07:03 朝食
朝起きてびっくりした。まさに滝のような雨。土砂災害を警戒するレベル。これが数時間も続けば避難勧告が出るんじゃないか、くらいの。
レーダーを確認したら、真っ赤なエリアが上空を通過中である。ただ、8時くらいにはいったんやみそうだ。
多少安心して朝食会場へ。
盆の真ん中、小鉢に入ったところてん状のものは、「いごねり」という海藻料理らしい。「おきゅうと」に似た料理。
塩鮭が今どきめずらしい中塩で、おいしゅうございました。減塩減塩叫ばれているこんな世の中だが、塩鮭は1切れでどんぶり飯1杯食えるくらいであってほしい。
10:23 北沢浮遊選鉱場
降ったりやんだりが続いているが、降るときは大量の雨がどさっと集中して降ってくる。レインウェアを脱げないのでうっとおしい。
だが佐渡でのメインイベント、佐渡金銀山につく頃にはいったん雨があがり、出発するまで天候はもっていた。運がいいんだか悪いんだか。
日本のラピュタ、北沢浮遊選鉱場。みごとな廃墟具合。これは素晴らしい。いまにもロボット兵が起き上がりそうである。これを見ただけで佐渡に来た価値があったというものだ。
10:54 採掘の様子
まず江戸期坑道へ。す…涼しい!いやあ、生き返るなあ。
手掘りの坑道はごつごつしていて、天井が低い部分もあり、終始かがんで移動した。これヘルメット必要じゃないかなあ。
この手の施設にありがちな人形たちは、当然のようにある。動くわしゃべるわ、なかなかに賑やかだった。
11:07 展示ここまで
続いて明治期坑道。こちらはトロッコ線路が引かれていている。文明開化してますなあ。
んで、やっぱり涼しい!普通の道路を走っててもトンネルに入ると涼しくてほっとするもんなあ。天然の保冷庫だ。これを利用した真野鶴の熟成貯蔵庫もある。
坑道を出たとき、眼鏡が曇って何も見えなくなるのだけは困るのだけど。
11:15 道遊の割戸
坑道を出ると「道遊の割戸」に至る道がある。徒歩7~8分程度らしいので行ってみた。
掘りすぎて山が陥没してしまったという、ダイナミックな遺跡である。露天掘りしてたら山の形がこんな風になってしまったという。手掘りでここまで削ったのだから、すごいもんだ。
13:56 宿泊先
両津まで戻るころには、雨があがっていた。おそらくもう降らないはず。ただ、これ以上移動する気力はない。宿に直行。
まずバイクだけ置かせてもらい、昼食を食いに出る。駐車場ではない通用口みたいな場所に雨を避けられる場所があり、そこにとめることができた。
14:17 昼食
中心部はシャッター商店街で、メシを食うならフェリーターミナル周辺になるようである。
寿司屋や定食屋などが営業しているようだったが、島外民は迫害を受けるかもしれん。お手軽に、フェリーターミナルにあるラーメン店で塩ラーメンをいただいた。
まずまず、一般的な味かと。火当てしたもやしに味がついていて、うまかった。
14:57 加茂湖ビュー
この宿だが、外観は古いが、なかなかいい宿だった。古き良き大箱ホテル的な。正直なめてた。
部屋は8畳和室。加茂湖ビューである。海ではない。人工的に海とつないだ汽水湖。カキの養殖筏が多数浮いている。そういえばカキは食わなかったなあ。まあシーズンオフだからな。
温泉が非常によく、泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉というよくあるものだが、薄茶色に濁って、つるすべ感があった。モール質を含んでいるものと思われる。贅沢にかけ流しており、湯使いが非常に良い。
さらに、屋上には展望露天がある。加茂湖を眼下に見下ろし、対岸のホテルを望む。営業開始よりちょっと前に行ったら、もう入れそうなので入っちゃった。誰もいなくて、展望露天独り占め。しまったあ、カメラ持って来たらよかった。
とにかく温泉がなかなかのものである。ここは2食つきでゆっくり泊まりたかったなあ。うーん、無念。