uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

羅臼岳登山 その1

要旨

1日休みをとって山へ行くことにした。遠くてなかなか行けない山というと…知床だ。「地の涯」知床連山の主峰、羅臼岳に登ってこよう。

計画

行きは道東道経由。帰りは旭紋道経由。あと中標津のやまやに寄る。

行程

0600 自宅発

寝坊したw 5時発の予定だったのに。なぜかエサくれ目覚ましが機能しなかった。さてはやつら知恵つけてきやがったなご主人様がたがお知恵をつけてらっしゃる。夜明けが遅くなったとも言うw

0933 道の駅 あしょろ銀河ホール21


ワーーーープ!道東道乗り通してしまったw 思わぬ散財だが、ここで時間を取り戻す。
通して乗るのははじめてだが、やはり楽だな。夕張占冠間が開通したのが大きい。乗ってしまえば帯広まで行ける。どうせ夕張で1度降りなきゃならないから、という心理が働かない。いったん千歳まで遠回りするのが難点だが。ETC…?絶対導入しない。

1028 阿寒湖

1029 阿寒湖より雄阿寒岳を臨む

1034 アイヌコタン



阿寒湖に立ち寄ってみる。言わずと知れた天然記念物マリモの生息地だ。本来糸状の藻であるマリモが自然に球状になるのは世界でもめずらしいとか。ちなみに、おみやげで売られているマリモは手で丸めたもの。
そしておみやげと言えば、まりもっこり。一時のブームは過ぎ、下ネタ方面ではドスケベアーに台頭された感があるが、現地ではまだまだ一線で活躍している。しかしなぜ下ネタなのか…ドスケベアーに至っては生々しすぎる…

1102 双湖台

1108 双岳台


展望スポット、双湖台と双岳台。双湖台から見えるふたつの湖、上がパンケトー(下の湖)、下がペンケトー(上の湖)。本来のアイヌ語字義とは逆の位置に見える。湖畔へのアクセス路はない秘湖。双岳台からは手前に雄阿寒岳、奥に雌阿寒岳を臨む。雄阿寒岳はぶ厚い雲をかぶっている。天気予報は晴れだったのに、なぜこんなどんよりした雲が…この時点でかなり天候を心配したが、東に向かうごとに天気はよくなっていった。

1138 道の駅 摩周温泉


弟子屈の道の駅で休憩。で…弟子屈
以前はかなり小さな、はっきり言ってショボい道の駅だったが、建替えして立派な施設になった。温泉銀座弟子屈町らしく、足湯もある。
ここからちょっと寄り道ルートに入る。通常はなかなか通ることのない裏摩周へ向かい、神の子池を見学する予定だ。この寄り道をするために高速を使ったので、はずせない。まあ寝坊しなきゃよかった話なのだが。

1213 養老牛のシンボル牛マーク


養老牛地区を通ると、シンボルマーク「牛」が視界に入ってくる。このマーク、わりと有名なのだが、誰が維持しているのかは知らない。どうみても個人所有の牧草地なので、すぐ下にある牧場の主だろうか。
ちなみに養老牛にはかなり評判のいい温泉宿があり、オフシーズンには1人泊可だそうで、そのうち行ってみたいと思っている。

1228 裏摩周展望台


摩周湖にはいくつか展望台があるが、もっともマイナーなのがここ。アクセスが悪く景色もいまひとつなので人気がない。しかし最近は、神の子池のついでに立ち寄る客も増えているようだ。
霧の摩周湖というけれど、盆以降はすっきり晴れる日も多い。逆に6月から8月上旬くらいまではガスがかかる可能性大。なお個人的印象に基づいているので、保障はしかねます。

1245 神の子池




流れ出る川も流れ込む川も存在しない摩周湖の水位が変わらないのは、伏流水で他の湧水地とつながっているからだという。神の子池もそのひとつだと言われていたが、最近では異論もあるようだ。1日1万2千トンの水が湧出する池は、1年中水温が8度に保たれている。この温度のおかげで倒木が腐らず保存され、エメラルド色の水と相まって、幻想的な光景をつくりあげている。
このスポットの話を聞いたのは10年くらい前だったろうか。当時は知る人ぞ知る、という感じだったが、最近はかなり有名になってきている。ただしかなりの僻地にあり、ダート2キロの林道を走る必要があるので、美瑛の青い池ほどの観光地化は、しばらくはないだろう。

1350 食事処やまや


本来なら札弦の道の駅でソフトクリームを消化し、そのまま斜里へ抜けたほうが早いのだが、今回は中標津まで戻った。昼食ポイントが決まっているからだ。道の駅摩周温泉でソフトを摂取しなかったのも同じ理由。この店に来る前に血糖値を上げてしまうと、苦戦が予想されるから。
中標津の大盛り店、やまや。何を頼もうがデフォルト大盛り。なかでもやまやスペシャルがコストパフォーマンスが高いらしい。今日はこれをやっつけます。
小上がりが3席、テーブル席が多数。メニューはカレー、スパゲッティ(パスタではない。あくまでスパゲッティと呼びたい)、ハンバーグ等の洋食系から定食、丼ものまで雑多。基本、リーズナブルな大衆洋食店と考えてよいかと。全メニューが大盛りだが、チャレンジメニュー的な量ではなく、成人男性なら食が細くない限り完食可能。婦女子だときついかもしれない。

やまやスペシャルの内容は、推定でチキンライス1人前、ミートソース1.2人前、100gほどのハンバーグ、大ぶりのカラアゲ3個、目玉焼き。大盛り慣れした人ならすぐにピンとくると思うが、敵は味の濃さである。胃に余裕があっても飲み込めなくなってくるので注意が必要だ。ただ、量的にはそれほどでもないので、なんとかなるだろう。
好物のチキンライスを半分ほど消化したところでミートソースにとりかかる。ミートソースは特に味飽きが早いので、途中でカラアゲやハンバーグなどをはさみつつ食べ進める。目玉焼きが味のマイルド化に有用だったことを特筆しておきたい。最後に残ったチキンライス半分を、ほぐしながら胃に詰め込む。米がぎゅっと詰まっており、ほぐすと増量するのでモチベーションを削がれるが、基本大好物なので難なく完食。
腹具合としてはちょうど100%くらい。あと20%、無理すればもう20%くらい入らないでもない。ただ、もうこの日は、夕食は不要だった。これだけ食って1000円でお釣りがくるのだから、コストパフォーマンスはよい。味もまあ、それほどの特徴はないが、普通にうまい。いい店だと思う。
あと入店時に注文が重なっていたようで、オーダーから30分ほど待たされたことも記しておく。時間がないときは気をつけた方がいいかもしれない。


つづく。