uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

宗谷丘陵ツーリング その1

要旨

シルバーウイークは出勤予定だったのだが、諸般のスケジュールの兼ね合いにより急遽休みとなった。
何も準備してないし、今から手配なんかできない。どうしようか…

計画

必然的に手配の必要がないキャンプ泊となるわけ。ずっと天候が悪く雨が続いているため今回は登山は組み入れず、純粋キャンプツーリング。
なら「ツーリングといえば」というベッタベタな場所に行こう。エサヌカ線と宗谷丘陵。

行程

0620 自宅発

1日めの目的地は浜頓別のクッチャロ湖キャンプ場。およそ400km。休憩込み平均40km/hの計算、1600着の予定で出発。

0927 食べマルシェ開催中


休憩もかねて早めの昼食のため旭川に立ち寄る。買い物公園ではちょうど「食べマルシェ」というイベントが開催されていた。この日が最終日らしい。
食指の動くものも見かけたが、まだ朝イチで営業してるのかしていないのかわからない店も多く、見送り。

0930 天勇


旭川B級グルメといえば旭川ラーメン。誰に聞いてもそう答えるだろう。だが旭川にはもうひとつ、マイナーなB級グルメが存在する。それがゲソ丼。ライダーにとっては「花ちゃん」が有名だろう。道の駅あさひかわの近く、道道98号沿いにある立ち食い(椅子あるけど)そば屋で、ツーリングマップルにも記載されているはず。何回か訪問済みで、安くボリュームのある丼を堪能している。
もう一軒、旭川のゲソ丼といえば、という店がここ。旭川中心部のはずれに位置する立ち食いそば屋。由緒正しい立ち食いスタイルで、前金制で椅子はなし。朝9時半から営業。今日はここの開店時間にあわせて家を出たのであった。
駐車場はないので、向かいの有料駐車場を利用。駐車券提示で30分150円の駐車料金50円引+50円ぶんの食事券を配布。店内には苦情等もあるので違法駐車はしないようにとの張り紙が多数。しかし、ここまでしても店前に駐車している馬鹿がいたのはどういうわけだろう。まあたぶん字が読めない人なんだろう。日本の識字率はほぼ100%に近いんだけど、めずらしい人もいるもんだなあ。

ゲソ丼は単品で350円。これに単品350円のそばと組み合わせてセットにすると550円になり、150円お得。たぬきそばとゲソ丼のセットを注文。そばはゆで置き暖めなおし方式。ゲソのから揚げも揚げ置き。由緒正しい立ち食いなので、このあたりはまあ仕方ない。
どちらも1人前のボリュームがあり、朝食としてなら単品で十分かも。そばは立ち食いとしてはクォリティ高めじゃなかろうか。ゲソは見た目よりやわらかく食べやすい。甘辛い味付けでメシがわしわし進む。おお、こりゃなかなかうまいぞ。
安い、早い、うまい。しかもボリュームたっぷり。3拍子+1がそろっている。旭川に根ざしたB級食存続のため、みなさん違法駐車禁止にご協力ください。

1132 休憩@道の駅 香りの里たきのうえ


比布北ICから旭紋道に入り、浮島ICで降りて北上。滝上で休憩。ソフトクリーム制覇済み。

1222 まっすぐ進む道

1229 海だ〜ジャカジャン


滝上を過ぎるとなだらかなオホーツク沿岸地形に変わり、やがて道は238号に合流する。はい、樋口さんかかりました。
走っている最中は1/6の夢旅人かイージューライダーが脳内でヘビーローテーションしている。

1237 道の駅 おこっぺ




さてここからソフトクリーム重点制覇をはじめます、まずは興部。
名寄本線興部駅の跡地が道の駅となったもので、敷地は広い公園になっている。当時走っていたルゴーサ号の車両が展示されており、これは無料で利用できる簡易宿泊施設になっている。畳敷きの雑魚寝なので使う人と場面は選ばれ、まあ要するにライダーやチャリダーが利用する施設である。
ソフトクリームは260円。興部あたりも酪農がさかんなためか、ミルクの風味が濃かった。

1320 道の駅 おうむ



旧興浜南線雄武駅の跡地が道の駅となったもの。北海道の道の駅は廃駅利用のものが多い。駐車場はちょっとせまいかな。この周辺は道の駅が点在しているので、雄武で休憩するより岡島か興部まで走ってしまおうという選択になりがちかもしれない。
ちょうど道の駅手前で雨が降り出し、逃げ込むようにピットイン。雲の様子からみて、雨雲が通り過ぎればやみそうだったので、しばらく雨やどりしてやりすごした。
ソフトクリームは300円。特徴はあまり感じなかった。ごく普通の印象。

1425 道の駅 マリーンアイランド岡島




北上していくと北見枝幸市街の手前にある道の駅。建物が船のかたちをしていて特徴的だ。周囲は開けており、駐車場も広めなので休憩にはうってつけかもしれない。周囲にはキャンプ場などもあり、このキャンプ場は道の駅の施設を利用できるので使い勝手がよさそう。風呂がないのが難点だけど。
ここでもやはり、雨に追い立てられるようにピットイン。今度の雨はかなり強めで雨雲の範囲も広くなっているが、雲は速いペースで流れているので、少し長めに雨やどりする。
ソフトクリームは300円。やっぱり特徴はあまり感じなかった。

1533 クッチャロ湖

1533 クッチャロ湖キャンプ場


本日の泊地、クッチャロ湖には1520ごろの到着。238号は浜頓別市街で90度方向を変えるが、曲がらずにまっすぐ行くとクッチャロ湖岸に出る。宿泊施設はまとんべつ温泉ウイングの裏手、湖のほとりに広いテントサイト。売店で受付。1泊200円。水場はサイト内に複数ある。トイレも何ヶ所かあり、和式水洗ぼっとん方式。わりと快適だと思います、雨じゃなければね!

1611 ここをキャンプ地とする


設営をはじめたとたん、強い雨が降り出してきた。雄武あたりからずっとこんな天気だ。雨雲が流れてきて上空にかかると雨が降り出し、ひとしきり降ったあとぴたりとやむ。おかしいなあ、昨日の時点では晴れの予報だったんだけどなあ。

1650 雨と夕日とバイク


しばらくテント内にひきこもっていると雨がやんだので、この機に明日の朝食を買出しに行く。雨上がりのクッチャロ湖上に夕日が出ていて、とてもよい雰囲気だ。思いがけずナチュラルにセピア色のいい写真が撮れた。

1735 はまとんべつ温泉ウイング


まず風呂。キャンプ場敷地内にあるのでここ一択。
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。加温、循環、塩素消毒。泉質も湯使いもありがたみはないですな。ただ、ぬるっとした浴感があって入った感じは悪くない。露天なし、内湯のみ。窓が広くとられていて木々越しにクッチャロ湖が望めるらしいが、あいにくの荒天と、外がかなり暗くなってきていたため確認できず。
ちょうど宿泊客が多くいる時間帯(夕食開始前)だったので、少し時間をずらせばよかったと後悔。まあ自分が宿泊客なら日帰り客じゃまだなあ、と思うわけですけどもw
食事はこの施設内にあるレストランでとろうと思っていたのだが、このレストラン、宿泊客の食事会場を兼ねているらしい。この日はシルバーウイークの真っ只中で宿泊客の数も多いため、ここでの夕食はあきらめざるを得なかった。

1841 夜の浜頓別市街


んで、浜頓別市街にくりだすわけですが…この街のメインストリートわずか数100メートルですよ。アニキは工場に勤めて夢を弟に押し付けてますよ。メシ食う店なんかないわけですよ。ある程度想像していたけど。焼き鳥屋に入るには手元不如意だしなあ。バイクに乗っていくとビール飲めないじゃん!と思って勇んで徒歩で来たことを軽く後悔。

1923 本日のディナー


結果的にはこうなるわけです。さっき明日の朝食を買ってきたセイコマで、本日のディナーを調達。
この納豆のつまみ、非常にうまかった。思いのほか納豆。完全に納豆。納豆好きにおすすめ。


つづく。