uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

羅臼岳登山 その2

1541 道の駅 知床・らうす




知床とはアイヌ語で「地の涯」をあらわす言葉。寄り道を含み、札幌からここまで500km以上。まさしく地の涯にある、日本最東端の(違った、根室があった)道の駅に到着。さすがにこれほど遠い場所は、そうそう訪れる機会はない…と思ったけど、通算3度目の訪問だ。けっこう来てる。
ここでソフトクリームを消化。特にひねりのない直球ストレートのミルクソフト。その後3階屋上の展望台に登り、国後島を観察。多少もやっているが、天気がよいので肉眼ではくっきり見えた。写真にするとうっすらとしか見えないな。

1615 山塊ごしに見る根室海峡知床峠

1618 目の前に見える羅臼岳知床峠


知床峠。3回目にしてはじめて晴れた。最初はガス、2度目は雨だったと思う。羅臼岳が目の前にあり、ここから登山道開けば楽なのに…と思わざるを得ない。たぶん羅臼平からと同じくらいの距離だ。
そういえば羅臼側登山口がある熊の湯の様子を見るのを忘れていた。日本有数の秘湯で、野湯。羅臼温泉コースは上級者向きという情報なので、今回は岩尾別温泉コースから登る予定。

1723 ここをキャンプ地とする


ウトロ温泉街がある高台、ホテルが立ち並ぶ一角のどん詰まりに知床国設野営場がある。土地柄か、ファミリーよりチャリダーやライダーが多かった。へたなキャンプ場だとファミリーだらけで夜遅くまでバーベキューをやってたりするが、その点有利。11時すぎまで話しているのも何組かいたが、基本寝静まるのは早かった。サイト内に平らな場所を見つけにくいのは難点。

1726 夕陽台


野営場の裏が夕陽の展望スポットになっている。試しにおまかせで撮ってみたが、おお、けっこう撮れるもんだな。太陽をきちんと撮るにはちゃんとした機材じゃないと厳しいだろうけど、このくらい写れば記念スナップには十分じゃん。
この場所のとなりに「夕陽のあたる家」というホテルが建っていて、たぶん客室や風呂からこれと同じ景色が見えると思う。夕食は他のホテルのバイキングを利用するらしいが、食事にこだわらないなら、たぶんお勧め。泊まったことないけどw

1733 ウトロ温泉 夕陽台の湯


やはり夕陽スポットの並びに、日帰り専門温泉がある。ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。循環ろ過、塩素消毒。地元民は入浴料250円、他は500円。貴重品ロッカーが100円無返却なのが罠。何も考えず100円入れたら吸い込まれたので、ひっかかったと思った。
内湯と露天、どちらからも夕陽が見えるが、多少湯が熱めで長風呂は厳しい。熊の湯も熱いので有名だし、知床の温泉は基本高温湯なのかもしれない。源泉温度がどこも高いのだろう。
ウトロ温泉にはホテルが何軒も立ち並んでいるが、日帰りだと1000円とか取られるらしい。チャリダーなどは100%こっちへ来るのでタイミングによっては混むと思われる。けして広い施設ではないので、運が悪いと芋洗いになるかも。

0546 オシンコシンの滝



4時起床、朝食をとるなどしたのち撤収。7時登山開始の予定なので、人がいないうちにウトロ観光。
どうせなら五湖やカムイワッカに行ってみたいところだが、8月20日までマイカー規制があったり五湖は講習必須だったりで難しい。カムイワッカに至っては、規制がなかったにしても人が少ないこの時間に単独で行くのは危険だ。現在途中までしか行けないはずだが、それでもおそらく沢装備が必要なはず。
というわけで近場だけ回ることにする。だがそれでも見どころは多い。まずは名瀑百選オシンコシンの滝

0614 ウトロ市街@オロンコ岩

0619 ウトロ市街パノラマ@オロンコ岩


ウトロ港に戻りオロンコ岩に登る。標高60メートル。結構な急階段をひーふー言いながら登ると、かなり高度感のある岩の上に出る。登山前に体力使っちゃった。
市街が一望できるのでパノラマを撮ってみた。シャッターを押してから体を180度回転させると画像処理で自動的に合成される。途中で追尾できなくなると、そこまでの画像で保存する。この画像は途中で切れたが、成功すると7152×1080のパノラマ画像ができあがる。

0630 ゴジラ


奇岩ゴジラ岩。ちがう角度から見るとチ○コにしか見えないのだが、なるほどこのアングルならゴジラに見える。大玉ころがしをしているゴジラだ。

そろそろいい時間になったので登山口へ向かう。知床自然センターから五湖方面へ進み、分岐から岩尾別温泉方面へ入って数キロ、突き当たりに一軒宿ホテル地の涯がある。その裏手が登山口。


つづく。