1145 自宅発
慣らしツーリングをかねて温泉1泊。それだけ。
今回の宿は混んでると一人泊できないところ。時期的に混んではいないだろうとは思っていたが、一応直前の1週間前に電話確認。普通に予約できた。
では行ってきます。
1238 ツーリング日和な毛無峠
4月なのに最高気温20度まで上がった日。札幌市内では信号待ちでじわっと汗が出るほどの陽気だった。しかし市内を離れて山間部に入ると逆に寒かったりするので調整が難しい。「がまんする」というのがもっとも単純なソリューション。
毛無峠で第1休憩。春にしては空気が澄んでいる方。
1444 昆布駅
倶知安からニセコパノラマラインに入って延々走ると、昆布温泉郷という、宿が数件あるだけの小さな温泉街がある。山の中なのに地名が昆布。むかし川を利用した荷の集積所があって、昆布をよく扱っていたかららしい。
到着したのが1430ごろでちょっと早かったので、少し先にある昆布駅を見学。函館本線の無人駅。北海道新幹線札幌延伸時にはおそらく廃止されるだろう駅。
1455 宿泊先
取って返すとちょうど15時になったのでチェックイン。
秘湯を守る会会員宿。昆布温泉郷のはずれ、少し奥まった場所にある。宿に入る脇道は200メートルほどの砂利ダート。
外観はぼろいが内部もぼろい。だが温泉好きという人種はそれを「鄙びている」と表現し、たいそう喜ぶ難儀な人たちなのである。
部屋はこんな感じ。鍵というものがついていない、昔ながらの旅館部屋。正確にいうとドアに鍵はついていたが、鍵を渡されなかった。貴重品はフロントに預けましょう。
窓からは池が見え、カモのつがいが優雅に泳いでいる。視界が広く、なかなかよい眺めだ。
落ち着いてひとなごみしたあと、さっそく風呂へ。内湯は奥に源泉がそそがれ、オーバーフローした湯が手前の浴槽に注ぎ込む段差方式。奥が高温、手前が低温になる仕組み。どう見ても源泉掛け流し。ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉。湯温は少し高めかな。露天は、すぐそばに流れる沢がちょっとした滝のようになっていて様子がよい。
1801 夕食
夕食は18時から。部屋食。
左上からシーフードグラタン、蒸しガキ、お造り3点、エビの湯葉巻煮物、タコ頭の酢味噌和え、ホヤの山かけ、お新香、海老頭のみそ汁。鍋は豚肉の味噌仕立て。通常はこれにおひつご飯がつく。酒を飲むのでご飯は下げてもらった。
絵面で見るとそれほどでもなさそうだが、けっこうなボリューム。食事内容で1泊2食の価格が3コースにわかれるのだが、これは真ん中のコース。たぶんシーフードグラタンがプラスかな?こってりしていてずしんと腹にたまった。調子にのって一番高いコースにしなくてよかったw
ホヤひさしぶりに食ったけど、独特のクセがやっぱり苦手だなあ。食えなくはないけど、進んで食うことは今後もないだろう。
その上にかかっていたとろろはアレルギーなので、これは生では食えない。煮上がった鍋に投入して火を通し、事なきを得た。
0702 朝風呂
22時すぎに就寝、翌6時起床。
7時〜9時のあいだ男湯と女湯が入れ替えになる。9時〜10時は清掃、日帰りは10時半から。逆の風呂に入れるのは宿泊者の特権。
こちらのほうが沢がきれいに見える。気温の影響で湯温も下がり、非常にいい湯加減。2時間しか時間がないのは残念だなあ。その間に朝食もあるのであわただしい。
0806 朝食
ここは朝食も部屋食。1人泊可で朝食が部屋食ってのはあまりないんじゃないかな。あと8時からってのもめずらしい。朝食はだいたい7時からが多い。
左上から厚揚げ炊き合わせ、焼き鮭、昆布佃煮、梅干し、温泉卵、三升漬け、おひたし、お新香、ふのりのみそ汁。ご飯は茶碗におひつ全量を盛った。1合弱くらいか。
0857 ニセコ駅
帰りは中山峠経由。ニセコ駅のすぐそばを通りかかったので撮影。
余裕があったのはここまで。このあと中山峠の手前から土砂降りの雨になり、ひどいめにあうことになる。ただでさえ雨で視界が悪いのに中山峠で雲の中に入り、ガスでまったく前が見えずですよ。車に追いつかれては、路肩が広いところを見つけて先に行かせてを繰り返し、疲れた疲れた。雨のときばかりは車はいいねえ、ワイパーもあればヒーターも効いてるもんなあ。とにかくブレーキさえ踏めば普通に止まるしねえ。