uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

八甲田登山ツーリング その3

1604 宿泊部屋


1時間かけて歩いた道を10分で通り過ぎ、宿まで到着。
2度目なので細かいことは書かないが、テレビもラジオもない、auだけがぎりぎりつながる秘湯である。白濁した湯は硫黄臭が強く、湯量たっぷりの源泉掛け流し。メシもうまいし、とてもいい宿だと思う。

1804 夕食






そのメシ。焼き物はイワナ塩焼きと、根曲がり竹のホイル焼き。根曲がり竹そのままかぶりついちゃったのだが、皮むかないとダメなやつだったw いや、よく考えたら当たり前なんだけどw そしてこれ、ホクホクでかなりうまかった。
揚げ物はウドがメインの山菜てんぷら。鍋はせんべい汁せんべい汁やっぱりうまい!ベースはしょうゆ味の鶏鍋だが、上品なダシをせんべいがたっぷり吸い込んでる。

1852 窓から見える山



食事中に田酒を2合飲み、さらに2合を部屋に持ち帰らせてもらう。テレビもないし、何もすることはない。あとはゆっくり流れる時間を、じっくり飲みながら過ごすのみ。
夏至が近いため19時近くなっても空はまだ明るい。正面に見える山を調べて見たところ雛岳らしい。

0645 朝食


21時すぎに就寝、5時ごろ自然に起床。
本来朝食は7時からだが、チェックイン時に時間に余裕のない旨を伝えておいたら朝食を早めてくれた。ありがたし。
ザ・和食といった風情で朝食としてはパーフェクトかと。おひつご飯は1合弱ほど。腹八分目。よきかな。

0847 むつ湾フェリー


7時すぎに出発、いったん津軽半島を北上。
このコース、出発2日前に思いついて急遽フェリーを予約。当初はむつを経由して恐山でものぞいていこうかなあ、と思っていたのだが、佐井での昼食とセットでプラン変更。むつ湾を横断して下北半島へ渡ることにした。

0847 かもしか



小さな船で、乗用車20台しか積載できない。トラックは陸送だろうし載せてもバスだろうね。席は椅子席のみ。こんなところにもチャイニーズ団体がいて、ちょっとびっくり。

0923 津軽半島を出て

1022 下北半島に着く


この航路はよくイルカが出没するらしい。この日も爆睡中にイルカが出たようだが、あまりにも眠くて見学はパス。ただし窓越しにイルカが跳ねているのをバッチリ見た。
脇野沢港に着岸しようとしているときデッキにいたら、乗組員からイルカ遭遇証明バッジをいただいた。イルカが出ると配布されるようだ。

1130 ぬいどう食堂


下北半島のまさかりの刃の部分に走っている国道338。脇野沢から佐井にかけてはものすごいワインディングロードだ。何度もヘアピンが続き、路面状態もよくない道を50kmも走らなければならない。片交や1.5車線区間もある厳しい路線の途中、仏ヶ浦ちかくの集落に、この食堂がある。ウニ丼がとにかく安いことで有名。
山道を延々走っていいかげん飽き飽きしてきたころ、11時30分ごろの到着。こんな厳しい立地であるが、さすが有名店、先客が3組ほどいた。店内テーブル席もあるが、基本小上がりを利用する形式。長テーブルが5本くらいあって、詰め込めば40人くらいは収容できるだろう。
さっそくウニ丼…といきたいところだが、この前日「ウニ祭り」というイベントが開催されていたらしく、ウニが品薄で丼はできないという。海鮮丼にもウニが載っておすすめだというので、そちらを注文した。

出てきた海鮮丼を見て、ちょっとびっくり。いやいやいや、これでウニ丼名乗ってもぜんぜん問題ないくらいウニ載ってますけど?ヒラメ刺しが4切れと、大量のウニで構成されている。
しかしまあ味は、正直なところムラサキだしねえ…ミョウバンを使用していない朝獲れの生ウニだが、当方ヘンにバフンを食いなれちゃってるので、まあこんなもんかな、というところ。しょうゆをつけないで食べてみろ、と指南されたが、ムラサキならしょうゆつけた方がうまいっすよ。バフンほど甘みもコクもないし。
しかしこれ、値段的には破格の一品である。これで1200円。倍くらい取ってもおかしくない。もしこの日ウニ丼があったとしても、お値段1500円である。この値段でウニをたっぷり食えるんだから、くねくね道を苦労して走る価値はある。

1244 大間崎



本州最北端、大間崎。大間といえばもちろんマグロなわけだが、マグロの旬は冬だ。この時期に出してるのは良心的なところで冷凍もの、ひどいとこだと輸入ものだろう。今回は通過のついでに大間崎を見学するだけにとどめた。

1310 津軽海峡フェリー大函丸

1322 貝焼き定食


あとは大間から函館に渡って帰るのみ。腹具合的に、あとワン定食くらいいけそうだし、メシ休憩をはさまずに一気に帰りたかったので、フェリーターミナルの食堂で貝焼きを食ってみた。なんかイメージとは違うな…これが貝焼き本来の姿なのかは不明。もっとちゃんとしたところで食ってみたい。

1415 さらば青森

1523 函館山


大間函館航路は海上国道である。この航路がそのまま国道338と国道279の重複区間になっている。両国道とも函館駅前を起点とし、大間で分岐、むつで交差し、338はおいらせ町、279は野辺地まで続く。
これにて青森のフェリー航路は制覇を果たしたわけだが、青森にはまだまだ未踏の地がたくさんある。恐山、岩木山白神山地階段国道、下風呂、不老ふ死などなど。おいおい俺の領土と化していきたい。男はパンツいっちょぉ女は裸だぁ。

2000 自宅着

函館からは高速を走り通して一気に帰宅。
なお帰宅までの間にナゾの高額費用が発生しているが、何も言わずともお察しいただきたい。あいたたた…


移動ルート

641.1km


蟹田-脇野沢航行ルート

大間-函館航行ルート


GPSトラック

標高グラフ

沿面距離 8.463km
累積標高 502m (-901m)
所要時間 03:37:33
行動時間 03:12:31


交通費 920+13050+70+150+1180+3910+3890+5010 +ガソリン代(推定23リッター)
宿泊費(入湯税) 150
食費 420+210+1200+680
酒代 3520
飲物等 140+180
サイン代 30000


合計費用 \64,680- +ガソリン代(推定2,900)