06:51 軽食
おにぎりなどの無料の軽食を提供、という話だったので、いたって簡素なものを想像していたら、そこそこおかずも揃っていた。
煮物、白身魚フリッター、ポテサラ、たくあん。意外に味も悪くなかったので、期待してなかったぶん好印象。
10:29 鍛冶稲荷
9合目ほどにある稲荷。
このあたりで休憩していた親子が「まだあと100メートル登るよ」と言っているのが聞こえた。やめてくれー心折れるわ。展望ないしゴールも見えないのでひたすら淡々と登ってるのに。
10:36 方位盤
登り切って平坦になる位置、山頂広場の一角にある方位盤。吹き曝しで寒いので、防寒着を着込む。
あとから登ってきたグループが「ここが山頂?」って言っていた。ガスで先がまったく見えないからそう思うよね。違うんだよ、山頂は神社だよ。
10:51 山頂
そしてここが暫定山頂。神社を巻いて裏側に出た位置にある。休憩込み1時間54分、休憩なし1時間47分。
本当の山頂は、ここのすぐ横にある。だが神社敷地内なので立ち入ることができない。立ち入ろうとすると宮司に怒鳴られるらしい 笑
おそらく山自体が御神体なので、山頂はその核心部なのだと思う。登山者が行けるのはここまで。もともと山伏の修験場だったわけであり、登山なんてのは明治後に輸入された趣味なので、当然であろう。
10:52 一瞬ガスが晴れる
一瞬だけガスが晴れて、山頂直下の景色が見えた。方向的には尾花沢方面かな?
雲の境が上がってきているようなので、粘っていれば晴れる瞬間もありそうだが、山頂部がせまいので、早々に下山を開始することにした。
11:06 月山神社遠景
月山神社を背にして歩いていると、前から来る人がみんな立ち止まってこちらを見ているので、振り向いてみたら驚いた。
うわうわうわ、なんじゃこれ。なんと神々しい…これ写真じゃまったく伝わらないと思う。肉眼で見ると、神社が天空に浮かび上がっているような景色だった。
天気の良い日に、下からこれを見上げながら目指していくような登山だったら最高なんじゃないかなあ。
14:55 宿泊部屋
雨等の影響で予定変更する場合を想定し、この日は宿泊地を固定していなかった。例年盆期間は予約を取るのに苦労する(特にビジホ以外は1人泊を受け付けてない)のだが、今年は自由自在に確保できそうだったので。前日に予約したので35%割引価格。2輪駐車場は予約制で屋根付き750円。
山形の繁華街七日町にある、まあつまりワシントンホテルです。目立たない外観で、見つけるのにかなり苦労し、周辺をぐるぐる回ってしまった。駐車場が奥まった位置にあるのもわかりにくい。
ここはまあ、安心安全のチェーンホテル設備ですね。はずれのほうではあるけど繁華街にあるので飲食も便利。コンビニは1階に併設。
17:10 金澤屋
シャワー・着替え・荷物整理・充電などをすませ、メシを食いに出る。目当ては山形牛である。
前回山形に来たとき、山形牛に惹かれながらも値段を見て「これは衝動的に頼むメニューじゃないなあ」と断念したこと、海鮮を食うことが多くてそろそろ肉を食いたかったことが理由。
ホテルから近い店を調べたら焼き肉屋ばかりヒットしたので、ちょっと遠くて徒歩10分くらいかかるが、ステーキが食えるこの店を選択。本来はすき焼き・しゃぶしゃぶメインの店のようだ。
まず羽前男山の冷酒をオーダー。山形の男山一派の酒造。
お通しの枝豆はこれ、だだちゃ豆だな。ちょうどシーズンだもんな。特有の風味がある。
しばらく待ってからステーキ登場。
以前なら問答無用でサーロインを頼んでいたが、A4A5ランクだとサーロインが厳しく感じるようになってしまった。ほぼほぼ脂だもんな。なのでヒレにしたが…なんとなく敗北感がある…笑
で、このステーキ。とんでもなくうめえ。ナイフがすっと何の抵抗もなく入っていくほど柔らかい。肉の味もしっかりしている。臭みなどまったくない。
いやあ、こんなうまい肉はじめて食ったかもしれん。いままでの高級肉は、脂のうまみだったからな。これは純粋な肉のうまみ。そして海原雄山じゃないが、肉にはわさびとしょうゆが一番合う。うめえ…
やっぱり高級肉はヒレが正解か…しかし敗北感は否めない…笑