0637 朝の帯広市街
22時ごろ就寝、5時過ぎに自然に起床。
最高気温8度しかなかった前日に比べ、16度くらいまで上がる予報。最高気温が15度を超え、かつ日差しがあるので、快適とはいわずとも震えがくるようなことはないはずだ。とはいえ朝方はまだ寒い。気温が上がってくるまで朝のワイドショーを見たりして時間をつぶす。朝食は予定があるので、宿ではとらない。ああ腹へった。
0811 帯広地方卸売市場
8時前にチェックアウト。いったん札幌方面へ進み、西帯広手前にある帯広地方卸売市場へ入る。ここの市場食堂が朝早くからやっていて、リーズナブルな値段で食事を提供しているという話は、前々から聞いていた。ただ、帯広泊だとそのまま釧路方面や上士幌方面へ進むことが多いため、ずっと未訪になっていた。
38号線から入って右側の建屋が「食品関連総合センター」という名称の施設。1階に野菜、鮮魚、乾物などの小売店が並んでいる。雰囲気的には業務スーパーに近い。車で乗り付けて箱買いしていくような店。
2階が吹き抜けの回廊になっており、その端に市場食堂ふじ膳がある。2部門構成で、手前に定食部門、奥に寿司部門。どちらも食券製で、券売機はそれぞれ別。どちらも魅力的なのだが「せっかくだから」理論で寿司部門を利用してみた。
朝定食限定20食600円で海鮮丼が食えるのが目玉だが、すでに売り切れランプ点灯。ほかは握り寿司か生ちらしがメイン。頭が海鮮丼に支配されていたので、生ちらしを選択。並790円、上1100円、特上1620円。いつもならこういう場合、並か特上を選択するのだが、この日はなぜか真ん中の上を選んでしまった。竹に比べて松の値段が飛び抜けがちなのは、竹を選ばせるための戦略だと聞いたことがあるが、まんまと乗っちゃったかも。いかにも手頃な値段なんだよねえ。
ただし出てきたブツは、確実にお値段以上。ぱっと見でボタンエビ、大トロ、バフンウニが目につく。ウニはミョウバン不使用の甘いウニ。鮮度も味もよく、これは1100円で食える内容じゃない。札幌で食ったら1500円以上だろうなあ。下手したら2〜3000円取られるかも。
定食部には300円台の朝定食などもあり、ちょっと贅沢に寿司から、ぱっと掻き込むメシまで、あらゆる場面で使い勝手のよい食堂だと思う。早朝行動派には強くおすすめ。
0921 幕別町境・日高山脈に続く道
帯広広尾道をいったん南下し、十勝平野の真ん中に出て東進。
どうですかこの景色。いくつか丘を越えて走る直線道路にひときわ小高い丘があり、その上から見ると、天気がよければ道が日高山脈に消えていくように見えるらしい。あいにく雲がちで日高山脈ははっきりと見えないが、それでも十分見ごたえがあると思う。
秋の十勝晴れのころ、もういちど来てみたい景色だ。
0947 豊頃町役場
十勝平野を横断し、十勝川にぶつかると豊頃町に出る。目的地は次の立ち寄り場所だが、たまたま近かったので寄り道。
ここにはアメリカンドーナツが有名な朝日堂という店があり、この店、ツーリングマップルに昔から必ず乗っている。ツーリングマップルおすすめの店にいかにも二輪で来ましたという風体で行くのは抵抗があるのだが、せっかくのなので立ち寄ってみた…が、この日は定休日でしたとさ。
残念!また今度!
1022 十弗駅
はい、ここが目的地。
小ネタが目的地ってどうよ、という話ですが、このツーリングの主目的は慣らしである。単に流して往復500kmほど稼げばいいのである。それを2回やれば慣らし完了なのである。というか実を言えば自分的には機械の慣らしなんかほとんど気にしていなく、ほんとうの目的は人間の慣らしなのである。
というわけでここが「とおふつ」駅。豊頃のひとつ手前、十数軒ほどの集落にある無人駅。駅名がテンダラーという小ネタでした。
ワンダーラ、ツーダラ、みだら〜
さて折り返しますか。
1100 新橋
帯広まで戻ったところで昼食。
帯広グルメの代表というべき豚丼。その帯広豚丼界の中でも、異彩を放っている店が数軒ある。そのうちの1軒は有名になって客層が変わったことで逆ギレするという、ツッコミどころ満載の店だったのだが、惜しくも閉店してしまった。もう一方の雄が新橋と、新橋から独立した鶴橋の2軒。今回は新橋を攻略してみる。
場所はちょっとわかりにくいかな。38号から停車場線に入って川を渡った先の1本左。帯広駅方面からだと、藤丸さんを過ぎて川を渡る手前で1本右に入る。駐車場は店横。
ちょうど開店時間に到着。先客ゼロ、後客ゼロ。いちおう有名店なのでもう少し混むのかと思ったが、平日11時ちょうどだとさすがに空いてた。んで、空いてるとちょっと困るのが、ここの店主やたらと客に話しかけてくるのよね(笑 めんどくせえ(笑
店主の話を適当にスルーして着席。豚丼メニューは普通盛り、肉増量の肉盛り、肉とご飯増量の特盛り、準メガ盛り級のスペシャル、さらに増量の超スペシャルとある。ご飯のみ増量というのがないのは、もともとご飯量が大盛りに近いからだと思う。
肉盛りをオーダー。汁物は別売り。別売り方式はぱんちょうもそうだな。店としてはけんちん汁がおすすめなようだ。ふだんは別売りの汁物は頼まないのだが、体をあたためておきたいのでなめこ椀を注文した。
数分で配膳。なるほど、噂どおりの黒さだな。
このタレ、すごくクセがあるという話を聞いたことがあるが、自分的にはまったくそんな感想は持たなかった。いや、クセがないわけじゃない。焼肉をしていて最後の方、焦げたタレがビターな風味になるじゃないですか。あれと同じ風味がある。だがぜんぜん嫌な風味じゃない。むしろ甘味の強いタレよりこちらの方が好み。
肉はロースだと思うが、一般的な帯広豚丼のように大きな肉ではなく、一口サイズにカットしてある。しっかり火が入っていて固くなっているが、このタレにはむしろ合ってるかも。
ボリューム的には肉盛りでちょうどいい感じかな。並だと肉に比してご飯が多すぎるんじゃあるまいか。ご飯にタレがしっかりかかってるので、ご飯だけでもワシワシ食えますが。
ちょっと変り種の豚丼を食べてみたいというときはおすすめですな。店主がめんどくさいのが問題ですが(笑
1540 自宅着
メシ食った後はそのまままっすぐ帰宅。
感想。
シート低い!ブーツはいてたのもあるけど、ギアチェンジに苦労するくらい足が窮屈だ。自慢するわけじゃなく事実として俺の身長が高く比較的足も長いのだが、それにしても低すぎないか。シート高2cm上がるシートが4万ほどするんですが…2cmに4万…うーむ。5cm上げたい…
燃費は燃費計によると3.4リッター/100km、リッター29km。まずまずだろう。
加速性能はさすがくさっても大型。実際には700ccはミドルクラスだが、分類的には大型に区分けられるだけはある。多少雑にギアチェンジしてもぐいぐい進む。
あと積載性最悪。リアキャリアつけて箱を乗せるほかは、タンデムシートにくくりつけるくらいしかできない。小さいツーリングバッグまでかなぁ。キャンプ装備はセローじゃないと無理だな。
取り回しはセローに慣れちゃってて、かなり重く感じる。が、荷物を入れても190kg程度なので、これは慣れだろう。低速時の安定性はトルクがあるぶんだいぶよい。
シート高のかさ上げと、積載の工夫が大きな課題。その2点以外に特に不満はなし。
それと純正リアキャリアにgiviのベースを無理やり装着できたことを報告しておきます。3点支持になったので耐久性に不安はありますが。
交通費 ガソリン代(推定18リッター)
宿泊費 3100-1000
入浴費 450
食費 800+734+1100+1050
酒代 457+360
飲物等 250+98+110+100
合計費用 \7,609- +ガソリン代(推定2,400)