uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

八甲田登山ツーリング その2

1058 稜線に出る

1058 はるか先に八甲田温泉


赤倉岳の肩まで登りきると、ここから稜線歩きになる。ロープウェイ駅から45分。

1058 赤倉岳ガイド板

1103 爆裂火口


赤倉岳の裏側は爆裂火口の断崖。この稜線は火口と火口のあいだの切り立ったスペースで成り立っている。

1107 ほこら

1108 赤倉岳山頂


稜線の途中にある小ピークが赤倉岳の山頂。
ここから大岳避難小屋までのあいだに十人規模の団体さん3組ほどに追いついてしまい、追い越すのにひと苦労。

1114 井戸岳ガイド板

1114 すりばち火口


井戸岳のピークは火口をはさんで対面にあり、踏むことはできない。

1117 キンバイ属

1119 イワウメ

1119 ワタスゲの花?

1122 チングルマ


稜線上の花たち。イワウメがちょうど咲きはじめ。

1126 大岳避難小屋

1140 雪渓が残る


赤倉岳、井戸岳と連なる稜線から大岳につながるコルまで下りると大岳避難小屋がある。この場所もカルデラ火口のようだ。
ロープウェイ駅から1時間15分。15分休憩して、ここで昼食。
大岳に至る登山道に大きな雪渓が残っており、見ていると多くの人が及び腰でジグ切りながら慎重に大岳から下りてきていたので心配だったが、表面ザクザク中はしっかり締まって非常に登りやすかった。こんな雪渓下りるのに苦労してるようじゃ修行が足りんよキミたちィ。

1205 大岳山頂


ロープウェイ駅から休憩なし1時間35分、休憩込み1時間50分。10分休憩。
山頂スペースはかなり広く、たくさんの人がいたがゆったりと過ごすことも可能。ただ、ごらんのとおりガスってきております。ガスに覆われないうちに早々に退散。

1221 鏡沼

1222 仙人岱方面



ロープウェイから縦走する場合は大岳ピストンして毛無岱から下りるのが一般的らしいが、時間的な問題で最短距離を取る。
仙人岱の木道が見えるなあ、けっこう距離あるなあ、なんて考えてたら、最近ARアプリをインストールしたのを思い出した。どれどれ使ってみるか…おおぅ、なるほど、こりゃ便利かも。しかも結構正確。

1238 大雪渓


南斜面にも大雪渓が残る。わりと日当たりはよさそうなのだが。
こちらも表面だけザクザクになっており踏み抜きもなく、かえって普通の夏道より歩きやすい。

1244 仙人岱

1245 仙人岱ガイド板

1246 八甲田清水


30分ほど下ると突然ひらけた場所に出る。仙人岱だ。もとは湿原だったが登山者が踏み荒らして破壊されたとか。

1249 仙人岱避難小屋


多少時間の余裕が出たので避難小屋のようすを見にいってみた。あまり利用されていないようで、残雪の足跡も少なめ。

1305 地獄湯の沢


このあたり非常に濃厚な硫黄の匂いが漂っている。少々目がくらくらする気さえしてくる。
実際、この周辺で硫化水素ガスによる死亡事故なども起こっているので気が抜けない。風は通っているので問題ないはずだが、心持ち早足ぎみに歩き抜ける。

1350 下山

1350 神社登山口


下り1時間35分。
ロープウェイ駅から休憩なし3時間10分、休憩込み3時間35分。
酸ヶ湯には登山口が2つあり、仙人岱へはこちら、毛無岱へは温泉の裏から登ることになる。

1407 酸ヶ湯

1416 バス停


少し休憩してから酸ヶ湯へ移動。ここから1453発のバスで八甲田ロープウェイに戻る予定だが…あれ?なんか黄色いぞ?季節便ですと?季節は…今週末からじゃん!ぎゃふん(死語)
乗り遅れた場合のことも考え、タクシーが1台常駐しているのも確認していたが、出払っている様子。
うーむ…しかたない、こうなれば「最悪の場合」で想定していたことを実行するしかあるまい…つまり、歩く!

1516 起点に到着


いやあ、さすがの俺も車道5.5kmを延々歩くのはうんざり。ほぼ全線ゆるい下り坂なので体力的には問題ないが、精神的につらい。
いちおう片側1車線だけど道がせまくて危険。何度か立ち止まって車をやりすごす場面があった。それに、なんといっても退屈極まる。
きっかり1時間で到着したが、体感的には今回もっとも長く感じた行程だった。山歩きの1時間なんてあっという間だもんねえ。それに比べてなんと苦痛なことか。


つづく。