uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

富良野岳〜上ホロカメットク山日帰り縦走 その1

要旨

今年何回かトレッキングはしているが、登山といえる山にはまだ行っていない。そうだ山に行こう。

計画

週末になると決まってあやしくなる天気予報とにらめっこ。富良野から旭川にかけてだけ午前中晴れマークで、ほかは終日曇り予想。大雪か十勝岳か検討の結果、凌雲閣から富良野岳に登って縦走ルートを歩こうと決定したのが前日の勤務中。
難しい顔でなにか考え込むふりをして、どの山に行こうか考えていたというねw

行程

0440 自宅発

0400起床。朝食はマックをドライブスルー。275号か12号を早朝に走るときはどうしてもマックだ。走りながら食えるし、ちょうどよい位置に店舗があるので便利なのだ。チーズバーガー、チキンクリスプ、コーラMの氷ぬきが定番オーダー。

0723 登山口


岩見沢〜三笠〜桂沢湖経由。トラックにつかまることもなく、快調に走る。
凌雲閣までの道は3速でも速度が上がらないくらいの急勾配。冬に路面状況が悪くなると4駆が登りきれずに滑り落ちてくると聞いたけど、なるほどこりゃ厳しいわ。ロードバイクで登ってきたらしき集団がいたのには驚いた。車でもきついのに。
到着したのが0700ちょうどくらい。駐車場は広くて3〜40台くらい収容できそうなのだが、すでに満車状態。適当に空きスペースにとめる。土日は混むと聞いてはいたが、この時間で満車とは。もっと遅くなったら道の脇にとめるしかない。帰りは車が道路に鈴なりになっていた。

0742 安政火口の手前で渡渉


序盤はほとんど勾配のないゆるやかな登り。安政年間に噴火した巨大な爆裂火口を目指して歩き、手前で渡渉し右手へ進む。夏場は涸沢になるらしい。
いやあ、右方向の上部にガスがかかっておりますなあ。富良野十勝岳連峰が見えたとき山頂に雲がかかっているのを確認していたので、ある程度覚悟はしているが、テンション上がらないなあ。

0752 上富良野側は晴天


でも上富良野側は晴れている。十勝岳連峰が東から来る雲をさえぎっている格好。終始上富良野側は晴れ、新得側は曇り。

0759 上ホロ分岐


富良野岳と上ホロカメットク山のルート分岐点。ここから雪渓があらわれだす。まっすぐ進むと上富良野岳経由の上ホロカメットク山。右に進むと富良野岳。
富良野岳方面に入ったとたん、ドカーンという音が何度も聞こえてきて思わず足をとめる…うへえ、雷か。いやだなあ。この雲のかかり方なら稜線上は問題ないと思うけど、ちょっと怖い。雲の中じゃ雷は横に走るらしいから、何をしたって回避しようがない。雷雲に入らないのがいちばんの回避策だ。

0822 雪渓をトラバース

0825 やっぱり晴れてる上富良野


ここまではだいたいゆるやかなのだが、この大きな雪渓を横切っていった先から一気に高度を稼ぎにかかる。さあ行きますか、雲の中へ…

0845 ウコンウツギ

0845 エゾノハクサンイチゲ

0846 チシマキンバイのつぼみ?

0846 ハクサンチドリ?

0846 ミツバオウレン(ピンボケ)

0847 エゾノツガザクラ(ピンボケ)

0848 キバナシャクナゲ


稜線への登りに取りついたとたん、高山植物たちがあらわれはじめた。例によってなんの花だかさっぱりわからないのだが、ガスの中に向かう沈みがちな心をなぐさめてくれる。

0859 エゾコザクラ

0904 山頂直下に広がる広大なお花畑


山頂直下でついにガスの中に入った。そして周囲はチングルマとエゾコザクラの広大なお花畑だ。天気がよければさぞ見事な景色だろうなあ。


つづく。