08:52 八丈島空港
08:54 ヘリターミナル
この日は青ヶ島に渡ります。
青ヶ島はフェリーも出ているが、就航率5割ほど。この日も欠航していた。
行くなら就航率8割のヘリ一択なのだが、競争率が並じゃない。ヘリは9人乗りで、予約は1か月前から電話のみ。ネット予約もあるけど、電話のほうが予約開始が早いので、瞬殺されてしまう。
電話もたぶん1回線のみだ。延々リダイヤルを数百回繰り返す必要がある。
席が埋まっているとキャンセル待ちに回されるが、キャンセルはそこそこ出る。待ち順2〜3くらいなら、おそらく取れる。
往復ヘリを確保するのは大変でしたわ。
09:40 愛ランドシャトル
これが搭乗するヘリだ。
ケビンコスナーじゃん!エアーウルフだね!
ヘリははじめて乗るのだが、あまり浮かれるとゲロ吐いちゃうので気をつけよう。
この位置から飛行するのではなく、所定の位置までタキシングして浮き上がる。ヘリポートだと着陸位置からそのまま離陸。
爆音はすごいが、意外と安定していて揺れない。
八丈島付近は視界があったのだが、青ヶ島に近づくと濃いガスに包まれるようになった。
周囲を何周か旋回し、少しガスが晴れたタイミングを見て一気に着陸。おそらくあともう少し時間がかかったら、引き返していただろう。
到着時の青ヶ島は強い雨が降っていた。
10:59 宿泊先
愛らんどシャトル 0955八丈島→青ヶ島1015 11750円
まずレンタカーを借りてから、宿泊先の民宿へ。
一見民家であるが、中も民家みたいだ。宿泊客は仕事で滞在している人が7割、観光客3割ってとこだろう。
観光客はこんな狭い部屋に押し込められます。
まあ狭いなりに居心地は悪くない。
洗濯機2台と乾燥機1台。共用冷蔵庫にはドリンク類が入っていてセルフ清算。風呂は家庭用が2か所あり、勝手に好きなときに入れ方式。トイレは温水洗浄式。
11:06 大凸部への道
いろいろやっているうちに雨が小降りになってきたので、カルデラ外輪山最高点の大凸部へ向かう。
民宿のちょうど裏手が大凸部へ続く道。
12:28 徐々にガスが晴れる
1時間ほど時間を潰していたら、ガスが晴れてきた。これだ!この景色を肉眼で見る、それだけが目的で、こんな地の果てまで来たのだよ。
見たことがある人間は、日本中でもそれほどおるまい。
12:35 二重カルデラの全貌
一番晴れた時点。
二重カルデラの全貌が手に取るように。
いやあ、来てよかった…と、この時点では満足感でいっぱいでしたな。
逆に、恐ろしいことにも気付きましてね。
この島、海の真ん中に断崖絶壁が屹立している形状なわけですよ。
湿気を含んだ風が島にぶち当たると、島自体がガスを産む。つまり雨=濃霧と思った方がいい。
今夜から明日未明にかけて前線が通過するんですけどね…ヘリ飛ぶかなあ。
13:41 ひんぎゃ
サウナ脇には「ひんぎゃ」と呼ばれる地熱釜もあり、地獄蒸しができる。
この一帯はキャンプ場にもなっていて、ここで調理ができるようだ。
キャンプ場には仙人みたいな人が一人、テントを張っていた。
13:48 三宝港
13:49 荒々しい岸壁
最後に港を見学。
外洋に直に接していて、少し波があると接岸不可になる。
この日は波が穏やかだが、欠航している。濃霧で視界不良だったらしい。昼には晴れてたから、出航判断してたらたぶん接岸できたはず。
15:17 部屋飲み
島に一軒しかない商店で青酎を買ってきた。
青ヶ島の特産焼酎で、焦がし麦を原料にしているので、焦げ臭い風味がある。それと南方系植物のオオタニワタリの葉を被せて発酵調整するのも特徴だとか。
人口160人の島に兼業杜氏が10人もいて、作成者ごとにブランドがあるらしい。
クセはあるけど、いい焼酎だ。
19:08 夕食
夕食は民宿のおばちゃんによる手製ビュッフェ。
これがね、うまいんすよ。下手なホテルビュッフェより全然上。
あと青酎がワンショットくらいサービスでつきました。
4日め
レンタカー 4600
交通費 (11750+240)
宿泊費 11000
酒代 3000
合計費用 ¥29,590-