uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

企画きっぷで四国一周 その8

0518 本日発券分

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4時半起床。朝飯は早朝出発のときの定番、前日買っておいたコンビニ飯。
本日は伊予灘線を潰し、いったん今治まで行って予讃線をすべて埋めてから松山まで戻ってくる予定。

0543 朝の松山駅

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駅まで徒歩で行く予定で早めに出たのだが、宿を出るとわりと本気の雨だったのでタクシーを使っちゃいました。この日は結局、終始雨だった。

0649 上灘の景色

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0649 伊予上灘

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0701 青島と遠景にかすむ周防大島

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伊予灘線。本来はこちらが予讃線の本線だが、現在は長大トンネルでショートカットした内子線の方がメインで使われていて、伊予灘線を走るのは各駅停車が日に数本程度。ここを潰す予定を立てるのが、今回いちばん苦労した。
青島の向こうには周防大島があり、肉眼ではなんとなく見えていたが、写真にするとまったくわからんな。

0746 伊予大洲

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JR予讃線 松山発宇和島行 普通 0604松山→伊予大洲0743
大洲で下車。ここでレンタカーを調達し、佐田岬を攻略しにいきます。九州最南端は佐多岬(さたみさき)、四国最西端は佐田岬(さだみさき)。
主に中国四国に展開している格安レンタカーを利用。12時間2500円。だがこれには裏があって、しつこく免責保証とNOC保証に加入させようとしてくる。おそらくそれで儲けを出すんだと思う。加入しないと執拗に傷チェックを行う。すこしでも傷が増えていたら免責ガーNOCガー言うんじゃなかろうか。傷だらけだったので、どうせ直しやしないのだが。両方加入すると4660円で、いつも使っている会員割引のレンタカーと変わらない値段になる。
今回は加入しなかったけど、わりとギャンブルですな。揉めると面倒なので加入しておいたほうがよさげ。というかそれ以前に、そもそも大手を使うべきかと。

0939 佐田岬

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いや、ここまでの道がひどい…死酷が本気で牙を剥いてきた…ルート選定も誤った気がするなあ。国道と脇道があったら国道走りたくなるよねえ。脇道がバイパスで、まっすぐ進むと酷道だなんて走ってみなきゃわからない。
離合?なにそれ?といわんばかりの、舗装林道レベル。すれ違いスペースも少なくて、対向車が来たら何kmバックしなきゃいけないかわからない。地元民どうやって暮らしてるんだ、ここで。スペースのある集落内で軽トラのじいさんとはち合わせたくらいだったが、工事のトラックとぶち当たったりしたら泣いてた。
命からがらたどりついた佐田岬ですが、本降りの雨がふっておりまして。灯台まで歩道があるんだけど、パスしておきました。
正直、こんな険しい岬だと思ってなかった。まあでも、地形を見りゃあそうだよな。どう見ても中央構造線が造った断層崖だもんな。

1031 じゃこカツ@道の駅伊方きらら館

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大洲へ戻る途中の道の駅で、じゃこカツが名物だというので賞味。うん、うまい。じゃこ天もいいけど、カツにすると油分が増してよりうまいかも。
フロントウインドウ越しの前方が海岸だが、この右側に伊方原発があるはず。なぜこんなところに原発を建てたんだろう。

1123 大洲城

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大洲でレンタカーを借りたのは、ここへのアクセスのためもある。駅から徒歩20分かかるのよね。まあ片道20分くらい普通に歩くんだけど、時間的な問題もありまして。
加藤氏という、あまり聞いたことのない氏族が入った小藩。ただ、一時期藤堂高虎が入っていたので、規模に似つかわしくない名城である。雄大肱川をバックにした現存櫓の姿が非常に美しい。

1124 城下台所

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1128 井戸丸跡

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1129 暗り門跡

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1129 台所櫓

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1129 高欄櫓

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1129 天守

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市民会館前に有料駐車場があり、そこから城まで登っていく。
台所櫓、高欄櫓は江戸末期に再築されたものが現存。天守は近代の再建物。

1132 台所櫓は登れず

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1134 高欄櫓1階

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1135 西方向@高欄櫓

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1136 南方向@高欄櫓

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1139 大洲富士@天守

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1139 肱川天守

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内部からの景色。入城料500円。
やはり肱川の眺めがいい。先の豪雨の際はこれが氾濫して大変だったらしい。回った範囲では、被害の跡は見えなかったが、河川敷にクレーンが入って工事をしているのは関連してるかも。
大洲富士は正式名称を「富士山」という。読みは「とみすやま」。

1147 三の丸南隅櫓

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1150 苧綿櫓

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城外の遺構。苧綿櫓は江戸後期の再建、現存。三の丸南隅櫓は250年前に建てられたまま現存。
現存物はすべて重文。

1245 かぶりつき席

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なにごともなくレンタカーを返却し、今治まで移動。四国で指定席を発券したぶんだが、先頭かぶりつき席でした。先頭は足元が狭いから嫌いなのだが、四国の特急は見通しがよいので、これはこれでいいや。

1415 白楽天

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JR予讃線 宇和島浜発松山行 特急宇和海14号 1243伊予大洲→松山1317
JR予讃線 松山発岡山行 特急しおかぜ20号 1326松山→今治1404

今治に着いたところで昼食。これねえ、八幡浜ちゃんぽんとどっちにするか迷ったんだよねえ。八幡浜ちゃんぽんを食う機会なんて、もう一生ないだろうなあ。しかしまあ、このあとの画像の破壊力を見ていただければ、この選択も納得していただけることでありましょう。
駅から徒歩7〜8分ってところか。地図を見て国道沿いだと思ってたのだけど、国道から1本入った位置だった。店が見あたらなくてあせったが、わりと大きい店構えで駐車場も広く、ちょっと横に入ればすぐ見つかる。
ここの名物、というよりも今治市民のソウルフードが、焼豚玉子飯。チャーシュー丼の上に目玉焼きが載っただけの、名前どおり直球ストレートメニュー。名前聞いただけでわかる。うまいやつやん。
発祥は「重松飯店」という店だそうだが、そちらは今治城と逆方向になるので、途中のルート上にあるこの店を選択。店内は喫茶店とファミレスの中間みたいな雰囲気だろうか。中華という感じは一切ない。
ここはボリュームのあるセットメニューが売りである。からあげと焼豚玉子飯の、Aセットが定番とは思うが、からあげとセットだと脂が過ぎる気がしたのと、餃子が食いたかったので揚げ餃子がつくCセットをオーダーした。
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おおきな両目玉焼きがのっていて、チャーシュー丼の姿はまったく見えない。これを食するときは当然、こうするわけです。どうよ!この絵面の破壊力!メシテロ!
もう想像通りのうまさ。まずいわけないでしょ。タレが甘めなのは好みではないんだけど、もうぜんぜん。ペロリですよ。チャーシューは歯ごたえありつつもしっとり系。
それとやっぱり、ボリュームがある。普通の丼ものサイズか、やや大きめ。それにセットがつくから満腹は保証。からあげセットだと、かなりの量だと思う。男子中高生でも満足できるんじゃないか。
なんとなく再現できそうなところもいいですな。ラーメン屋でチャーシュー1本買ってきて、まねしてみようかなあ。

1446 今治城

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さらに10分ほど歩いて今治城へ。この城は内堀と石垣のみが現存。立派な構造物はすべて近代の再建。天守にいたっては、存在したという確証すらない。なんの根拠もない模擬天守
しずかに水を湛える広い堀と、そこから伸びる石垣の姿を愛でるのが、正しい鑑賞法かと。

1452 吹揚神社

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1452 吹揚稲荷

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1454 藤堂高虎

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一応内部を回ってみる。
藤堂高虎、またお前か!この人、築城の名人なのでいろんなところでいろんな城を建てている。どれも名城だ。

1842 お役目完了

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JR予讃線 高松発松山行 特急しおかぜ13号 1541今治→松山1616
伊予鉄道5系統 JR松山駅前→大街道 160円
宿まで戻り、これにてバースデイきっぷはお役ご免。自動改札対応だけど高松と高知にしかないので意味がないという笑 いちいち見せて通るのが面倒なのが、唯一の難点かと。18きっぷかよ。
しかし特急に乗り放題というのは捗りますなあ。18きっぷで四国1周したら5日ですむものかどうか…

6日め
交通費 810+2500+1540+150+160
宿泊費 (10500-3000)
食費 1000
酒代 485
飲物等 100+110+110
その他 500

合計費用 \14,965-