uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

アポイ岳登山2013 その2

1320 様似市街方面

1322 右にピンネシリ、正面奥に日高山脈の山々


馬の背からの景色。空気がもやっているのでそれほど見通しはよくない。去年もこんな感じだったな。
山頂はダケカンバの疎林なので、ハイマツ帯になっている馬の背〜山頂下くらいがいちばん景色が良い。しかし、ハイマツ帯を抜けると突然山頂にダケカンバってのは、やっぱり不思議だ。この時期まだ葉が茂っていないので、遠目から見ると、山頂だけチョボチョボ毛が生えているように見える。

1343 山頂


休憩込み1時間40分、休憩なし1時間30分。去年より遅いな…まあ誤差範囲か。少なくとも進歩はしてない。
山頂には団体が4〜5グループたむろしている。非常に人口密度が高い。はじの方にスペースを見つけて腰を落ち着ける。すぐ横にあべこうじそっくりの話し方(男女とも)をするカップルがいて、終始いちゃいちゃしていたのでイラッと来たw
40分の大休止。カップ麺で昼食その2とし、コーヒーを入れて和む。いつもなら山頂の食事とか写真に取るんだけど、バカップルのおかげで萎えたw

1423 えりも岬遠望


そのまま下山すると早く着きすぎると思われるので、今年も幌満コースをとる。お花畑に花は咲いていないのは去年実証済み。えりも岬方面がわりあいよく見えるのが、このコース唯一のよいところ。そのほかにいいところはない。笹薮だしルートはわかりにくいしダニはいるしクマは怖いし鹿のフンだらけだし。鹿のフンは特にひどい。コース最初にある渡渉地点の靴洗い場で入念に靴の裏を洗っちゃった。本来外部からの種子持込をふせぐためのものだけど。

1548 下山


休憩込み1時間30分、休憩なし1時間25分。全体で休憩込み3時間50分、休憩なし2時間55分。下りは去年より早いかな。まあこれも誤差範囲か。
前方に人影があるが、この人、今回の自分とまったく同じ行動をしていた。こういうときって、なんとなく微妙な気分ですな。距離感の置き方がよくわからない。
アポイ山荘で降りなかったので「全身モンベルで固めといてスルーか!」と心の中で突っ込んじゃったのだが、下山時に再発見。降りる停留所を間違えたらしい(「アポイ山荘」バス停の1つ先に「アポイ登山口」というバス停があるが「アポイ山荘」の方が登山口に近い)。入林届を見ると自分の15分後に入山し、下山時間が同じなので、かなり速い。自分だって息が上がる寸前まで攻めて、標準タイムの3分の2で往復してるんだぜ。
案外ここ見てたりしてな…イェーイ見てるー?

1612 アポイ山荘


ビジターセンターを眺めて多少時間をつぶす。パネル展示が主で、地質や動植物などの説明がされている。小ぎれいで立派な施設だ。撮った花の同定がここでできた。
その後、帰りのバスまでアポイ山荘へ滞在。入浴、ビール、食事のコースで2時間まったりしていればバスの時間になる寸法。駐車場はびっしりだが、なにかの会合があったらしい。大浴場および休憩所はそれほど混んでいなかった。

休憩所でビールを嗜みながらツブとエビのカレーをいただく。ルーは業務用だと思われ、エビはこれも業務用の冷凍ものだろう。ツブはさすがに、業務用ってのはないと思う。食感はよかったが、ツブの風味がカレーに負けてる感はあった。サラダが地味に大量なのがポイント。
地元の漁師がピッチャーで酒盛りしてて、なにげに聞いていると乱暴な会話をしていて笑った。どこどこの爺さんがボケてるのに網引いててやばいとか、誰ぞが金かかる女にひっかかっててそんなもん買った方が早いだろとか。海の男は荒々しいですなあw
そんなこんなでビールを2杯飲んでいると時間になった。バスに乗り、JRを乗り継いでまっすぐ帰宅だ。
ところが…

2257 夜の岩見沢


なぜ岩見沢にいるかって話ですよ。これには深いわけが…いやぜんぜん深くない。間抜けな話。
帰りの列車で爆睡してたわけですよ。近年まれに見る爆睡。かろうじて記憶にあるのが、静内でそれなりの人数が乗ってきたところまで。次に気がついたら苫小牧だった。あわてて列車を降りると、となりのホームに「岩見沢行」って書いてある列車が入っていたわけですな。で、これに乗っちゃった。要するに完全に寝ぼけてたわけです。帰りの乗り継ぎは20分待ちで札幌行だって調べてあったのに。苫小牧から岩見沢行は室蘭本線だってわかってるのに。沼ノ端で気づけばまだ復帰可能だったけど、気づいたのは早来。時すでに遅し。
軽量化のため時刻表は持ってきていないので運転手さんに確認したところ、岩見沢から札幌への乗り継ぎは問題ないらしい。岩見沢方面からの最終電車で、これなら1日散歩きっぷのリミットである0時までに到着できるはず。到着が1時間ほど遅れる以外に問題はない。ほっと胸をなでおろす。一時はどうせタクシーなら栗山で降りたほうが早いだろうとか、栗山から野幌に向かえば終電間に合うかも?などいろいろ考えてしまった。
というわけで帰りのルートは次のようになりました。
JRバス 広尾発様似営業所前行 1802アポイ山荘→様似駅1810
2242D 様似発苫小牧行 普通 1827様似→苫小牧2127
1477D 苫小牧発岩見沢行 普通 2131苫小牧→岩見沢2253
292M 岩見沢発札幌行 普通 2305岩見沢→札幌2347

2351 夜の札幌駅


無事、日付が変わる前に札幌へ到着。駐輪場が閉鎖されるのも0時だったが、これも間に合った。ハプニングはあったが、結果問題なし。影響がない限りはハプニングも旅の醍醐味ですな。あまりにもアホなミスだったけど。

2410 自宅着


「なんのまねにゃ」
いつもの締めに使う御主人画像、帰宅後はさすがに撮る気力がなくてですね。放っておいたら今の今まですっかり忘れてました。下書きしておいた日記を投稿しようとして気がついた始末ですよ。ちょっと撮らせてください。
「ボケ症状にゃ」
いやもう最近めっきり単語が出てこなくて指示語が多くなったりして。列車乗り違えも寝ボケじゃなくて単なるボケかもしれません。

まとめ



沿面距離 9.986km
累積標高 973m
所要時間 03:47:20
行動時間 02:55:21


交通費 200+2200+290*2
入浴費 500
食費 (98*2+99)+800
酒代 800
飲物等 128+88

合計費用 \5,591-

反省点

・寝ぼけすぎ。

感想等

・毎年恒例になりそうな勢いだが、毎回同じだと飽きるな。
・前泊してピンネシリ縦走なんてどうだろう。1日目は途中下車しながらぶらぶらと。
・7時入山、9時アポイ岳、11時半ピンネシリ、14時アポイ岳、15時半下山。
・帰りがまた23時過ぎるな。1日目も丸1日使うとなると体力的にきついぞ…
・やるなら車で行った方がよさげ…例年なら桜の時期も過ぎて道も混まないだろうし。
・アポイ山荘1泊2食、7時半入山、16時下山。帰りのどこかの温泉で入浴。
・そして日高海岸線沿いの道の駅ソフト制覇か!それ魅力。
・ということで来年の計画が立ちました。気が早すぎ。