要旨
忙しかったころ、ついカッとなって温泉宿を予約してしまった。この時期なら行けるだろうという見込みがあったわけだけど。
目論見どおり休めそうなので、ゆったり一泊する。ついでに周辺の山にも登りたい。
計画
ついでの登山は天気がいいことが前提だったけど、快晴が確定的なようだ。
先週ニセコ連山から様子のよい姿が見えていた昆布岳に登ろう。
行程
0600 自宅発
朝食は吉野家で並一丁。中山峠越え、香川から裏道に入って最短コースをとるルート。
登山口へ続く山道に入る直前で腹の様子がおかしくなり、豊浦の道の駅まで10数キロ進んでトイレを借りる。
登山口駐車場にトイレがあるのは知っていたが、どうせ汚いに決まってるので使いたくない。トイレばかりはきれいじゃないとイヤ。それだけは譲れない。
0834 登山口
30分ほどロスしたがほぼ予定通りに登山口まで到着。目立つ看板が立っており、道路をはさんで向かいが駐車場になっている。
入山届けを確認すると、先行者は3組ほど。少ないなあ。結局山頂までに1組を追い抜き、3組とすれ違ったのみ。下りでは7〜8組とすれ違った。登りやすく、かつ絶景の山なのに、もっと人気があってもいいと思う。
0844 いきなり迷う
まーた入山直後に迷っちゃった。てへぺろ。
正規の登山道に入る看板を見逃したのと、地図に入っている登山道が現在の道とずれているのが原因。GPSのルートどおりに進んだら迷ったという罠。
GPSトラックでは間違ったルートは排除してあります。
0850 1合目に復帰!
なんとか道をみつけて登山道へ復帰。この山は7合目まで作業道を延々と歩いていくことになるのだが、標高が低い位置は作業道が縦横に張りめぐらされていて、非常にまぎらわしい。
まあ看板を見落とさなければ問題なかったのだが。
0934 昆布岳が見える
1時間ジャスト。5分休憩。
単調な登りが続いていたが、やっと少しだけ変化があらわれる。5合目を通り過ぎた先から少しだけ下りに転じ、奇岩の位置から昆布岳の姿がちらりと見えた。ここで休憩しなさいといわんばかりのポイントだ。
朝露で地面が濡れているので立ったままブラックサンダーを補給。最近行動食としてブラックサンダーにはまっております。ミニサイズの大袋を買って、ザックのポケットにいくつか突っ込んでおく。
1019 9合目
この合目表示が非常に正確だ。同じ負荷で登っていくと、ほぼ同じ時間で合目表示があらわれる。自分のペースだと登り1合10分強、下り1合8分というところ。9合目から先だけはもう少しかかるが。
ずっと作業道歩きだったが、7合目でやっと登山道らしくなってくる。が、やはり道は広々としていて歩きやすい。8合目から9合目までは急勾配で、ふうふう言いながら登りきるとようやく森林限界に至る。9合目で昆布岳が全容をあらわし、肩への登りと、もうひと登り、2段階登れば山頂に到達することが伺える。
9合目までは展望もなく、単調極まる道。しかしここから先は、いかにも山登りらしい、かなりの斜度を、ときには手足を使いながら登る道になる。そして周囲を見渡せば…なんたる絶景!
登っている途中ふと後ろを確認すると、ものすごい景色が見えて「うわあああ!すげええ!」と叫んでしまった。