uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

沼の平〜比布岳縦走 その3

1221 昼食@比布岳山頂


比布岳でカップめんとおにぎりの昼食。強風が吹いていて、寒いこと寒いこと。風下の岩の裏に隠れていたのに、手がかじかんで苦労した。稜線から少し下った永山岳で食えばよかった。
気温はひと桁の下のほうだと思う。山頂時点ではジャージ、フリースとソフトシェルを着込んでいたが、防寒限界ぎりぎり。軍手では手が冷たいのでグローブも着用。ちょっとでも荒れたら遭難しかねない。天気がよくてよかった。しかし、ここから200メートルも高度を下げれば風もやんで、行動中は暑いくらいになる。山の気候は変化がはげしい。

1308 永山岳山頂

1308 愛別岳@永山岳山頂


1245ごろ下山開始。安足間岳手前の分岐点から永山岳を経由し沢コースへ下りる。永山岳山頂はわりと広めでベンチなどもある。深い渓谷地形の向こう側に愛別岳が急峻な姿を見せている。

1343 紅葉と登山者渋滞


永山岳から沢まで下っていく。勾配が急で足にこたえる。中腹ほどで紅葉が見渡せるポイントに出たので撮影。紅葉を見に来たはずなのに、ほとんど森林限界の上を歩いてしまった。紅葉らしい紅葉が見えたのはここだけだ。しかもまだ色づきはじめだしw
ところどころでグループが渋滞しており、追い越しながら下山していく。愛山渓コースでこれだから、黒岳や旭岳は混雑しただろうと思われる。

1503 下山


下り2時間20分。全体で7時間15分。永山岳中腹から下はまたしてもぬかるみで、足をとられて時間がかかった。靴底に泥がこびりつき、ときどきわざと水溜りに入って泥を落とさなければ歩けない。利き足ならまだしも、軸足を滑らしたら体全体を持っていかれるし、コケたら全身泥まみれになってしまう。こういう道ばかりは、トレッキングポールがほしくなる。

1505 愛山渓倶楽部


下山したらすぐ横に温泉がある。右が1軒宿の愛山渓倶楽部、左が同経営のヒュッテ。ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉。無加水無加温、源泉掛け流し。内湯のみで湯船が狭く、10人も入ればいっぱい。洗い場も4つと少ない。洗い場渋滞見たのひさしぶりだなあ…泉質はいいが、とにかく人が多くてリラックスできなかった。人が少ない時期はいいだろうが、紅葉時期は避けたほうが無難。といっても近隣には層雲峡くらいしかないのだが…
愛山渓倶楽部前泊も考えていたのだが、やめておいて正解。この混雑ぶりなら、ヒュッテに押し込められて雑魚寝になったと思われる。

1615 愛山渓ドライブイン


腹がへったので早めの夕食。せっかくだから愛山渓を満喫しよう。愛山渓のふもとにある、これも愛山渓倶楽部と同経営のドライブインに立ち寄り。
愛別といえば、きのこの産地。まあ要は、舞茸の栽培が主力産業なわけだが、山菜としてのきのこも豊富。ということできのこラーメンを注文。しかし、これが…正直イマイチだった。

きのこラーメンというからには、きのこの出汁を想像するじゃないですか。ところがこれは、ごく普通のしょうゆラーメンにきのこを炒めたものが入っているだけ。しかもこのスープ、あまりにも一般的すぎる味…うーん…
麺は地場産の粉を使っているらしいが、ちょっとゆですぎの、やわやわ麺。きのこの量はそれなりで、メニューには「なめこ、まいたけ、ひらたけ、ぼりぼりなど」と書いてある。確認したのはまいたけ、なめこ、しいたけ。
きのこの素材自体のうまさはあるが、内容的にはちょっと肩すかし。
他メニューもごく普通の食堂的内容。特徴があるのは舞茸(栽培)を使ったまいたけ丼くらいか。それと愛山渓倶楽部でも出しているジンギスカン。1人前200gで2人前からのオーダーということなのでパスしたが、ジンギスカンを食えばよかったか…

2020 自宅着

日帰り16時間。今回はかなり疲れた。夕食後すこし回復して一気に帰宅したけど、下山時点ではヘロヘロ。ぬかるみと急な下りで足がいっぱいいっぱい。

「寒いにゃ」
きましたねえ、秋が。最低気温10度切ってますねえ。日中は日が出れば過ごしやすいですが。
「こたつを要求するにゃ」
冬季電力も見通しが立ったようだし、ぐっと冷え込む日が来たら出しましょうか。下僕も朝晩は寒いです。

まとめ


移動距離 409.4km



平面距離 16.625km
沿面距離 17.092km
累積標高 1515m
所要時間 07:15:01


交通費 ガソリン代(推定25リッター)
入浴費 500
飲料等 98*3
食費 433+900

合計費用 \2,127- +ガソリン代(推定3,500)

反省点

・電池は早めに交換すべし。

感想等

・木曜日から天気が崩れ、その後ずっと雨マークが並んでいる。この雨が雪になったら葉が落ちてしまう。高高度地帯の今年の紅葉はもう終わりかも。
・大雪や十勝岳連峰は、これで冬山になると思われる。