04:02 早朝出発ご当地パン朝食
朝食は金沢ご当地パン、頭脳パン。金沢周辺ならどこにでも売っていると聞いていたのだが、入手するのにえらく苦労した。車を借りた日にスーパーをまわり、結局、高岡のスーパーでやっと見つけた。
しかし、大変な思いで手に入れたこのパン、残念ながらレーズン入りなのであった。多少の好みはあるが基本的に何でもおいしくいただく自分が、唯一食えない食い物、それがレーズン。グミのような食感で噛むと酸味がある、意味のわからない食い物、レーズン。むかしは苦手だったらっきょの酢漬けなんかも年齢とともに好きになった自分も、いまだに気持ち悪いとしか思えない食い物、レーズン。
口の中で牛乳でフニャフニャにして丸飲みしたので味の感想はございません。金沢のみなさん、すみません。
05:14 ラスト富山駅
06:46 立山駅
07:11 立山扇沢通り抜けきっぷ
富山地方鉄道本線・立山線 電鉄富山発立山行 快速急行 0525電鉄富山→立山0616 1110円
立山駅→扇沢通り抜けきっぷ 8430円
アルペンルートは乗車制限が実施されているが、立山に着いた時点でチケット売り場には5〜6人ほどの列。余裕で7時40分の始発に乗ることができた。
この天候だし、今日から平日だし、ある程度はすいているだろうと予測はしていた。
例年ならWeb予約でもう少し安い値段で時刻指定してきっぷが買えるのだが、現在は当日券しか発売していない。
07:35 立山ケーブル
08:55 室堂
立山ケーブルカー 0740立山駅→美女平0747
立山高原バス 0820美女平→堂室0910
ケーブルカーとバスを乗り継いで、立山の登山口、室堂へ到着。バスの写真撮り忘れた。バスからは富山湾がきれいに見渡せ、また、観光スポットも偏っているので、登りなら左側、下りなら右側の席がおすすめ。
室堂ではまだ雨は降っていなかったが、濃いガスの中である。3000m級なら頭を雲の上に出している可能性も…なんて期待もなくはなかったが、まあこうなるだろね。
09:16 雪渓から背後を見る
雪渓が4か所ほど残っている。一か所は円形にとけた穴の下に沢が流れていて、踏み抜きそうでこわかった。帰りにはパトロールの人がルートを工作していた。
ここで見えた窪地の様子が、今回唯一見えた景色。このあと雨が降り出し、すぐに本降りになった。
09:48 一の越山荘
ここまでは傾斜緩やかだが、ここから急斜面の岩場を手足を使って登っていくようになる。
休憩ポイントだけど、雨なのでまとまった休憩はとっていない。途中で立ったままとか岩に腰かけてとか、細かく少しずつ休憩しながら進んでいる。
ここでもひと呼吸整えるくらいで、すぐに岩場にとりかかる。
10:45 雄山神社
10:45 三角点
着いた…雄山山頂部。1時間50分。
雨&強風。こりゃひでえ。こんなにひどいの富士登山以来だな。まあ普段は雨なら行かないからな。
10:46 最高点
向こうに見えているのが、おそらく最高点。もう行く気なんてさらさらない。三角点を見たから、ここが頂上ってことでいい。最高点は見えてるところじゃなくて、もうちょっと先だったとしても、もういい。
天気がよければ立山三峰を回って別ルートで下りるつもりだったけど、ここで来た道を折り返す。
厳密にいうと立山連峰でもっとも標高が高いのは大汝山なので、立山に登ったとは言えないのだけど。
12:29 とやまポークカツカレー
扇沢方面行のトロリーバス出発時間が13時だったので、室堂で昼食を取っていく。
ザックとレインウェアがずぶ濡れなので水滴を切らなければならないし。レインウェアのポケットに突っ込んであったマスクも少し濡れてて気持ち悪い。
室堂のホテルが経営するレストランで、ポークカツカレー。喫茶店ランチ800円くらいの内容であるが、これで1600円もする。ぼりやがるなあ。車で搬入できるだろうに。一応、とやまポークというブランド豚みたいだが。
ま、観光地価格ってことで。
12:55 トロリーバス
13:35 黒部ケーブル
立山トンネルトロリーバス 1300室堂→大観峰1310
立山ロープウェイ 1320大観峰→黒部平1327
黒部ケーブルカー 1340黒部平→黒部湖1345
トローリー!
13:47 黒部ダム
13:56 放水中
心の中で登山家の名セリフを叫びながら黒部ダムまで到着。このフレーズを書きたいがために、ここに来たと言っても過言ではないw 満足したw
日本に現存するトロリーバスはここだけだが、トンネルなので架線の様子などよく見えないのが残念だった。休憩中に水滴が蒸発してレンズが曇っちゃってたし。
ダム堰堤を徒歩で渡る、観光としてのアルペンルートの目玉地点。遊覧船が出ていたり、黒部ダムカレーを食ったりできる。
だがまあ、下山中に通りかかっただけなのでね。相変わらずの雨だし。観光放水の様子だけ撮影。なかなか勇壮なのだが、天気がよければねえ。
14:20 信濃大町行バス
関電トンネル電気バス 1405黒部ダム→扇沢1421
扇沢まで到着。
関電トンネル電気バスは乗車時間ぎりぎりだったので降車後に撮影。昔はトロリーバスだったはず。今は電気バスになっている。
扇沢から大糸線信濃大町までのバスが出ている。関電トンネルのバスには2台10組くらいの乗客がいたのだが、これを含む高速バス等を利用している人はほとんどいない。おそらくマイカー利用だと思われる。
15:09 宿泊先
アルピコ交通バス 扇沢線 扇沢発信濃大町行 1435扇沢→大町温泉郷1450 1030円
宿泊は大町温泉郷。バス停から10分程度歩く位置。当初はバス停すぐ近くのホテルを押さえていたのだが、「この状況なので休館しております」との電話連絡があり、変更した。いや別に休業要請とか出てないし、単に客が少ないから休業したいっていうそちらの都合でしょ、とは思ったが、ごねても仕方ない。いま旅行業界は大変なのである。
ホテル名の表示が簡体字併記してあったりするので、コロナ前は中国人客を積極的に受け入れていた宿なのだと思われる。公式サイトなど見ると、ずいぶん写真がきれいだが、力いっぱいフォトショってる。実際は昭和の香りぷんぷんの老朽化したホテル。でも、個人的にはこういう宿も嫌いじゃない。いまとなっては中国人いないしね。
15:14 宿泊部屋
うおう、スイートルームだw
入ってすぐの部屋にソファとテーブルがある。これ使い勝手よかった。ふすまを開けておくとテレビが見える。8畳と4畳半かな。
荷物を全部広げて乾燥させてみたが、ずっと雨で湿度が高く、翌朝までかかってもうっすらしっとりしている程度にしか乾かなかった。完全乾燥できたのは帰宅した後。
18:11 大浴場
温泉大浴場があるが、入れるのは16時から22時まで。朝風呂には入れない。部屋にユニットバスもあるので、朝風呂ならユニットバスを使うしかない。
大町温泉は弱アルカリ性の単純泉。循環排水口らしきパイプがあったので循環かな?塩素臭は感じなかった。単純泉なのでありがたみは薄い。天井の清掃状態が悪いかな。
18:34 夕食
夕食のメインはすき焼き。このほかに小椀のそばがつく。
自分には十分な量だったが、夕食をがっつり食いたい人には物足りないかも。あと焼き物がほしいところ。
まあ天ぷらが揚げ置きな時点で、あまりこだわりはないのが伝わってくるが、瓜の漬物とわさび漬けはうまかった。わさび漬けも年齢とともに好きになった食い物で、信州とか伊豆に行ったときには毎回買っていきたいんだけど、要冷蔵なので買えないのよね。別送するほどのものでもないし。ポチった方がなんぼか早い。
日本酒2合いただき、部屋にもどったあと自販機ビールのロング缶1本飲んで就寝。