uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

秋田青森・麺食らう旅 その1

要旨

18きっぷシーズン。元旦と温泉1泊の予定を立てたので、残りはあと1回ぶん。
当初は飛行機で高飛びしようと思っていたのだが、ふと、今のうちにはまなすに乗っておこうかと思いついた。北斗星のB個室はとれないけど、はまなすならとれるもんね。ちなみに北斗星の開放寝台はカンベンだ。個室じゃないと17時間も乗ってられん。

計画

はまなすの寝台利用可の往復企画きっぷがあるので、それを利用。目的は2本立て。一、御当地麺を食い尽くす。二、城見学。
往復どちらもはまなすのつもりだったが、帰る日のきっかり1か月前10時にみどりの窓口に行くと、まさかの下りB寝台満席。えっ、うそ!なぜ?上りは空いてるのに下りだけ瞬殺?
謎がとけたのは出かける数日前。嵐の札幌ドーム公演でしたとさ…出かける日が初日、帰る日が最終日。それにあわせて民族大移動。札幌および周辺のホテルは軒並み満室だったことだろう。こわいわージャニーズだけはこわいわー
いったん指定席をとったけど、最終的には青森1泊してゆっくり帰ることに決めて乗変。函館からの下りスーパー北斗は立ち客が通路にあふれるほどの超満員だった。指定席を取れなかった人が多数いたんだろうなあ…

行程

2151 急行はまなす


というわけで、はまなすです。微妙に混んでる…指定席は半分以上埋まり、カーペットカーはぎっしり。B寝台もブロック独占とはいかなかった。下段向かいは微妙な年代のおねえさん。勝手にジャニオタ認定させていただきましたが何か?ギリでドームから乗れるしな。

まあでも、多少混んでいようが普通に飲むわけですけども。通常営業でございます。

0624 未明の弘前駅


202 札幌発青森行 急行はまなす 2200札幌→青森0539
2042M 青森発秋田行 急行つがる2号 0543青森→弘前0615
稚内からの特急接続待ちのため札幌を30分遅れの発車。青森着までにほぼ取り戻し、2〜3分の遅れ。接続するつがるに乗り換えて定刻弘前着。まだ夜明け前。

0626 駅そば こぎん


この旅最初の麺。早朝なので駅そばくらいしか選択肢はないが、朝食としてはこの程度で問題なかろう。
ごく普通の駅そばなのだが、券売機メニューの中で「幻の津軽そば」の文字が異彩を放っている。津軽そばというと、つなぎに大豆を使った蕎麦のことだが、幻とは大きく出たもんだ。どれほどのものだろうか。迷わずポチリ。

そしてこれが「幻の津軽そば」だ。うーん、色が白い。大豆の色か。一見してにゅうめんのように見える。ちょっとだけ汁を飲んでみると…かすかに煮干?津軽っぽい。
そして麺をすする。おおう、すっかりにゅうめんだw そばとは思えないw つなぎが多いのかな。駅そばシステムで麺は温めなおすだけだし、ふにゃふにゃの食感。でも俺、こういうの嫌いじゃない。わりと駅そば好きだし。
何をして幻なのかはよくわからなかったが、不思議なものを食えたのでわりと満足。所詮は駅そばなので、まったく期待していなかったってのもある。

0951 秋田駅


1634M 弘前発大館行 普通 0650弘前→大館0733
3640M 大館発秋田行 快速 0806大館→秋田0940
列車番号は違うが、同じ車両がそのまま秋田まで行く。大館で30分以上停車していたようだが覚えていない。めちゃめちゃ爆睡した。2時間50分のうち2時間半は寝てた。寝てたら目的地に着いているシステムになっております。
北日本日本海側が大荒れの予報だったので、もっと積雪しているかと思ったらそれほどでもない。うっすら積もっている程度だ。秋田は豪雪地帯というイメージだが、調べてみたら降雪量はともかく積雪量はあまりないんだね。札幌基準でそう思うだけかもしれないけどw
まあでも寒さはかなりのものだ。

1001 久保田城址


第二麺との遭遇まで時間がございます。この間に久保田城を見学。石垣・天守のない平山城で、関が原後に常陸佐竹家が転封されてきた久保田藩の城。もともとの地名が秋田、久保田はその一部なので秋田藩ともいう。
以下写真羅列。

1005 黒門跡

1007 佐竹資料館


無料ならさらっとみていこうかと思ったが、入館料100円でした。100円くらい惜しくはないが、それほど時間がないので有料ならスルーの選択。

1010 一ノ門

1013 八幡秋田神社

1013 歩兵十七連隊碑と与次郎稲荷

1014 与次郎稲荷

1016 佐竹義堯


幕末期最後の藩主。ギリで奥羽列藩同盟から新政府軍に寝返った。

1018 御隅櫓


100円で登れるらしいが冬季閉鎖中。こっちは有料でも登りたかったなあ。

1023 裏門跡

1028 茶屋

1030 鐘楼

1034 松下門跡

1037 中土橋跡


堀にかかるたいへんフォトジェニックな橋を渡り、見学終了。ちょうどよい時間だ。

1100 七代目佐藤養助 秋田店


第二麺は稲庭うどん。本来は湯沢方面の名物。秋田では比内地鶏のきりたんぽ鍋を食いたかったところだが、だってほら、今回の旅は麺縛りだから。
有名店の支店で、駅前西武の地下にある、お手軽な店。ちょうど開店時刻に入店。メニューをながめ、ごまダレとしょうゆダレの二味同時に楽しめる二味せいろを注文。

これ、うまかった。しっかりコシが残って表面はつるりとしている。稲庭うどんはそうめん・冷麦と同じく干麺のはずで、太さも冷麦よりちょっと太いくらい。でもコシが強い。
しょうゆダレはほぼ蕎麦つゆと変わらない。節の香りがある、少し甘めのつゆ。そばならもう少し辛いほうがいいけど、うどんにはちょっと甘いくらいの方が合いそう。逆にごまダレは、しゃぶしゃぶに使うような甘みの強いものではなく、塩分が効かせてあった。ごまダレの薬味には生姜を使うそうな。
非常においしくいただいたし、ボリュームもそこそこ。値段もそれなり。ただ、ひとつ惜しいのは、蕎麦湯のような残ったタレを飲み干すシステムが、うどんにはないことですな。
お冷があれば割って飲んじゃったんだけど、お茶だけだったので断念。そのためにお冷をもらうのも貧乏くさいしw


つづく。