- 作者: 島田荘司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/01/16
- メディア: 文庫
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igE
著名なクラシック音楽家から、姿を消した弟子を探してくれとの依頼。最近弟子となったその美しい女性から積極的なアプローチを受けていた音楽家は、心を奪われつつあったのだ。
一方、あるバーから、夜な夜な便器が壊されるという被害の相談が寄せられる。それを聞いた御手洗は、異常な興味を示すのだった。
SIVAD SELIM
現役高校生が主催している、米国の障害者を招いてコンサートを開くという企画。ジャズミュージシャンとしての御手洗に参加してもらいたいと相談を受けた石岡が御手洗をくどくが、彼は首を縦にふらない。米国から大切な友人が訪ねてくるので、その日だけはどうしても無理だという。
ボストン幽霊絵画事件
若き日、米国の大学に在学していたころの、御手洗の逸話。
ザッカオという自動車工場の看板の、「Z」の部分だけに12発も弾丸が発砲されていたというミステリー。友人のビリーとともに現場を観察した御手洗は、向かいの高級アパートメントに住むアーティスト、アッカーマン氏はすでにこの世にいないだろうと指摘する。
さらば遠い輝き
もと弁護士でライターをしているドイツ系の男に、過去に一度だけ取材したレオナ松崎から、会いたいとの連絡が入る。以前、脳研究の取材をしていたときに友人となった、御手洗の話を聞きたいらしい。
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「ぼくのかんがえたさいきょうのたんてい」が中二病すぎて失笑レベル。
『igE』
さいきょうのたんていは知謀千里を照らします。一を聞けば千を知る。神算鬼謀はずれるところありません。
『SIVAD SELIM』
さいきょうのたんていは世界有数のミュージシャンでもあります。未来永劫歴史に名を刻むであろう巨星もダチ公です。
『ボストン幽霊絵画事件』
さいきょうのたんていは少年のころから天才です。飛び級に飛び級を重ね、15、6歳で世界最高峰の大学に在学しています。
『さらば遠い輝き』
さいきょうのたんていは女にもモテモテです。もちろんその辺の安い女じゃありません。ハリウッド女優がメロメロです。
あと『さらば遠い輝き』でゲラゲラ笑ったのを特記しておきます。
薄い本出るよ!