uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

ついカッとなって温泉1泊

要旨・計画

もう2週間も雨が降り続いている。腐る…心も体も腐ってしまう…温泉でリフレッシュしてくる。

行程

1100 自宅発

朝食はにんじん、ツナ、卵の炒め。沖縄料理でいうところの「にんじんしりしり」。ツナ缶をオイルごとフライパンにあけ、千切りにしたにんじんと炒める。しんなりしたら溶き卵を投入。顆粒鶏がらスープの素と塩でシンプルに味付け。
にんじんが安かったので大量購入、大量消費メニューの一環。あとは煮物にしたりカレーライスを作ったり。まだ残ったら短冊薄切りをボイルして冷凍しておく。炒め物などに便利。

1249 倶知安駅


赤井川経由で倶知安に到着。ちょっとおもしろい店があるので、ここで昼飯を食っていく。

1252 かねまたみまた


岩内のご当地Bグルに、天ぷらラーメンというものがある。その名のとおり、ラーメンの上に天ぷらが乗っているという、何のひねりもない直球ストレートな一品。その天ぷらラーメンを出す店が倶知安にもあり、しかも老舗の駅前食堂だという話を聞き、ちょっと興味をひかれ、行ってみることにした。
場所は倶知安駅を下りて停車場線をまっすぐ1丁歩き、左側。いかにも町の老舗そば屋な風情。むかし、この店頭にそばの自動販売機があったらしいが、いまはなくなっている。駐車場はなし。田舎なので駅に駐車できるが、常識的に考えて駅に用事がある人が短時間駐車するためのものだろう。だがまあ正直な話、いままで怒られたことはないがw
内部はテーブル席が8席と小上がり3席だったかな。食券制だが、ちょっと変わった方式。入ってすぐ右側のカウンターが食券売り場で、おばちゃんがいるので注文を告げて清算。そのまま席につき、食券をテーブルに置いておく。するとさっきのおばちゃんが水を持ってきて、食券の半券を持っていく。このオペレーション、意味あるのかなあ?w 単に前金制だというだけで、食券の存在意義がよくわからないw

他に客は1組だけだったが、10分以上待たされて天ぷらラーメンが登場。うーん、まさしくだ。ラーメンに天ぷらが乗ったものだ。それ以上でも以下でもない。
ラーメンの味はよくある食堂系。動物系がベースのスープにやわらかめの麺。そば屋のラーメンはかえしを使った出汁が香るものが多く、ここもかえしを使用しているという話だったけど、魚介系の香りは感じなかった。昆布はいたような気もするが、カツオさんは行方不明。自分の舌がバカなだけだろう。
てんぷらはえびが2本。衣がぼてっとしたタイプ。そば屋の天ぷらだ。趣味蕎麦系の店ではカラッと揚がった天ぷらを出す店があるけど、暖かいそばの種物に使う場合、この手のぼってりした衣の方が断然うまい。ラーメンに乗ったときも同じ要領で、衣がラーメンスープを吸い、にじみ出た油があっさり目のスープにコクを与えている。うん、いや、悪くない。悪くないぞ、これ。
これほどB級感をかもしだすメニューもそうはない。むしろC級クラスだろう。だがそこがいい。うら寂れた田舎町(倶知安の方には失礼)の老舗そば屋で食すC級グルメ。旅情満点じゃないですか。できれば冬のJRで来てみたかった。
ただし値段は高い。900円はないなあ。ちょっと便乗値上げしすぎじゃないですかね?

1317 駅前をうろうろ


時間がたっぷり余っているので駅周辺をうろうろ。ニセコ方面からの帰りだと、1400から1500くらいに倶知安あたりを通ることが多い。自分的には昼飯の時間帯なのだが、適当な店が見つからなくて、いつも小樽まで出ることになる。この機会に繁華街を偵察してみたのだが、うーむ、こりゃダメだ。地方都市の駅前空洞化そのままの姿だ。小樽のほうが断然規模が大きいとはいえ、倶知安はいちおう後志地方の中心都市なのだが…
散策していると、子猫が木に登って下りられなくなるというマンガみたいな事案に遭遇。飼い主らが見守っていたのでそのまま通り過ぎる。帰り道で同じ場所を通ったら、ちょうど無事に下りてきたところだった。心配した親猫がナーオナーオと鳴いていて、その声に釣られて下りてきたみたい。かあちゃんに怒られるいたずらっ子の図だ。

1349 宿


かなり早いが、特にすることもないので宿に移動する。カフェが開いていたら時間まで飲んでるつもりだったが…中休みかい…うーむ。何もない山の中に建つリゾートホテルのカフェが中休み?連泊してホテル内でゆったり過ごす客は想定していないのだろうか。まあいいや。部屋の掃除が終わってさえいれば、多少早くてもチェックインできるしね。1時間も早着なので気が引けるのは確かだが。



すんなりチェックインして宿泊部屋へ。部屋のようすはこんな感じ。ごく普通のツインルーム。部屋の位置によって、花園牧場、羊蹄山、ワイスホルンが見えるらしい。この部屋は牧場ビュー。つまりいちばんグレードが低い位置。天気が悪いことはわかっていたのでまったく問題ない。土日ずっと雨が確定的なのを木曜の夜に確認し、ついカッとなって予約してしまったのだ。

1445 内湯

1445 内湯の奥側

1445 露天


当然すぐに温泉へ。貴重品ロッカーが100円有料だった。せこい商売してるなあ。部屋のキーしか持っていなかったし、日帰り客が数組のみで、宿泊者はいない時間帯なので使用せず。置き引き犯がいたとしても、わざわざ客室まで行かないだろう。どこに監視カメラがあるかわからないし。
ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉。無色透明無味無臭。37度の源泉がそのまま掛け流されている浴槽がひとつ。ほかは加温ありの掛け流し。塩素消毒もありらしいが、塩素臭は感じられなかった。全体に広く、檜風呂や足つぼ湯(床に石が埋め込まれている足湯)など趣向がこらされている。
おかしな加温のしかたをしているらしく、上澄みだけ馬鹿みたいに熱いのが困る。露天にいるときはなるべく加温湯が流れてくる場所から遠ざかって過ごした。
無加温浴槽は、ぬる湯の長湯好き的にジャストミート。これが露天にあったら1時間でも2時間でも入ってるな。冬は無理だけどw

1501 エコリビング

1504 セルフカウンター

1504 読書スペース


1階奥にある宿泊者用のリビングに行ってみる。コーヒーマシンや紅茶セットがあるカウンターや、雑誌等が置いてある読書スペースがある。冬季は外国人スキーヤーが多いニセコだけあって、洋書がたくさん揃っていたのが印象的。

コーヒーマシンを使って無料コーヒーをいただく。デロンギの業務用マシンで、豆を挽くところから始めるタイプ。うまかった。セブンカフェなんかとはひと味違うね。
ソファに座ってまったりしつつコーヒーを飲んでいると非常に心地よい空間だ。滞在中は何回も通ってしまった。

1509 展望テラス・羊蹄山方面

1510 展望テラス・花園牧場方面

1511 アンヌプリは雲の中


最上階は展望テラスとなっている。見に行ってみるが、やっぱり眺望はよくない。晴れていれば間違いなくいい景色だろうけど。

1526 風呂上がり


風呂上り、テレビを視聴しながらひとなごみ。夕食までにもう一回風呂に入りにいくなどして過ごす。
この宿の売店は、おみやげ物や女性が好みそうなグッズなどは豊富なのだが、お菓子や軽食、飲み物などが少ない。アルコール類に関してはまったく置いていない。ビールは自販機で調達した。山の中にぽつんと建つ宿なのだから、売店にはコンビニ的な品揃えがほしいところ。

1803 夕食



夕食会場へ向かう。しゃぶしゃぶ、すき焼き、焼肉の3種の肉料理から選ぶコースなのだが、すき焼きを選択。おおきめのすき焼き鍋がテーブルにどかんと鎮座している。というかさ、これだけかよw ひでえw 唯一後出しでうまきが出てきた。部屋に戻ってからプランを確認したら、たしかにメインと食事としか書いていなかった。看板に偽りなしだ。逆に後出しが一品だけ出た理由がわからないくらいだ。
けどねえ…宿のメシだからメインのほかにいろいろ出てくるだろうと勝手に考えていた自分が悪いんだけどさ、メインの量を減らしてでも品数出すべきだと思うよ。これだけのことで食事の印象がすごく悪くなった。引きずられて全体の印象も悪化する。


すき焼きを食いつつ日本酒4合瓶を1本あけ、部屋でさらに300ml瓶を飲んでいるうちに寝落ち。2100くらいだったと思う。

0729 内湯その2

0614 露天その2


0530ごろ自然に起床。ちょっと酒が残ってる。飲みすぎた。やっぱり日本酒5合以上は翌朝に残るな。
風呂は深夜と午前中に男湯と女湯が入れ替わる方式。日帰り利用者はどちらかにしか入れないが、宿泊者は両方入ることができる。朝風呂を楽しみつつ、他客の隙をついて風呂を撮影。温泉好きが多いのかなんなのか、朝5時台から入っている人が何人もいたし、その後もとぎれることがなく、ちょっと苦労した。いやべつに写真撮らなきゃ死んじゃうってわけでもないけど、ここには二度とこないしさ。

0708 朝食バイキング


朝食はビュッフェ方式。パン以外はひととおり取ってみたが、品数的にはこんなものだろうか。素材は悪くないと思う。

1220 自宅着

あとはのんびりテレビを視聴し、村田兆治の活を堪能するなどして1000チェックアウト。張本はあいかわらずだな。
帰りは5号線経由。道路はかなりすいていた。日曜日の昼間、小樽〜札幌の都市部を経由したのに100kmを2時間ジャスト。20分は近所での買い物に要した時間。すいていた理由はもちろんW杯だろう。自分もラジオ中継を聞きながら走っていた。中にはテレビ中継を見ながら運転しているのもいたろうな。そう考えるとちょっと怖い。

「近いにゃ」
いろいろ作業しているときに温めていただいたので…正直じゃま作業に支障が出ております。
「寒いのにゃ」
長雨は今日で終わりっぽいですよ。明日から伸びておられると思います。たまには温めてください。

まとめ


213.2km


交通費 ガソリン代(推定13リッター)
宿泊費 11598-2100
食費 900
酒代 300+1728+864

合計費用 \13,290- +ガソリン代(推定2,100)

反省点・感想等

・細かくいろいろあったけど抑えめに書いてみました。
・自然一流サービス三流とはよく言ったもので。
・リビングや温泉などの設備も悪くないのだがなあ。
・まあ夕食プランに関しては自分の先入観による確認不足だ。
・もやっと感が残った1泊。
・リフレッシュできなかったでござるの巻。
・次週(というか明日明後日)は晴れなのに所用のため休養。
・晴れなのに!