uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

誰も猫には気づかない / アン・マキャフリー

だれも猫には気づかない (創元推理文庫)

だれも猫には気づかない (創元推理文庫)

エスファニア公国の摂政マンガンが死去。黒猫ニフィは次の下僕としてジェイマス公を選んだ。

新興国モーリティアの王を招待し威勢を示そうとした公に対し、エグドリル王は三人の姪をともなってあらわれる。花嫁候補を連れて政略結婚を進めようとしているように思われたが、じつはその裏には、公国乗っ取りを狙うヤスミン王妃の罠が隠されていた。だがそれと知りつつも、公は娘たちのひとり、ウィローに恋をする。

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ねこ好きに送る軽いロマンティックファンタジー。摂政下僕が亡くなったら公爵が下僕になったでござるの巻。ゆるい小編なので、ねこ好き以外にはおすすめできない。
この手のねこを題材にした作品は意外と多い。言わずと知れた『夏への扉』や『我輩は猫である』からはじまって、『敵は海賊』まで入るかも。
だけど、結局はマイノリティで、名前が通っているのは上であげた作品くらいかもしれず。
いぬ派の作品も多いけどね。
好みが分かれるいぬ派とねこ派、文壇ではどっちが優勢なのか調べてみてもおもしろいかも。
きっとねこ派だと思うな。ネットでもねこ派が大勢を占めるしね。ねこには何か、メインストリームに属さない人をひきつける魅力がある。