uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

トムラウシ登山 その1

要旨

クマ騒動以後、初のヒグマ生息域登山。人が多い山を攻めたい。

計画

昼出発、富良野まわりで十勝ダムキャンプ場泊。
短縮登山口0700、山頂1100、下山1400。トムラウシ温泉に寄り、帰路は道東道を利用。2000帰宅予定。

行程

1120 自宅発

大雪山系の南西端、十勝岳連峰へ隣接する地点にあるトムラウシ山。それぞれからの縦走路が伸びているが、日帰りなら新得トムラウシ温泉コースに限定される。道道718号の終端ダート4キロの先に東大雪荘と登山口。さらにそこから林道を7キロあまり行けば、通常コースより約2.5キロ短い短縮登山口がある。今回は短縮登山口からのピストン。
朝イチの所用をすませてからの出発。

1246 休憩@桂沢湖


富良野経由なので桂沢湖で第1休憩。桂沢ダムによる人造湖。チープな恐竜像はティラノサウルス三笠市は地層から化石が多数出土し、エゾミカサリュウという肉食恐竜が発見されたため、モニュメントとして置かれている。だがこのエゾミカサリュウティラノサウルスと同様の肉食恐竜と思いきや、海棲恐竜だったことが判明したらしい。なんのこっちゃ。
富良野美瑛間の国道237号は今時期アホみたいに渋滞しているだろう。富良野市街手前で道道985号に入り国道38号へ合流する。富良野をバイパスするのは新得方面ならこのルート、旭川方面なら抜け道を学田へ出て道道759号に抜けるしかない。最近は抜け道も知れ渡っているのか、学田から富良野手前までの狭い道の交通量が多くなってきた。ちゃんとしたバイパス道が欲しいところ。

1417 道の駅 南ふらの



道の駅で第2休憩。はい、この時期にわざわざ富良野を経由したのはソフトを消化するためでございます。南富良野は金山湖などを擁する風光明媚な土地柄だが、道東道が帯広まで開通したため38号経由の選択肢が減り、立ち寄る機会が少なくなると思われるので。今のうちに。

道の駅の裏にはラベンダー畑があり、花が咲き乱れていた。時期的には最終盤だと思われる。

1435 幾寅駅



幾寅駅に寄ってみちゃったりして。映画「鉄道屋」の舞台となったことで有名。駅舎をそのまま使っており、その他のセットも観光資源として現存している。留萌本線恵比島駅みたいなもんだ。
お涙頂戴の度が過ぎるので浅田次郎は好みではない。もっとはっきり言えば嫌いだ。大っ嫌いだ。小さい「つ」を強調してお読みください。

1510 ドライブイン大雪園


盛りの良さで一部に有名な新得の大衆食堂。デカ盛り系サイトに紹介されてから名前が知られたと思う。再訪。
大盛りにするとラーメン丼で出てくる豚丼が一押しメニューとされている。普通盛り豚丼は既食。普通盛りでも通常より少し多め、肉の下から目玉焼きを掘り出せるステキな構造になっていたと記憶している。今回はカツ丼を注文してみた。

やはり通常の2〜3割増ほどの量がある。それほど多いわけではないが、大盛りにすると量がジャンプアップするので、ここは自重。味はやや薄味だろうか。ご飯量に比して具(いわゆるアタマ)が多いので、摂取塩分的にはちょうどよいかもしれない。特別うまいわけではないが、大衆食堂の味としては十分だろう。
盛りのよさと気安さが売りなのでサービスには期待してはいけない。あとこの店にはヌシのようなじいさんがいて、いつも店内でとぐろを巻いている。何をするでもなくカウンターに腰かけ、他の客に話しかけたりしているので注意。いや人畜無害だけど。

1550 くったり温泉 レイクイン


ここ数日、北海道も真夏日が連続している。気象庁が長期予報で「猛暑にはならない」と発表したときから、今年は暑くなると覚悟していた。気象庁発表は100%はずれるので、ある意味精度が高いともいえる。つーか最近の気象庁なんなのよ?
ま、というわけで汗をかいております。風呂にはいっておきましょう。道中にある屈足の温泉へ立ち寄り。
源泉は2つ、自家源泉のナトリウム-塩化物泉と、トムラウシ温泉のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。トムラウシからの運び湯で営業していたところに1本掘り当てた、ってことかな。露天は屈足湖を望む、すばらしいロケーション。湯船が高くて立ち上がらなければ見えないのは難点。あと虫が多いのは…こればっかりはどうしようもないが、アブがいるのは閉口した。湖を見ようと立ち上がるとアブが寄ってくる。どうにも落ち着かない。

入浴後敷地内から屈足湖をながめる。これも屈足ダムによる人造湖だ。

1714 ここをキャンプ地とする



十勝ダム敷地内にある無料キャンプ場。今日はなんだ、ダム湖めぐりの旅か。放水路にはエゾシカがいてのんびり水を飲んでいる。どこから入り込んだやら。
ここもやはり虫が多く、日がかげって落ち着いてくるまで待ってからテント設営。温泉で買ってきたぬるいビールを飲んでうとうとしていると、パラパラと雨の音。一時は結構な本気降りの様相になった。おいおい、雨が降るなんて一言も聞いてないぞ。ホントどうなってんだ気象庁。予報するってレベルじゃねえぞ。
それまで無人だったのだが、雨が落ち着いた2100過ぎ、こんな時間から設営をはじめるグループが一組あらわれた。だいたい同じ時刻から起きていたので、おそらく同業者だと思われる。わナンバーだったので本州からの遠征組だろう。


つづく。