uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

企画きっぷで四国一周 その5

0443 本日発券分

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さあ、この日からメインの行程。つかうのはJR四国の神きっぷ、バースデイきっぷ
誕生月ならば四国内のJR特急、土佐くろしお鉄道阿佐海岸鉄道が3日間乗り放題。自由席限定が9500円。指定席・グリーン席対応が13000円。しかも同行者3名まで同じ条件。こんな好条件のきっぷは、ほかに知らない。
問題は自由席かグリーンにするかの選択でしてね。四国は自由席がメインの国で、指定席でも自由席車両の一部だけが指定席になってる場合がある。グリーン設定がある車両も1両まるごとじゃなく、中仕切りドアで区切って半分がグリーン席、半分は指定席。本州岡山と直通しない路線はグリーン自体が存在しない。基本的に「指定席やグリーン席は本州と行き来する人が使うもの」という思想なんだと思う。
伊予灘ものがたり」とか「四国まんなか千年ものがたり」に乗車しない限りは自由席用で十分と言える。が、今回は観光列車は利用しないけども、グリーン用にしてみましたよ。本日は4時間弱の行程があるもんで、そこをグリーンで移動できたらずいぶん楽だし。それにグリーン席があるところは乗り放題ならプラス3500円は惜しくない。

0457 未明の高松駅

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0506 グリーン車のようす

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前夜からの雨がまだ残っている高松を早朝出発。しおかぜ・いしづちは岡山エリアなのでグリーン設備がある。
四国の上の方は岡山の植民地。みんな岡山まで行って新幹線に乗り換える。

0716 今治駅

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0757 鯛めし弁当

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JR予讃線 高松発松山行 特急いしづち101号 0517高松→今治0710
高松〜今治間乗り潰しのために今治タッチしてとんぼ返り。鯛めし弁当を入手して朝食。ほぐし身が乗った鯛めしと、箸休め程度のおかずが数品だが、妙にうまい。駅弁は結局、シンプルなのが一番うまいよね。
駅弁食ってた時間以外は、往復ともほとんど寝てた気がするなあ。駅弁以外の記憶は、石鎚山に続く山塊を見たのと、途中で海が見えたことくらい。

1033 大歩危

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JR予讃線 松山発岡山行 特急しおかぜ8号 0756今治多度津0915
多度津で特急南風に乗り換え。しおかぜのお下がり車両なので形式が古いが、これもグリーン設備あり。
乗ったときはグリーンがほぼ満席だったので、どうしたことかと思ったが、全員琴平で下りてしまった。そこから先はガラガラ。おかげで車窓の大歩危峡を満喫できた。
指定席もわりとすいてたからねえ。そりゃあJR四国も自由席ばかりにするわな。ほんと四国民は指定席を使わない。

1136 かつおたたき弁当

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高知で9分の停車時間。南風が到着する番線ホームに駅弁売り場がある。そこでしか入手できないのが、かつおたたき弁当。おばちゃんに「これちょうだい」というと、冷蔵庫からかつおのたたきを出して、組み立ててくれる。
まあ見たまんまなんだけど、ちゃんと冷蔵してあるだけあってそれなりの鮮度。スーパーの刺身パックより上かもしれん。あとやはりかつおにはニンニクとポン酢。

1325 中村駅

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JR土讃線土佐くろしお鉄道中村線 岡山発中村行 特急南風3号 0944多度津→中村1324
3時間40分乗り通しだったけど、やっぱりグリーン席は疲れがないねえ。ぜんぜん元気。これが各駅クロスシートだったら、もう相当ぐったりしてる。ロングシートなら死んでる。
ここから足摺岬へ向かうのだが、バスもないことはないけど本数がないし、高い。中村から足摺岬まで片道1900円。往復3800円。そんなにかかるんならレンタカー借りた方が楽じゃん…ということでレンタカー調達。レンタカーとガソリン代合計で6200円ちょい。ちょっと前までなら駅レンがあってもう少し安く借りられたはずだった。

1428 ジョン万次郎像

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1430 足摺岬

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1431 天狗の鼻

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四国ほぼ最南端の地、足摺岬。非常に景色がよく、見応えがある場所だ。灯台まで歩いていけるようだが、行ってもたぶん「ああ灯台が建っているね」くらいだと思うのでやめておいた。
それと、このあたりから死国が牙を剥きはじめた。離合不可能な幅員のクネクネ道。これはまた後日、恐怖を味わうことになる。

1435 金剛福寺 庭園

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1435 金剛福寺 本堂

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1438 金剛福寺 多宝塔

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足摺岬展望台からすぐ近くにある寺。非常にきらびやか、かつおごそかな寺だ。ありがたいねえ。「いろりや」を優先してる場合じゃねえですよ。へたな観光名所よりよっぽど見応えある。

1624 夕食

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宿毛に「天下茶屋」という店があって、そこの焼肉が宿毛名物ということだった。焼肉と称しているが、つまりは肉野菜炒めで、宿毛ソウルフードらしい。
そこに行くつもりだったんですがねえ、足摺岬からの帰還が10分ほど遅れてしまいまして。道路の狭さが計算に入ってなかった。北海道民、車移動するとき1時間あたりの移動距離を60kmで計算しがち問題。いや、さすがに40km/hくらいで計算しているけども、死国を甘く見すぎた。
返却時間まで余裕があるから車でいこうかなあ、とも思ったけど、ほら車で行くと飲めないじゃないですか。なので中村でメシを食っていくことにしたわけ。次の列車まで2時間あるし。
頭が焼肉になっているので、あいている焼肉屋を探して普通の焼肉。普通にうまかった。

1805 宿毛駅

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土佐くろしお鉄道宿毛線 中村発宿毛行 普通 1732中村→宿毛1802
四国さい果て、宿毛駅。終着駅らしい風情を感じます。ちょうど夕暮れ時に到着したので雰囲気たっぷり。

1818 宿泊先

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1824 10畳和室

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駅から徒歩12〜3分ほど歩いた位置に本日の宿。ここがねえ、どういう客層を想定しているか、よくわからなかった。
外観はがっしりした造り。内部の雰囲気的には温泉ホテルに近いかな。500円くらいで日帰りやってて、宿泊もできる温泉ホテルだと、ちょうどこんな感じだと思う。でも、大浴場はあるけど温泉じゃない。
結婚式などのイベント会場としても使えるようなので、ある程度の大人数はさばけるみたいだ。
部屋はかなり広い。10畳和室に1人泊。若干スペースをもてあますくらい。エアコンの効きが悪くて朝方はちょっと寒かった。
全体に老朽化しているが、わりときれいで気にならない。障子が破れてれていたのはご愛嬌。
あと自分は食べなかったが、食事のレベルが高いとの情報も。
なんといっても値段の安さにはびっくりした。素泊まり1泊で3500円。都会ならカプセルとかドミトリーの値段ですよ。これで大浴場で足を伸ばせて、広い部屋でゆったり1泊できるんだから、多少古かろうが何の文句もない。
細かいアラを探せば言えるけど、値段の安さですべて吹っ飛んでしまった。そんな宿。
けっきょくアレかなあ、お遍路がメインユーザーなのかな。悪いけど、この街でそんなに頻繁に結婚式などのイベントが開かれるとも思えないのよね。

4日め
交通費 13000+5400+833
宿泊費 3500
食費 880+1100
酒代 3940+999
飲物等 208

合計費用 \29,860-