 自宅発

新千歳まではバイクで移動。移動先の気候を考慮し半袖短パンだが、ものすごく危険なためエルボーガードとニーシンガードを装備するという、たいへん愉快な恰好で高速に乗る。

1300 新千歳空港

札樽道 伏古IC→札幌南IC 310円
道央道 札幌南IC→新千歳空港IC 830円
最近できた新千歳空港ICで下りて空港に到着。もうちょっと近いのかと思ったが、下りた後の距離が千歳ICと変わらん。高速代考慮したらみんな千歳ICで下りると思われ。
ここで空港の画像を撮ろうとしてカメラを取り出し、異変に気づく。あれ?電源が…入らない?やばい、壊れたw これから旅に出るってのにカメラなしでどうすんのよ…うーむ…

1343 昼食@新千歳空港


たこ物語 生セットダブル 1296円
トイカメラみたいなものでも買おうかと、売っていそうな店がないか探してみたが、さすがの滞在型施設新千歳空港でもカメラまでは売っていなかった。じゃあ松本で調達しようかと、とりあえず飯にする。
…と、ここで気がついた。オレiPad mini持ってきてるじゃん。試しに撮ってみたら、おお、なんとかいけそうだ。今回の旅はiPadに頼ることにしよう。携帯はクソみたいな画質の古いガラケーなので使い物にならんのよね。持っててよかったタブレット

1451 搭乗便


松本空港へはFDAJALコードシェア便に乗る。JALで予約するとFDAより早くチケットが取れるのだが、乗りかたがよくわからず。e-チケットのQRコードをかざしたら跳ねられて、FDAカウンターでチェックイン手続きしてくれと言われた。

1657 信州まつもと空港


FDA 212便 1415新千歳空港信州まつもと空港1600 21800円
ほぼ1時間遅れの離陸、きっちり1時間遅れて到着。GPS航跡を見ると、1回空港の上を通りすぎてからくるっと旋回して着陸している。やり直したのかしらん。

1658 シャトルバス


当然ながらバスは飛行機の到着を待って発車する。遅れても安心。

1759 松本駅


シャトルバス 信州まつもと空港松本駅 600円
所用30分のところ、渋滞する時間帯のためか45分かかって松本駅に到着。駅まで直行するバスなので、たぶん抜け道を使っていたと思われる。GPSの地図をながめてたら、明らかにくねくねと裏道を走っていた。

1835 迷走中


松本駅でレンタカーを借り、松本ICから高速に乗るのだが、方向を間違えるというベタなミスを犯す。新潟方面に向かってたw
おとなしくナビの指示に従って安曇野ICでいったん下り、再度乗りなおし。
なお、念のため言っておきますが、ビール1杯は3時間で代謝しきるというのがいつもの自分のルールです。

1924 駒ヶ根温泉ホテル


松本IC→安曇野IC 360円
安曇野IC→駒ヶ根IC 2060円
いいペースの車の後ろにつけ、快調に飛ばして宿泊先到着。
こう言っては何だが、宿泊予約時点では相当微妙な気配がしていた。ネット予約の注意事項としてやたらと読点の多い文体で、要約すると「ネットに悪評を書く奴は来るな」という意味のことが書いてあった。駒ヶ根では最安だし、1人泊できるところは他にないし、寝るだけだからいいかと思って予約。だが今見ると、各種予約サイトにそんな文言はまったくないし、自前サイトもリニューアルされているようだ。以前から売りに出ていたようなので、経営が変わったか、なんらかのテコ入れが入ったのではないかと思われる。宿泊価格帯も予約時点よりずいぶん高くなっている。
同時に客層も変わったのかなあ。チャイニーズの団体が目立つ。ネイティブな中国語を話す従業員もいるようなので、積極的に受け入れている模様。

早期に予約したためか宿泊部屋はかなり広い。10畳部屋だ。5人は泊まれる。システムというか取り決めがかなり細かく、室内のあちこちに張り紙あり。
・お湯のポットは廊下にあるから室内に持っていけ
・布団敷きはセルフ
・人数以上の布団を使ったらそのぶん宿泊費を請求する
・ハンドタオルは持って帰れ
・飲食物の持ち込み厳禁
などなど。かなり高圧的な印象を受ける。ハンドタオルは使い捨てなので持って帰っていいのは知っていたが、むしろ持ち帰ってくれというのははじめて見た。廃棄する手間とコストが面倒だということだろう。逆に、バスタオルは用意されていない。これは持って帰られると困るからかw 夏場はハンドタオルだけあればなんとかなるけど、冬はバスタオルがないと困るんじゃなかろうか。
あとティッシュが備え付けられていないのは地味に困る。トイレットペーパーを無駄に使われるから逆効果だと思うんですが。
しかしまあ、厳しいだけではない。登山者には利点もある。駒ヶ根高原にはマイカー規制があり、車は有料駐車場に止めるしかなく、しかも登山シーズンには激混みらしいのだが、宿泊者はホテルの駐車場に車を置いて行ってよいとのこと。しかも下山後の入浴OKとか。地味にうれしいですな。
確かに最初に感じたとおり微妙な宿という印象なのだが、使い方次第では悪くないかもしれない。今の料金体系をよく見ていないのでなんとも言えないけど。
まあでも、宿泊費をチラ見した限り、今なら市内のビジホを選ぶかなあ。

1941 喫茶ガロ


ソースカツ丼 1350円
瓶ビール 630円
時間もないのでチェックイン後すぐに夕食をとりに出発。すぐ近くだと思って車を置いて徒歩で行ったのだが、ちょっとだけ距離があった。徒歩10分はないな。5分くらいかな。明かりの少ない山道で若干こわかったw
伊那から駒ヶ根にかけての御当地グルメといえば、なんといってもソースカツ丼だ。伊那はローメンソースカツ丼が二大Bグルだが、駒ヶ根ならばソースカツ丼一択。ちょうどすぐ近くにある有名店、ガロでソースカツ丼を食してみようというわけ。
ガロが有名店である最大の理由は、ボリュームにある。デカ盛りとまではいかずとも、それに近い量。晩飯に大盛りメシを食うといつも苦労するくせに、懲りずにチャレンジである。最近大盛り系の店に行ってないから輪をかけて不安だが…
昼時は大変混雑するらしいが、この日は悪天候で20時近い時間帯。それほど客入りはない。それでもオーダーしてからたっぷり30分は待たされた。厨房の様子を見ていたら、ちょっと手際が悪いというか、ゆったりとした動きだ。なるほど、これは混む時間帯だと待つだろうね。待つのも味のうちの、マイペースな店だということだろう。

登場したソースカツ丼は、うおう、さすがのビジュアル。そそり立ってるw カツがw
器が上げ底ぎみで、ご飯の分量はそれほどない。平らに盛られて1合強くらいかなあ。その上にキャベツの千切りが円錐状に乗り、ヒレカツが4枚立てかけられている。カツ1枚70グラム、4枚で280グラムとのこと。全体で7〜800グラムくらいかな。そこまで多くはない。完食できる量だ。
何を思ったか腹が膨らむビールも頼んじゃっていたのでスピード勝負だ。一気に3分の2ほど掻き込み、ペースが落ちてからは持久戦。カツがやわらかくて咀嚼しやすかったのがよかった。途中でベルトをゆるめつつ、完食。あとはビールをちびちび飲んで、閉店時間前に会計。いやあ、どちらかというとビールの方がつらかったw
食いきれない場合は持ち帰り容器も用意されているので安心。サービスで大盛を出している系の店だと、食いきれないのに注文するなどギルティだが、ここはそんなことはない。価格からして持ち帰り前提での注文を折り込んだ価格だ。


つづく。