uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

小笠原トレッキング その7

0822 登山口

f:id:uruya:20190419082256j:plain
島内最終日。フェリーは15時出港。13時ごろ乗り場に戻ってチケットを発券し、昼食をとって買い出しすれば乗船時間になるだろう、という予定。
5時間ほどあるので、ジョンビーチまでトレッキングする。ふたたび原2スクーターをレンタル。

0840 小港湾@中山峠

f:id:uruya:20190419084012j:plain

0840 小港海岸@中山峠

f:id:uruya:20190419084018j:plain

0840 南島方面@中山峠

f:id:uruya:20190419084033j:plain
この日も天候に恵まれた。中山峠は登山口から20分くらいの絶景ポイント。小港海岸が美しい。
ハートロックツアーのときに弁当屋で調達したおにぎり弁当を、同じ店で買おうと思っていたのだが、持ち運びに適当な弁当が売っていなかった。出港日にそれなりの規模のトレッキングをする人はあまりいないんでしょうな。少なくともツアーはないと思う。
かわりにスパムおにぎりを2個買ってきたので、早めに1個消費しておく。スパムって脂が多すぎて、ゴーヤみたいに苦味のあるさっぱりしたもので中和でもしないかぎり、量を食うと気持ち悪くなるので。
15分ほど休憩。

0904 ブタ海岸

f:id:uruya:20190419090436j:plain

0925 高山分岐

f:id:uruya:20190419092529j:plain
いったん中山峠を下ってブタ海岸に出る。
高山分岐右側に生えているのはモクマオウじゃないかなあ。繁殖力の強い侵略的外来植物。

0956 崖を乗り越える

f:id:uruya:20190419095638j:plain
高山分岐まで登り返したあとは、ほぼ平坦。そのうち崖の尾根上に出るので、これを乗り越えると目的地。

1004 ジョンビーチ

f:id:uruya:20190419100447j:plain

1012 ヤドカリ

f:id:uruya:20190419101246j:plain
1時間20分。休憩込み1時間20分。25分休憩。
いやあ、美しい。真っ白な砂浜!南国ビーチ!しかも無人!この日ブタ海岸から先に足を踏み入れたのは自分だけかもしれない。この景色ひとりじめ。
海岸線は石灰質の岩になっている。これは南島付近の地質が隆起石灰岩だからで、石灰が波で砕かれた真っ白な砂が打ち上げられ、ビーチを形成しているらしい。

1043 高山分岐

f:id:uruya:20190419104303j:plain
時間が読めないので行きはスルーした高山だが、時間に余裕がありそうなので立ち寄ってみることにした。

1048 グリーンアノール?

f:id:uruya:20190419104814j:plain
途中で見つけたトカゲ。グリーンアノールと思われる。保護色なので地面にいると体色が茶色くなる。
在来固有種のオガサワラトカゲも何度も見たが、オガサワラトカゲはすばしっこくてすぐ隙間に隠れてしまい、撮影できず。黒っぽくてぬめっとしているので、グリーンアノールとの違いは見ただけですぐわかる。

1102 南島@高山展望台

f:id:uruya:20190419110214j:plain

1102 ハートロック@高山展望台

f:id:uruya:20190419110233j:plain

1106 展望台分岐

f:id:uruya:20190419110606j:plain
高山へのコースから少しはずれた位置に高山展望台。南島、ハートロック、それと母島を遠望。

1119 高山山頂

f:id:uruya:20190419111928j:plain

1126 母島遠望

f:id:uruya:20190419112604j:plain
ここまで2時間20分。休憩込み3時間。累積標高6〜700メートル程度とはいえ、3日連続だとさすがに疲労がたまってきた。かなり足が疲れております。
展望としては高山展望台の方が上ですね。母島を撮影し忘れていることに気づいたので、山頂直下から撮影。

1218 クマネズミ?

f:id:uruya:20190419121814j:plain

1223 ムナグロ?

f:id:uruya:20190419122340j:plain
下山間際にみかけたクマネズミとムナグロ。クマネズミは外来種。見た目はかわいらしいが、こやつ、要するに人家の天井裏を走り回るネズミだ。
ノネコを駆除するとクマネズミが増えるのだろうが、直接的に鳥類を捕食するノネコの方が害が大きいだろう。クマネズミも種子などを食い荒らす侵略種なのだが。いったん生態系が崩れると、いろいろむずかしいですね。

1224 下山

f:id:uruya:20190419122410j:plain
全体で3時間10分。休憩込み4時間。
以上、小笠原トレッキングは全行程を終了。後半は天候にめぐまれ、静かな山を堪能できた。景観がひらけた地から見える海は、すばらしく美しかった。うん、楽しかった。満足。

1323 豚ねぎにんにく丼

f:id:uruya:20190419132346j:plain
帰りのチケットを発券したあと、腹ごしらえ。ターミナル周辺にランチ営業している飲食店がいくつかあり、そのうちから適当に選択。普通にうまかったですね。
この島、基本的にあまり商売っ気はなく、いかにも観光客向けみたいな飲食店はない。観光客は常時いるわけではないし、たぶん3食つきのツアー客も多いだろうし。

1335 出港

f:id:uruya:20190419133516j:plain
ターミナルに戻ってきた。このあと14時すぎから乗船が開始される。
おがさわら丸は東京から到着したあと、3日間父島に停泊している。そのあいだは観光客が島に滞在している。3日後におがさわら丸が出港すると、大多数の観光客がいなくなり、島内にはほぼ島民しかいなくなるだろうと思われる。
この島の暮らしというのはおがさわら丸にあわせてリズムが刻まれているのだろう。店舗の休業日などを見ても「出港日の翌日」「入港日の前日」という設定が多い。入港時には食料や物資が観光客とともに運ばれてくるはずだ。
日本本土とは時間の流れがあきらかに異なっている。絶海の孤島、まさしくその表現がふさわしい島じゃなかろうか。

ジョンビーチ・高山GPSトラック

f:id:uruya:20190420172845j:plain

ジョンビーチ・高山標高グラフ

f:id:uruya:20190420172846j:plain
沿面距離 9.024km
累積標高 797m
所要時間 3:59:45
行動時間 3:06:24

7日め
交通費 2700+58
食費 380+950+2500
飲物等 140

合計費用 ¥6,728-